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報告したかったんだ!!
しおりを挟む「さて・・・・・・王都が見えて来たね・・・・・・皆に停止してもらって」
朝のやり取りから5時間・・・・・・・・・まさに『王都』と言わんばかりの発展をしている街並みと豪華なお城が視界に入って来た。
停止して少ししたら、ラッチさん達隊長格全員があたしの所に集まって来た。
「決めた通りシン達が北門をノックして1時間後にラッチさん達も始めて、その1時間で皆の食事や休憩をキッチリ取らせてね始まったらもう休めないから」
喧嘩して疲れたから休ませては無いからね。
「わかっております、ジャンヌ殿はその1時間はどうされるのですか?貴女の言いようだと別行動をとるように聞こえますが?」
ラッチさんにそう聞かれたので頷く。
「あたしとセイは今から別行動するよ、ラッチさん達がおっぱじめた後に離れると目立つし、転移魔法を向こうにみられるわけにはいかないからね」
「なるほど・・・・・・判りました、ジャンヌ殿が一番人数が少ないのです油断はしないでください、セイ殿我々のリーダーを頼みます」
セイに深々と頭を下げた後にラッチさんは他のメンバーに指示を出し始める。
「マリッサ、ミレーヌ殿と共に皆に休憩を取らせるよう指示を!他の部隊長をは私とここに残れ!!最終確認をするぞ」
「「「「「「はっ!!」」」」」
あたしはそれをみた後にシン達とアニマルズとドラゴンズを見渡す。
「あたしの我儘に付き合わせてごめんね?でも今回は皆の協力が必要なんだ、だから頑張ってね」
アニマルズとドラゴンズはすり寄って来たので撫でる。
「レン様、我々は貴女の為にここにいます、それはアニマルズとドラゴンズも一緒ですだからこそ力を貸すのです、ですので『あたしの我儘に付き合わせてごめんね?』ではなくただ一言『皆を信じているから頑張って』でよいのです」
真剣な顔でシンが言って来たのであたしは頷く。
「北門は任せた!!」
その一言に皆は微笑み頷く。
「あたしは離れた場所に行った後に、一度エルスさんに会って来る」
あたしがラッチさん達と別行動をする本当の理由はこれ。
ラッチさん達には短距離転移魔法の【ワープ】しか使えないと言ってあるので長距離転移魔法である【テレポート】は使えない、なので誰もいない所で使いたいのだ。
「判りました、ではレン様【アラビータ】の王宮で会いましょう」
「うん」
オレオ達の背に乗り飛び立っていったシン達を見送った後に近場に丁度いい林があったのでそこに向かい歩いていく。
そして無事についた後に【エリアサーチ】を使い周りに誰もいないことを確認したとに、転移魔法を使った。
ダラスのカグヤ商会の執務室に転移すると誰もいなかったので部屋を出る。
「あれ?オーナー?来てたんですか?」
廊下を歩いているエリーゼがあたしに気がついて声を掛けて来た。
「さっきね、エルスさんは何処に居るかわかる?」
「今倉庫にいますよ、在庫の確認だそうです」
「ありがとう」
そう言ってエリーゼと別れ倉庫に行くとリストを見ながら商品を確認するエルスさんがいた。
「エルスさん」
声を掛けるとこっちをを向き一礼をした後微笑む。
「お帰りなさいませレン様、どうなされまいた?」
「今日王都に攻め込む、それとね昨日の夜ライの結婚が決まったんだ!!相手はもちろんミレーヌだよ!!」
この事をエルスさんに報告したかったんだ!!
あたしの言葉にエルスさんがとてもうれしそうな顔になる。
「それはとてもおめでたい事ですね!!」
「そうなんだ!だからこの喧嘩が終ったら二人の結婚式をしてあげたいんだ、その手配をして欲しい、場所は【銀狼の寝床】で!」
【銀狼の寝床】でやれば食事も用意できるしね!!
「それはいい考えですね!早速モンドさんに相談しますわ、ですがいつそちら落ち着つくかわからないので、やるときはそうですね・・・・一週間前くらいに連絡をください」
まあ用意するものをあるしその日はお客さんに休みだと知らせなきゃいけないからね。
そして色々とエルスさんに頼んだ所で1時間は過ぎたので立ち上がる。
「行かれるのですね?どうぞご無事に戻ってきてください」
「うん必ず」
そう言った後に転移魔法を使いさっきの林に転移した。
そして林を出ると・・・・・・・・・戦闘は始まっていた。
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