787 / 1,656
会いに行こうか!!
しおりを挟む
「ハナム様がお会いになられるそうだ」
3人の衛兵がきてその中の一人・・・・確かオオザさんだっけか?があたしに声を掛けて来た。
「それはありがたいね」
ならさっそく会いに行こうか!!
「けど条件がある、マリッサとあんただけで来て欲しい」
2人で来て欲しいって事?別にいいけど?
「わかったべ」
あたしは立ち上がりマリッサに声を掛ける。
「んじゃ行こうか?」
「はいお姉さま」
歩き出そうとした所でセイがあたしの前に立ちはだかる。
「お待ちくださいジャンヌ様!!私だけでもお連れください!!」
「セイ、向こうの希望なんだしかないべ?」
「ですがジャンヌ様を狙って来るかもしれません!!護衛として私だけでも連れて行ってください!」
そっちを心配してたんだねセイは、でも心配はないと思う。
「暗殺の心配はないと思うよ、マリッサの話を聞いた限りここの領主様はまともみたいだからね・・・・・だろうオオザさん?」
確認するように衛兵さんに視線を向けながらそう問いかける。
「もちろんだ、俺達の領主様は暗殺などは嫌うお方だ、あの方は2人との話し合いを望んでおられる」
オオザさんが自信満々にそう言った後に歩いだしたのであたし達もその後に付いていくことにする。
「てことだから留守番お願いね、それとセイ落ち込まないでね、皆がここにいてくれるから安心して領主様に会いに行けるんだからね」
あたしがセイにそう言うとうちの子達全員が一礼をした後声をそろえて言葉を紡ぐ。
「「「「「「行ってらっしゃいませジャンヌ様、貴女様がお留守の間我々が此処を守らせていただきます」」」」」」
頼りにしてるよ!!
あたし達はオオザさんに領主様の館に案内してもらった
「え?ここ?」
「そうですリビングにてお待ちしているそうですのでこの門番と共に中にお入りください
案内された家はアズエルにあるあたしの家と同規模の大きさだった。
領主様の館って言うからかなり大きな家を想像していた、アストレイの家もかなり大きいからね。
オオザさんが門番さんといくつか言葉を交わすとごっつい門番さんが歩き出す。
そしてそのまま後をついていき家に入り一つの扉の前で止まりノックをした後口を開く。
「お客様をお連れしました」
「入れ」
中から渋い男性の声が聞こえ門番さんが扉を開けてあたし達を見る。
「どうぞ」
あたし達が中に入り真っ先に見えたのがリビングのソファーに座りこっちを見ているひょろっとしたお年寄りだった。
「お前が【ドラクーン】のリーダーか」
見た目は頼りないけどそれは見た目だけと直ぐに思い直す。
先ずは視線、自然体なのに強い意志を感じる目つき。
ひょろっとしているはずなのにそれを感じさない堂々とした態度・・・・この人貴族世界で生きてて来ただけあって、存在感が半端ない。
「そうだべあたしはジャンヌダルク【ドラクーン】のリーダーをやらしてもらっている」
目を逸らすことなくそう言うと向こうもあたしをじっと見つめてくる、品定めっぽい。
「そうか、話をする前に・・・座れ・・・・でないと話が出来んからな」
「んじゃ失礼するよ」
ソファーに座るとハナムさんが真顔のまま口を開く。
「それで?私に話があるという事だが?」
ハナムさんがそう言って来たのであたしは頷く。
「数日間の【ドラクーン】の滞在を許可して欲しい」
部隊の休息、物資関係の補給、次の街の偵察などがあるから数日間は滞在したいと考えている。
「断る、明日にはレッタを離れてくれ」
ハナムさんの答えにマリッサが立ち上がる。
「そんなハナム様!話を言いて下さい」
マリッサの言葉を瞳を閉じてスルーするハナムさん。
あたしはあまり驚かなかった・・・・・まあこういう展開もあるかもとか思っていたからね。
3人の衛兵がきてその中の一人・・・・確かオオザさんだっけか?があたしに声を掛けて来た。
「それはありがたいね」
ならさっそく会いに行こうか!!
