レディース異世界満喫禄

日の丸

文字の大きさ
上 下
795 / 1,656

あたしを信じて!!

しおりを挟む

「おはようございますレン様、朝ですよ」



ミズキが起こしに来たので起きることにした。

昨日あれからベへモスのかつ丼を食べ、お風呂に入りのんびりと起きていようと思っていたら、うちの子達全員に『お願いですから寝てください』と全員に言われたので就寝した。



「おはようミズキ、お客さんは来た?」



「いらっしゃいませんでした」



ふむ・・・・・完全に王都を決戦地と決めて待ち構えてるのかな?あと一日でつくから今日はうごかないのがいいかな?決戦準備と休養を兼ねて。



「お食事の用意が出来ました」



カナデかそう言って来たので皆で食べた後に隊長格全員に集まってもらった。



「おはよう皆よく寝れた?」



皆が苦笑しながら頷いていたのを見てから口を開く。



「今日はこのまま此処に留まろうと思うんだ」



あたしの提案に皆が驚いたような顔で立ち上がったので話の続きを話す事にする。



「王都までは一日の距離、なのに王国軍は仕掛けてこない・・・・・って事は向こうは王都を決戦地にし 

待ち構えてるとあたしは思う、なので今日は決戦準備と休養に一日を使う」



あたしの説明を聞き椅子に座り直して考え始める。



「なるほど・・・・・・確かにその方がいいかも知れませんな」



ラッチさんがそうぼそっと言ったので皆がラッチさんに視線を向ける。



「王都決戦の時に使いたい物をいつ作るかを考えていたのですが、今日作れそうですな」



どうやらラッチさんは賛成らしい。

その後に皆が納得してくれた。



「で?何を作りたいのさ?人手が欲しいなら手伝うよ?」



ラッチさんが苦笑しながら首を左右に振る。



「それこそジャンヌ殿はゆっくりとお過ごしください作りたいのは破城槌です、なのでうちの工作部隊に作ってもらいますよ」



まあ間に合うんだったらそれでいいんだけどさ。



「アルベルド、ガラム、頼みたいが事あるこの後に私の所に来てくれ、他は部下にこれからの事を説明し休むように」



ラッチさんがそう矢継ぎに指示をだしていき最後にあたしを真剣な顔で見つめる。



「先ほども言いましたがジャンヌ殿はゆっくり休んで下さい、我々は貴女に頼り、負担をかけてきました・・・・・なので今日一日はゆっくりとしてください」



深々と頭を下げならがラッチさんがそう言うと、それを見た他の隊長全員も頭を下げだした。



「わかったべ!だから頭を上げて!!ゆっくりさせてもらうから!!」



いきなり頭を下げるのは反則だと思うんだ!!心臓に悪すぎだべ!!



「そうしてください・・・・・シン殿よろしくお願いします」



そこで念を押すようにシンに頼まないで!!あたしを信じて!!



そんなやり取りの後に隊長達と別れあたしはティータイムに。



「レン様これから何をなさいます?」



ゆっくりとするんだったら・・・・・・・これだ!!



「風呂に入る」



朝風呂だ!!その後にアニマルズとドラゴンズ皆でダラダラするべ!!



「畏まりました少しおまちください、すぐに湯を張ってまいりますから」



ミズキがそう言って席を離れて行った。



「ギンガ達も入る?」



のべーっと寝転がっていたギンガ達が立ち上がって、あたしを見つめてきたのでギンガ達も入るのは決定。

朝風呂に入るなんてなんて贅沢な事だ!!あたしが求めてる生活はこういう生活なんだべ!!

早くその生活を得られるように頑張る!!



「はぁぁぁぁ・・・・いい湯だべ」



「そうよねー朝からお風呂なんてすばらしいわー」



ついでだからユナも誘って一緒に入浴中、そしてユナがいるという事はもちろんウイーナさんも入浴しているのだ。



「本当にいいのか?他の者は忙しそうにしているのだが・・・」



「いいんだよ、うちの隊長全員に休めって言われてるからね」



これであたしが何かしていたら怒られてしまうべよ。



「ならいいのですが・・・・・・」



「ウイーナさん、もうお風呂に入ってるんだからお風呂タイムを楽しもう?」



「・・・・・・・そうだな、そうさせてもらおうか」



あたしの言葉に微笑んだ後肩まで湯につかり幸せそうに微笑んだ。

しおりを挟む
感想 1,344

あなたにおすすめの小説

伯爵令嬢の秘密の知識

シマセイ
ファンタジー
16歳の女子高生 佐藤美咲は、神のミスで交通事故に巻き込まれて死んでしまう。異世界のグランディア王国ルナリス伯爵家のミアとして転生し、前世の記憶と知識チートを授かる。魔法と魔道具を秘密裏に研究しつつ、科学と魔法を融合させた夢を追い、小さな一歩を踏み出す。

魔法が使えない令嬢は住んでいた小屋が燃えたので家出します

怠惰るウェイブ
ファンタジー
グレイの世界は狭く暗く何よりも灰色だった。 本来なら領主令嬢となるはずの彼女は領主邸で住むことを許されず、ボロ小屋で暮らしていた。 彼女はある日、棚から落ちてきた一冊の本によって人生が変わることになる。 世界が色づき始めた頃、ある事件をきっかけに少女は旅をすることにした。 喋ることのできないグレイは旅を通して自身の世界を色付けていく。

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた

佐藤醤油
ファンタジー
 貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。  僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。  魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。  言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。  この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。  小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。 ------------------------------------------------------------------  お知らせ   「転生者はめぐりあう」 始めました。 ------------------------------------------------------------------ 注意  作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。  感想は受け付けていません。  誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。

治療院の聖者様 ~パーティーを追放されたけど、俺は治療院の仕事で忙しいので今さら戻ってこいと言われてももう遅いです~

大山 たろう
ファンタジー
「ロード、君はこのパーティーに相応しくない」  唐突に主人公:ロードはパーティーを追放された。  そして生計を立てるために、ロードは治療院で働くことになった。 「なんで無詠唱でそれだけの回復ができるの!」 「これぐらいできないと怒鳴られましたから......」  一方、ロードが追放されたパーティーは、だんだんと崩壊していくのだった。  これは、一人の少年が幸せを送り、幸せを探す話である。 ※小説家になろう様でも連載しております。 2021/02/12日、完結しました。

聖女の力を隠して塩対応していたら追放されたので冒険者になろうと思います

登龍乃月
ファンタジー
「フィリア! お前のような卑怯な女はいらん! 即刻国から出てゆくがいい!」 「え? いいんですか?」  聖女候補の一人である私、フィリアは王国の皇太子の嫁候補の一人でもあった。  聖女となった者が皇太子の妻となる。  そんな話が持ち上がり、私が嫁兼聖女候補に入ったと知らされた時は絶望だった。  皇太子はデブだし臭いし歯磨きもしない見てくれ最悪のニキビ顔、性格は傲慢でわがまま厚顔無恥の最悪を極める、そのくせプライド高いナルシスト。  私の一番嫌いなタイプだった。  ある日聖女の力に目覚めてしまった私、しかし皇太子の嫁になるなんて死んでも嫌だったので一生懸命その力を隠し、皇太子から嫌われるよう塩対応を続けていた。  そんなある日、冤罪をかけられた私はなんと国外追放。  やった!   これで最悪な責務から解放された!  隣の国に流れ着いた私はたまたま出会った冒険者バルトにスカウトされ、冒険者として新たな人生のスタートを切る事になった。  そして真の聖女たるフィリアが消えたことにより、彼女が無自覚に張っていた退魔の結界が消え、皇太子や城に様々な災厄が降りかかっていくのであった。

「不細工なお前とは婚約破棄したい」と言ってみたら、秒で破棄されました。

桜乃
ファンタジー
ロイ王子の婚約者は、不細工と言われているテレーゼ・ハイウォール公爵令嬢。彼女からの愛を確かめたくて、思ってもいない事を言ってしまう。 「不細工なお前とは婚約破棄したい」 この一言が重要な言葉だなんて思いもよらずに。 ※約4000文字のショートショートです。11/21に完結いたします。 ※1回の投稿文字数は少な目です。 ※前半と後半はストーリーの雰囲気が変わります。 表紙は「かんたん表紙メーカー2」にて作成いたしました。 ❇❇❇❇❇❇❇❇❇ 2024年10月追記 お読みいただき、ありがとうございます。 こちらの作品は完結しておりますが、10月20日より「番外編 バストリー・アルマンの事情」を追加投稿致しますので、一旦、表記が連載中になります。ご了承ください。 1ページの文字数は少な目です。 約4500文字程度の番外編です。 バストリー・アルマンって誰やねん……という読者様のお声が聞こえてきそう……(;´∀`) ロイ王子の側近です。(←言っちゃう作者 笑) ※番外編投稿後は完結表記に致します。再び、番外編等を投稿する際には連載表記となりますこと、ご容赦いただけますと幸いです。

5歳で前世の記憶が混入してきた  --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--

ばふぉりん
ファンタジー
 「啞"?!@#&〆々☆¥$€%????」   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜  五歳の誕生日を迎えた男の子は家族から捨てられた。理由は 「お前は我が家の恥だ!占星の儀で訳の分からないスキルを貰って、しかも使い方がわからない?これ以上お前を育てる義務も義理もないわ!」    この世界では五歳の誕生日に教会で『占星の儀』というスキルを授かることができ、そのスキルによってその後の人生が決まるといっても過言では無い。  剣聖 聖女 影朧といった上位スキルから、剣士 闘士 弓手といった一般的なスキル、そして家事 農耕 牧畜といったもうそれスキルじゃないよね?といったものまで。  そんな中、この五歳児が得たスキルは  □□□□  もはや文字ですら無かった ~~~~~~~~~~~~~~~~~  本文中に顔文字を使用しますので、できれば横読み推奨します。  本作中のいかなる個人・団体名は実在するものとは一切関係ありません。  

外れギフト魔石抜き取りの奇跡!〜スライムからの黄金ルート!婚約破棄されましたのでもうお貴族様は嫌です〜

KeyBow
ファンタジー
 この世界では、数千年前に突如現れた魔物が人々の生活に脅威をもたらしている。中世を舞台にした典型的なファンタジー世界で、冒険者たちは剣と魔法を駆使してこれらの魔物と戦い、生計を立てている。  人々は15歳の誕生日に神々から加護を授かり、特別なギフトを受け取る。しかし、主人公ロイは【魔石操作】という、死んだ魔物から魔石を抜き取るという外れギフトを授かる。このギフトのために、彼は婚約者に見放され、父親に家を追放される。  運命に翻弄されながらも、ロイは冒険者ギルドの解体所部門で働き始める。そこで彼は、生きている魔物から魔石を抜き取る能力を発見し、これまでの外れギフトが実は隠された力を秘めていたことを知る。  ロイはこの新たな力を使い、自分の運命を切り開くことができるのか?外れギフトを当りギフトに変え、チートスキルを手に入れた彼の物語が始まる。

処理中です...