レディース異世界満喫禄

日の丸

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かもしれない!!

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教えてもらった道を進み王家の居住区が見えると当たり前だけど出入り口を騎士が10人くらい守っていた。



「さて・・・・・・そろそろ始めようかセイ」



「畏まりました」



あたしはその言葉を言うと共に走り出し、セイも合わせるようにはしり騎士に襲い掛かる。



「何だ貴様等!!」



「敵襲!!もしもの為に応援を呼べ!!」



さすが近衛騎士だね迅速な対応だ、瞬時に状況を理解し応援まで呼ぶとは。



「けどあたし達の敵じゃない」



セイとあたしに意識を狩り取られ横たわる騎士達を見ながらそう言った後居住区の中に入るとこっちに向かってくる近衛騎士を見ニヤリ。



「そっちにバカ王がいるわけだ」



左右に分かれた廊下があるんだけど右側から近衛騎士が大勢やってくる、つまりはバカ王を護衛していて入り口死守の応援の為にやって来たという訳だ、間に合ってないけど!!

ラーニアさんが教えてくれたけどここまでくれば相手が教えてくれる・・・・・・と!間抜けだね!!



「もう居住区に入ってるだと?守っていた奴等はかなりの腕を持つ者達だ、それを倒すとはかなりの使い手だ気をつけろ!」



そう言ってあたしに切りかかってくる近衛騎士、この騎士は強い!多分メイシェルの副団長クラスだ!!

流れるような斬撃を繰り出してくるけど、あたしは日光で受け、流し、そして躱す。



「アンタ中々強いね」



躱しきった所でそう言うと息が上がってきている騎士が苦笑しながら口を開く。



「ぬかせ俺の数倍は強いくせに、判りきってるが一応聞こう、何をしにここに来た?」



「バカ王をぶん殴りに来た」



「そうか、ならば俺達は負けるわけにはいかないな」



『殴りに来た』と聞いて驚いた顔をした後真顔に戻り剣を構え直す近衛騎士。



「ジャンヌ様、こちらは終わりました」



その言葉にあたしはセイに視線を向けると20人位の近衛騎士が倒れていた。

流石セイ良い仕事をする!



「いつの間に・・・・・・・・って『ジャンヌ様』?貴様が【ドラクーン】の首魁のジャンヌダルクか!」



「そうさ、あたしが【ドラクーン】のリーダー、ジャンヌダルクだべさ!!」



切り掛かってくる剣を躱してがら空きになった右肩に日光を振り下ろし一撃を入れる。

それを何とか体を捻り躱して転がる騎士が立ち上がり息を切らせる。



「嫌になるほど強いな、けど引けないのでな貴様の腕の一本でももらって仲間に会いに行く」



捨て身でくるらしい・・・・・・・めんどくさ!!



「【パラライズミスト】【スリープ】」



アンタの自己満足に付き合う義理は無い!!寝てろ!!



「行こうか」



「畏まりました」



近衛騎士が走って来た右側の廊下を歩いていき幾つかのドアがあってので開けながら誰もいない事を確認しながら進む。

進んで行くと廊下に一人の騎士が立っていてあたし達を見てニヤリと笑う。



「レッダ達をを倒したのか、これは楽しめそうだ」



そう言った後に剣を引き抜いて構え・・・・・消えた、があたしは右側に日光を振り下ろす。



「見えてるのか」



日光を受け止めて、驚く男に今度はあたしがニヤリと笑う。



「ただ早いだけなら何とでもなるもんさ」



消えたように見えたけど、実際は高速で動いて死角に入って消えたように見せているだけで、タネが判っていれば対応はたやすい。



「アンタは強いだろうけど、あんた以上の奴とやり合ったことがあってね」



主にアンヌシアさんとかドルクとかね!!しかもあたしはやりたくなかったのに!!



「なるほど・・・・・・だか俺もあの方の剣として負けるわけにはいかんのでな!!」



踏み込んで横凪を放って来たので、バックステップで躱し。剣が通りすぎた所で思いっきり踏み込んでその勢いを利用したボディーブローをプレゼントし意識を刈り取る。



「さっきの騎士より強かったって事はここにいるのかな」



一つの扉の前で守るように戦っていたのであたしの目当てのバカ王がこの部屋にいる・・・・・・・かもしれない!!

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