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ボッチ行動になる所だった!!
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「それと皆にもう一つ聞いておきたい事とがある」
これはこれからの事に関することで。最も重要な事だ。
「何でょうか?」
代表してラッチさんが聞いてきた。
「王都にはどれくらいの兵が残ってる?この前に2万あたし達にぶつけてこようとしたけど、流石に2万だけって訳じゃないべ?」
ハナムさんの話でも出たがもう王都は目と鼻の先なのだ、これからはいつでも大軍との戦う事を想定しておいた方がいい。
あたしの問いにアルベルドが立ち上がり口を開く。
「ダラスにいた時に調べた時は2部隊約5万が残っているとの事でした、後の部隊は東・西・北の反乱鎮圧に出向いているとのことです」
うちは1万ちょいだから5万対1万・・・数の上ではかなり不利だね。
まあ全然悲観視はしてないんだけどね!!
「お姉さま数では負けていますが、我々は諦めてはいません!」
「そうです!今作戦を考えてますから少しお待ちください」
「大将もう少しだけ待ってくれ、少しでも有利になるように考えてるんで」
あたしの沈黙を『不安になった』と勘違いをして皆が慌てて言って来たので思わず笑ってしまい、そんなあたしを怪訝な顔で見てくる皆を見てさらに笑ってしまった。
「悪い悪いあたしは別に悲観視してないんだよ、作戦があるからね」
あたしの言葉に皆が驚いた顔して固まり・・・・・その中で現実に戻って来たラッチさんが口を開く。
「その作戦とはどのような策ですか?」
皆が凝視した中あたしはラッチさんに問いかける。
「ねえラッチさん1万の軍勢と国を滅ぼす魔物の集団。アンタならどっちに多く兵を当てる?」
「それはもちろん・・・・・まさか!!」
そう!そのまさかを考えている、本当ならこの方法は取りたくなかったんだけどこれだけの戦力差がある以上アニマルズとドラゴンズに手伝ってもらうしかないと思ってる。
「これからかち合う部隊相手にはアニマルズとドラゴンズもお相手をしてもらう」
まずこれが今回の作戦の第一歩。
「【ドラクーン】に規格外の魔物がいると言う情報を向こうに知ってもらう、そして王都攻略の際に【ドラクーン】は南門から攻めてもらう、そして別部隊としてうちの従者とアリーヌにアニマルズとドラゴンズは北門から攻める」
ドラゴンズ達に乗せてもらい北門側に行き攻めてもらう。
「そうするとどうなると思う?」
「・・・・・・・確かに北門に戦力を多めに振りますな」
「だべ?」
5万いるなら半分以上を北門に向かわせると思うんだよね。
「って事でシンに北側の指揮を任せる出来るだけ兵を引きつけるように立ちまわっておくれ、それと北門のシン達の方が先に攻撃を始め約1時間後にラッチさん達も南門攻略を始める」
こうすれば向こうも多くの兵を北門の送る事になりそうだからね。
「畏まりました、我々従者一同ジャンヌ様の期待に応えらえれるように頑張らしていただきます」
これで安心できるね・・・・あ!
「セイだけはあたしについて来て」
「畏まりました」
あぶねえボッチ行動になる所だった!!
「ジャンヌ殿は我々と行動を共にするという事ですか?」
ラッチさんがあたしの言葉に引っ掛かりを覚えたのかどう問いただしてきたのであたしは左右に首を振る。
「あたしとセイは別行動をする・・・・・・・・王様をぶん殴ってくる」
「「「「「は?」」」」」
隊長格全員が声をそろえて『は?』と言ったけどうちの子達は当然と言わんばかりに頷いている。
「何だったら私もそっちにつこうか?」
アリーヌがクッキーを食べながら『散歩なら一緒に行くよ』のノリで言って来たので左右に首を振る。
「あたしのぶんまで北門で暴れておくれ」
「わかったわ」
今度は用意してあったホールケーキにかじりつく・・・・・・・アリーヌさんよ夕食はまだなのにそんなに食うの?太るよ?
これはこれからの事に関することで。最も重要な事だ。
「何でょうか?」
代表してラッチさんが聞いてきた。
「王都にはどれくらいの兵が残ってる?この前に2万あたし達にぶつけてこようとしたけど、流石に2万だけって訳じゃないべ?」
ハナムさんの話でも出たがもう王都は目と鼻の先なのだ、これからはいつでも大軍との戦う事を想定しておいた方がいい。
あたしの問いにアルベルドが立ち上がり口を開く。
「ダラスにいた時に調べた時は2部隊約5万が残っているとの事でした、後の部隊は東・西・北の反乱鎮圧に出向いているとのことです」
うちは1万ちょいだから5万対1万・・・数の上ではかなり不利だね。
まあ全然悲観視はしてないんだけどね!!
「お姉さま数では負けていますが、我々は諦めてはいません!」
「そうです!今作戦を考えてますから少しお待ちください」
「大将もう少しだけ待ってくれ、少しでも有利になるように考えてるんで」
あたしの沈黙を『不安になった』と勘違いをして皆が慌てて言って来たので思わず笑ってしまい、そんなあたしを怪訝な顔で見てくる皆を見てさらに笑ってしまった。
「悪い悪いあたしは別に悲観視してないんだよ、作戦があるからね」
あたしの言葉に皆が驚いた顔して固まり・・・・・その中で現実に戻って来たラッチさんが口を開く。
「その作戦とはどのような策ですか?」
皆が凝視した中あたしはラッチさんに問いかける。
「ねえラッチさん1万の軍勢と国を滅ぼす魔物の集団。アンタならどっちに多く兵を当てる?」
「それはもちろん・・・・・まさか!!」
そう!そのまさかを考えている、本当ならこの方法は取りたくなかったんだけどこれだけの戦力差がある以上アニマルズとドラゴンズに手伝ってもらうしかないと思ってる。
「これからかち合う部隊相手にはアニマルズとドラゴンズもお相手をしてもらう」
まずこれが今回の作戦の第一歩。
「【ドラクーン】に規格外の魔物がいると言う情報を向こうに知ってもらう、そして王都攻略の際に【ドラクーン】は南門から攻めてもらう、そして別部隊としてうちの従者とアリーヌにアニマルズとドラゴンズは北門から攻める」
ドラゴンズ達に乗せてもらい北門側に行き攻めてもらう。
「そうするとどうなると思う?」
「・・・・・・・確かに北門に戦力を多めに振りますな」
「だべ?」
5万いるなら半分以上を北門に向かわせると思うんだよね。
「って事でシンに北側の指揮を任せる出来るだけ兵を引きつけるように立ちまわっておくれ、それと北門のシン達の方が先に攻撃を始め約1時間後にラッチさん達も南門攻略を始める」
こうすれば向こうも多くの兵を北門の送る事になりそうだからね。
「畏まりました、我々従者一同ジャンヌ様の期待に応えらえれるように頑張らしていただきます」
これで安心できるね・・・・あ!
「セイだけはあたしについて来て」
「畏まりました」
あぶねえボッチ行動になる所だった!!
「ジャンヌ殿は我々と行動を共にするという事ですか?」
ラッチさんがあたしの言葉に引っ掛かりを覚えたのかどう問いただしてきたのであたしは左右に首を振る。
「あたしとセイは別行動をする・・・・・・・・王様をぶん殴ってくる」
「「「「「は?」」」」」
隊長格全員が声をそろえて『は?』と言ったけどうちの子達は当然と言わんばかりに頷いている。
「何だったら私もそっちにつこうか?」
アリーヌがクッキーを食べながら『散歩なら一緒に行くよ』のノリで言って来たので左右に首を振る。
「あたしのぶんまで北門で暴れておくれ」
「わかったわ」
今度は用意してあったホールケーキにかじりつく・・・・・・・アリーヌさんよ夕食はまだなのにそんなに食うの?太るよ?
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