「けど条件がある、マリッサとあんただけで来て欲しい」
2人で来て欲しいって事?別にいいけど?
「わかったべ」
あたしは立ち上がりマリッサに声を掛ける。
「んじゃ行こうか?」
「はいお姉さま」
歩き出そうとした所でセイがあたしの前に立ちはだかる。
「お待ちくださいジャンヌ様!!私だけでもお連れください!!」
「セイ、向こうの希望なんだしかないべ?」
「ですがジャンヌ様を狙って来るかもしれません!!護衛として私だけでも連れて行ってください!」
そっちを心配してたんだねセイは、でも心配はないと思う。
「暗殺の心配はないと思うよ、マリッサの話を聞いた限りここの領主様はまともみたいだからね・・・・・だろうオオザさん?」
確認するように衛兵さんに視線を向けながらそう問いかける。
「もちろんだ、俺達の領主様は暗殺などは嫌うお方だ、あの方は2人との話し合いを望んでおられる」
オオザさんが自信満々にそう言った後に歩いだしたのであたし達もその後に付いていくことにする。
「てことだから留守番お願いね、それとセイ落ち込まないでね、皆がここにいてくれるから安心して領主様に会いに行けるんだからね」
あたしがセイにそう言うとうちの子達全員が一礼をした後声をそろえて言葉を紡ぐ。
「「「「「「行ってらっしゃいませジャンヌ様、貴女様がお留守の間我々が此処を守らせていただきます」」」」」」
頼りにしてるよ!!
あたし達はオオザさんに領主様の館に案内してもらった
「え?ここ?」
「そうですリビングにてお待ちしているそうですのでこの門番と共に中にお入りください
案内された家はアズエルにあるあたしの家と同規模の大きさだった。
領主様の館って言うからかなり大きな家を想像していた、アストレイの家もかなり大きいからね。
オオザさんが門番さんといくつか言葉を交わすとごっつい門番さんが歩き出す。
そしてそのまま後をついていき家に入り一つの扉の前で止まりノックをした後口を開く。
「お客様をお連れしました」
「入れ」
中から渋い男性の声が聞こえ門番さんが扉を開けてあたし達を見る。
「どうぞ」
あたし達が中に入り真っ先に見えたのがリビングのソファーに座りこっちを見ているひょろっとしたお年寄りだった。
「お前が【ドラクーン】のリーダーか」
見た目は頼りないけどそれは見た目だけと直ぐに思い直す。
先ずは視線、自然体なのに強い意志を感じる目つき。
ひょろっとしているはずなのにそれを感じさない堂々とした態度・・・・この人貴族世界で生きてて来ただけあって、存在感が半端ない。
「そうだべあたしはジャンヌダルク【ドラクーン】のリーダーをやらしてもらっている」
目を逸らすことなくそう言うと向こうもあたしをじっと見つめてくる、品定めっぽい。
「そうか、話をする前に・・・座れ・・・・でないと話が出来んからな」
「んじゃ失礼するよ」
ソファーに座るとハナムさんが真顔のまま口を開く。
「それで?私に話があるという事だが?」
ハナムさんがそう言って来たのであたしは頷く。
「数日間の【ドラクーン】の滞在を許可して欲しい」
部隊の休息、物資関係の補給、次の街の偵察などがあるから数日間は滞在したいと考えている。
「断る、明日にはレッタを離れてくれ」
ハナムさんの答えにマリッサが立ち上がる。
「そんなハナム様!話を言いて下さい」
マリッサの言葉を瞳を閉じてスルーするハナムさん。
あたしはあまり驚かなかった・・・・・まあこういう展開もあるかもとか思っていたからね。
114
お気に入りに追加
1,280
あなたにおすすめの小説
転生したおばあちゃんはチートが欲しい ~この世界が乙女ゲームなのは誰も知らない~
ピエール
ファンタジー
おばあちゃん。
異世界転生しちゃいました。
そういえば、孫が「転生するとチートが貰えるんだよ!」と言ってたけど
チート無いみたいだけど?
おばあちゃんよく分かんないわぁ。
頭は老人 体は子供
乙女ゲームの世界に紛れ込んだ おばあちゃん。
当然、おばあちゃんはここが乙女ゲームの世界だなんて知りません。
訳が分からないながら、一生懸命歩んで行きます。
おばあちゃん奮闘記です。
果たして、おばあちゃんは断罪イベントを回避できるか?
[第1章おばあちゃん編]は文章が拙い為読みづらいかもしれません。
第二章 学園編 始まりました。
いよいよゲームスタートです!
[1章]はおばあちゃんの語りと生い立ちが多く、あまり話に動きがありません。
話が動き出す[2章]から読んでも意味が分かると思います。
おばあちゃんの転生後の生活に興味が出てきたら一章を読んでみて下さい。(伏線がありますので)
初投稿です
不慣れですが宜しくお願いします。
最初の頃、不慣れで長文が書けませんでした。
申し訳ございません。
少しづつ修正して纏めていこうと思います。
キャラ交換で大商人を目指します
杵築しゅん
ファンタジー
捨て子のアコルは、元Aランク冒険者の両親にスパルタ式で育てられ、少しばかり常識外れに育ってしまった。9歳で父を亡くし商団で働くことになり、早く商売を覚えて一人前になろうと頑張る。母親の言い付けで、自分の本当の力を隠し、別人格のキャラで地味に生きていく。が、しかし、何故かぽろぽろと地が出てしまい苦労する。天才的頭脳と魔法の力で、こっそりのはずが大胆に、アコルは成り上がっていく。そして王立高学院で、運命の出会いをしてしまう。
異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。
転生したので、とりあえず最強を目指してみることにしました。
和麻
ファンタジー
俺はある日、村を故郷を喪った。
家族を喪った。
もう二度と、大切なものを失わないためにも俺は、強くなることを決意する。
そのためには、努力を惜しまない!
まあ、面倒なことになりたくないから影の薄いモブでいたいけど。
なにげに最強キャラを目指そうぜ!
地球で生きていた頃の知識と、転生するときに神様から貰ったチートを生かし、最強を目指します。
主人公は、騎士団に入ったり、学園に入学したり、冒険者になったりします。
とにかく、気の向くままに、いきあたりばったりに書いてるので不定期更新です。
最初シリアスだったのにギャグ要素が濃くなって来ました。
というか登場人物たちが暴走しすぎて迷走中です、、、。
もはや、どうなっていくのか作者にも想像がつかない。
1月25日改稿しました!多少表現が追加されていますが、読まなくても問題ありません。
【書籍化決定】俗世から離れてのんびり暮らしていたおっさんなのに、俺が書の守護者って何かの間違いじゃないですか?
歩く魚
ファンタジー
幼い頃に迫害され、一人孤独に山で暮らすようになったジオ・プライム。
それから数十年が経ち、気づけば38歳。
のんびりとした生活はこの上ない幸せで満たされていた。
しかしーー
「も、もう一度聞いて良いですか? ジオ・プライムさん、あなたはこの死の山に二十五年間も住んでいるんですか?」
突然の来訪者によると、この山は人間が住める山ではなく、彼は世間では「書の守護者」と呼ばれ都市伝説のような存在になっていた。
これは、自分のことを弱いと勘違いしているダジャレ好きのおっさんが、人々を導き、温かさを思い出す物語。
※書籍化のため更新をストップします。
リリゼットの学園生活 〜 聖魔法?我が家では誰でも使えますよ?
あくの
ファンタジー
15になって領地の修道院から王立ディアーヌ学園、通称『学園』に通うことになったリリゼット。
加護細工の家系のドルバック伯爵家の娘として他家の令嬢達と交流開始するも世間知らずのリリゼットは令嬢との会話についていけない。
また姉と婚約者の破天荒な行動からリリゼットも同じなのかと学園の男子生徒が近寄ってくる。
長女気質のダンテス公爵家の長女リーゼはそんなリリゼットの危うさを危惧しており…。
リリゼットは楽しい学園生活を全うできるのか?!
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる