885 / 1,656
少しでも精進せねば!!
しおりを挟む
セレーナはその後も危なげなく参加者を倒していき本戦へ進む事が出来た。
まあ普通に考えてセレーナの実力は出会った頃から元々高かったし、あたしの家に来てからあたしや従者達との模擬戦、それとアンヌシアさんに鍛えられて更に強くいなっている。
だからこの結果は当然と言えば当然かもしれない。
「お姉さま勝ちました!!お姉さまが教えてくださったステップワークのお陰です!!」
ニコニコ顔でそう言って来たセレーナのを皆で祝福知る。
「おめでとう!!」
「セレーナお姉ちゃん凄かったよ!!」
「かっこよかった!!」
セレーナがニコニコしながらあたし達を見ていたけどいきなり悲しそうな顔になった。
「ガイル・・・ごめん貴方は悲しいはずなのに」
そっか・・・・ガイルの事を見てはしゃぐのを悪いと思ったのか。
「大丈夫だよセレーナお姉ちゃん!!僕はもっと強くなってまた参加して今度こそ優勝するんだ!、だから気にしないで今回の大会で優勝してよ!!」
「ガイル・・・・・・判ったわ今回は私が優勝するわ!皆の姉として!!」
いい話だなぁ・・・・・・・・・・・・・・・・ん?って事は今度あたしもこの大会で優勝しなきゃいけない?姉として?きっと気のせいだよね?うん気のせいだ!!
そして一日で12ブロック全ての試合が終わり24人が出そろった。
「さて皆さん!予選はこれにて終了とさせていただきます!!今回勝ち残った24人は3日かけてトーナメント方式で戦ってもらいます!!そして決勝戦は何と・・・・・・陛下と王妃様も観戦なされます!!」
・・・・・・・・・・本当に参加しなくて良かった!!もうこれ以上王様と知り合いになる気は無いからね!!
「そして本戦は明後日より開始いたしますので宜しければ応援に来てください!!そして本戦より各試合勝者予想賭博も開始しますのでご参加ください!!」
へえ賭け事もやるんだ?本格的だね。
「んじゃ今日はアズエルに戻ってゆっくりしよう」
ガイルとセレーナはきちんと休養をとってもらわないといけないしね。
「じゃあ行こうか」
「ちょっといいかな?」
闘技場を出て仮の拠点に行こうとしたら後ろから
「ん?アンタ誰?」
20代のフツメンの討伐者があたし達に声を掛けて来た。
でもあたしはこの討伐者を知らない。
「声を掛けてのは君じゃなくて後ろにいる君だ」
その討伐者が指さしたのはガイルだった。
「僕ですか?」
「そうなんだ君に話があって声をかけさせてもらった、先程の試合見ていてね君を僕のパーティーに誘いたいんだ」
へえ・・・・・あたしも試合を見てガイルの事を凄いと思ったから他の人もそう思っても不思議じゃないね。
「その若さでその強さ、ぜひうちに来て欲しいんだ」
ガイルは暫く考えた後男性討伐者に深々と頭を下げる。
「ごめんなさい!僕のホームは此処じゃないんです、旅の途中の腕試しで参加したんでお兄さんのパーティーには入れません」
少しほっとした・・・・ガイルが決める事だからあたしは何も言えないし何も決められない。
もしこの人のパーティーに入る事になったらガイルは【レスティオール】に残る事になる。
まあ【転移魔法】があるから会いたいときには会いに来れるけど、やっぱり寂しく感じてしまう。
そんな事を考えていたらガイルが断ってほっとしているあたしがいる・・・・・あたしもまだまだ未熟だね・・・・・この子達に誇られるように少しでも精進せねば!!
「そうか・・・・・残念だ」
「すいません」
その後10分位討伐者のお兄さんとガイルが少し話をしてからあたし達はお兄さんと別れた。
「いいの?せっかくっ誘ってくれたのに?」
「うん、ブロードさんにまだいろいろ教わっている所だから、それに僕のホームはアズエルなんだよ」
「そっか」
あたしはガイルの頭を撫でた後歩き出す。
「アズエルに戻ろうか」
まあ普通に考えてセレーナの実力は出会った頃から元々高かったし、あたしの家に来てからあたしや従者達との模擬戦、それとアンヌシアさんに鍛えられて更に強くいなっている。
だからこの結果は当然と言えば当然かもしれない。
「お姉さま勝ちました!!お姉さまが教えてくださったステップワークのお陰です!!」
ニコニコ顔でそう言って来たセレーナのを皆で祝福知る。
「おめでとう!!」
「セレーナお姉ちゃん凄かったよ!!」
「かっこよかった!!」
セレーナがニコニコしながらあたし達を見ていたけどいきなり悲しそうな顔になった。
「ガイル・・・ごめん貴方は悲しいはずなのに」
そっか・・・・ガイルの事を見てはしゃぐのを悪いと思ったのか。
「大丈夫だよセレーナお姉ちゃん!!僕はもっと強くなってまた参加して今度こそ優勝するんだ!、だから気にしないで今回の大会で優勝してよ!!」
「ガイル・・・・・・判ったわ今回は私が優勝するわ!皆の姉として!!」
いい話だなぁ・・・・・・・・・・・・・・・・ん?って事は今度あたしもこの大会で優勝しなきゃいけない?姉として?きっと気のせいだよね?うん気のせいだ!!
そして一日で12ブロック全ての試合が終わり24人が出そろった。
「さて皆さん!予選はこれにて終了とさせていただきます!!今回勝ち残った24人は3日かけてトーナメント方式で戦ってもらいます!!そして決勝戦は何と・・・・・・陛下と王妃様も観戦なされます!!」
・・・・・・・・・・本当に参加しなくて良かった!!もうこれ以上王様と知り合いになる気は無いからね!!
「そして本戦は明後日より開始いたしますので宜しければ応援に来てください!!そして本戦より各試合勝者予想賭博も開始しますのでご参加ください!!」
へえ賭け事もやるんだ?本格的だね。
「んじゃ今日はアズエルに戻ってゆっくりしよう」
ガイルとセレーナはきちんと休養をとってもらわないといけないしね。
「じゃあ行こうか」
「ちょっといいかな?」
闘技場を出て仮の拠点に行こうとしたら後ろから
「ん?アンタ誰?」
20代のフツメンの討伐者があたし達に声を掛けて来た。
でもあたしはこの討伐者を知らない。
「声を掛けてのは君じゃなくて後ろにいる君だ」
その討伐者が指さしたのはガイルだった。
「僕ですか?」
「そうなんだ君に話があって声をかけさせてもらった、先程の試合見ていてね君を僕のパーティーに誘いたいんだ」
へえ・・・・・あたしも試合を見てガイルの事を凄いと思ったから他の人もそう思っても不思議じゃないね。
「その若さでその強さ、ぜひうちに来て欲しいんだ」
ガイルは暫く考えた後男性討伐者に深々と頭を下げる。
「ごめんなさい!僕のホームは此処じゃないんです、旅の途中の腕試しで参加したんでお兄さんのパーティーには入れません」
少しほっとした・・・・ガイルが決める事だからあたしは何も言えないし何も決められない。
もしこの人のパーティーに入る事になったらガイルは【レスティオール】に残る事になる。
まあ【転移魔法】があるから会いたいときには会いに来れるけど、やっぱり寂しく感じてしまう。
そんな事を考えていたらガイルが断ってほっとしているあたしがいる・・・・・あたしもまだまだ未熟だね・・・・・この子達に誇られるように少しでも精進せねば!!
「そうか・・・・・残念だ」
「すいません」
その後10分位討伐者のお兄さんとガイルが少し話をしてからあたし達はお兄さんと別れた。
「いいの?せっかくっ誘ってくれたのに?」
「うん、ブロードさんにまだいろいろ教わっている所だから、それに僕のホームはアズエルなんだよ」
「そっか」
あたしはガイルの頭を撫でた後歩き出す。
「アズエルに戻ろうか」
111
お気に入りに追加
1,280
あなたにおすすめの小説
転生したおばあちゃんはチートが欲しい ~この世界が乙女ゲームなのは誰も知らない~
ピエール
ファンタジー
おばあちゃん。
異世界転生しちゃいました。
そういえば、孫が「転生するとチートが貰えるんだよ!」と言ってたけど
チート無いみたいだけど?
おばあちゃんよく分かんないわぁ。
頭は老人 体は子供
乙女ゲームの世界に紛れ込んだ おばあちゃん。
当然、おばあちゃんはここが乙女ゲームの世界だなんて知りません。
訳が分からないながら、一生懸命歩んで行きます。
おばあちゃん奮闘記です。
果たして、おばあちゃんは断罪イベントを回避できるか?
[第1章おばあちゃん編]は文章が拙い為読みづらいかもしれません。
第二章 学園編 始まりました。
いよいよゲームスタートです!
[1章]はおばあちゃんの語りと生い立ちが多く、あまり話に動きがありません。
話が動き出す[2章]から読んでも意味が分かると思います。
おばあちゃんの転生後の生活に興味が出てきたら一章を読んでみて下さい。(伏線がありますので)
初投稿です
不慣れですが宜しくお願いします。
最初の頃、不慣れで長文が書けませんでした。
申し訳ございません。
少しづつ修正して纏めていこうと思います。
異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。
【書籍化決定】俗世から離れてのんびり暮らしていたおっさんなのに、俺が書の守護者って何かの間違いじゃないですか?
歩く魚
ファンタジー
幼い頃に迫害され、一人孤独に山で暮らすようになったジオ・プライム。
それから数十年が経ち、気づけば38歳。
のんびりとした生活はこの上ない幸せで満たされていた。
しかしーー
「も、もう一度聞いて良いですか? ジオ・プライムさん、あなたはこの死の山に二十五年間も住んでいるんですか?」
突然の来訪者によると、この山は人間が住める山ではなく、彼は世間では「書の守護者」と呼ばれ都市伝説のような存在になっていた。
これは、自分のことを弱いと勘違いしているダジャレ好きのおっさんが、人々を導き、温かさを思い出す物語。
※書籍化のため更新をストップします。
リリゼットの学園生活 〜 聖魔法?我が家では誰でも使えますよ?
あくの
ファンタジー
15になって領地の修道院から王立ディアーヌ学園、通称『学園』に通うことになったリリゼット。
加護細工の家系のドルバック伯爵家の娘として他家の令嬢達と交流開始するも世間知らずのリリゼットは令嬢との会話についていけない。
また姉と婚約者の破天荒な行動からリリゼットも同じなのかと学園の男子生徒が近寄ってくる。
長女気質のダンテス公爵家の長女リーゼはそんなリリゼットの危うさを危惧しており…。
リリゼットは楽しい学園生活を全うできるのか?!
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
転生社畜、転生先でも社畜ジョブ「書記」でブラック労働し、20年。前人未到のジョブレベルカンストからの大覚醒成り上がり!
nineyu
ファンタジー
男は絶望していた。
使い潰され、いびられ、社畜生活に疲れ、気がつけば死に場所を求めて樹海を歩いていた。
しかし、樹海の先は異世界で、転生の影響か体も若返っていた!
リスタートと思い、自由に暮らしたいと思うも、手に入れていたスキルは前世の影響らしく、気がつけば変わらない社畜生活に、、
そんな不幸な男の転機はそこから20年。
累計四十年の社畜ジョブが、遂に覚醒する!!
5歳で前世の記憶が混入してきた --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--
ばふぉりん
ファンタジー
「啞"?!@#&〆々☆¥$€%????」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
五歳の誕生日を迎えた男の子は家族から捨てられた。理由は
「お前は我が家の恥だ!占星の儀で訳の分からないスキルを貰って、しかも使い方がわからない?これ以上お前を育てる義務も義理もないわ!」
この世界では五歳の誕生日に教会で『占星の儀』というスキルを授かることができ、そのスキルによってその後の人生が決まるといっても過言では無い。
剣聖 聖女 影朧といった上位スキルから、剣士 闘士 弓手といった一般的なスキル、そして家事 農耕 牧畜といったもうそれスキルじゃないよね?といったものまで。
そんな中、この五歳児が得たスキルは
□□□□
もはや文字ですら無かった
~~~~~~~~~~~~~~~~~
本文中に顔文字を使用しますので、できれば横読み推奨します。
本作中のいかなる個人・団体名は実在するものとは一切関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる