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心の平穏の為に考えるのはやめる!!
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「まあもういいや」
気がついたら旗頭になってたって事は手遅れって事だよね?ならあたしの心の平穏の為に考えるのはやめる!!
「それとシン達が成功したようなんでそろそろ動くよ」
緩くなっていた空気が一気に引き締まる。
「シン殿達の帰りを待たぬのですか?」
ラッチさんの質問にあたしは左右に首を振る。
「こっちが用意している間に帰って来るよ」
タウラとジェミに乗って一日かからなかったから準備中に帰って来るんじゃないかな?
「進軍の準備は?」
あたしがアルベルドに視線を向けるとアルベルドが立ち上がりながら答えてくれた。
「あと2日で準備は終わります、あとナジェーク殿にここを離れることも言っておきました」
あ!ナジェークに話通すの忘れてた!!
「助かるよ、なら出発は3日後って事で」
もう一回ユナに会いに行って報告してきた方がいいね、3日なんてあっという間だからね。
「んじゃ皆そのつもりで行動しておくれ、あたしはエルスさんとユナに会って来るから」
エルスさんにも話をしておかなきゃいけないし、そのついでにユナに会いに行こう。
「「「「「判りました」」」」」
あたしは宿を出て【カグヤ商会】の支店へと向かい店の前で立ち止まり見上げる。
「やっぱりでかいよね」
エルスさんが気合を入れてナジェークと交渉した結果かなりの規模の店舗を確保しそこをしっかりと改装して【カグヤ商会】の支店とした。
中には武器、防具、薬、様々な道具。そして食料品・・・・まあどこぞのマーケットって感じになっている。
「あら?オーナーじゃないですか?」
見上げてぼーっとしていたら従業員があたしに声を掛けて来た。、
確かこの女性は盗賊事件の被害者だったはず。
金髪をショートカットにした美人と言うより可愛いって言われそうなお姉さんだ。
「たしかエリーゼだったっけ?」
「はい、オーナーには拾ってもらって感謝してます」
「気にしなくていいよ、エルスさんはいるかな?」
「執務室にいますよ」
話してみた感じあまり引きずってなさそうだけど、まだ事件が終ってそんなに経ってないからまだ安心はできないかな?
「わかった、今度一緒に吞もう」
「よろこんで」
そのやり取りの後にあたしはエルスさんと話すべく執務室に向かい、ドアをノックした後に中に入る。
「エルスさんご苦労様」
「これはレン様、ようこそいらっしゃいました」
にこやかに迎え入れてくれたエルスさんに椅子を進められて座ると、エルスさんが紅茶を入れてテーブルの上に置き正面に座る。
「何かありましたか?」
あたしが此処に来たのは『ただ顔を出した』とは思っていないようでそう聞いてきた。
「3日後に【ドラクーン】はダラスを出る」
あたしの言葉を聞きしばらく考えた後に頷くエルスさん。
「判りました、物資に関しては心配しなくても大丈夫です、ダラスから追加も送る事が出来ますので必要がればレン様が【転移】でこの部屋に知らせに来てください、すぐに手配します」
とてもありがたい言葉だね。
「本当に助かるよ、ありがとう」
「お気になさらず、これが私達の仕事ですから」
ニコリと微笑むエルスさんにあたしも微笑む。
「そう言えばエリーゼは今のところは大丈夫そうだけど、他の子達は?」
「エリーゼを含めて無理をしてますね、無理はないのですが・・・・」
あたしの言葉に今度は何とも言えないような顔で答えてくれる。
「そうだね・・・・確かにすぐに立ち直るのは厳しいよね」
「ですがあの子達は立ち直ると確信しております」
きっぱりと言い切るエルスさんを見て、エルスさんに任せればきっと大丈夫だと思った。
だってエルスさんは元王宮メイド長・・・・様々な人を導いてきたプロフェッショナルなのだから。
気がついたら旗頭になってたって事は手遅れって事だよね?ならあたしの心の平穏の為に考えるのはやめる!!
「それとシン達が成功したようなんでそろそろ動くよ」
緩くなっていた空気が一気に引き締まる。
「シン殿達の帰りを待たぬのですか?」
ラッチさんの質問にあたしは左右に首を振る。
「こっちが用意している間に帰って来るよ」
タウラとジェミに乗って一日かからなかったから準備中に帰って来るんじゃないかな?
「進軍の準備は?」
あたしがアルベルドに視線を向けるとアルベルドが立ち上がりながら答えてくれた。
「あと2日で準備は終わります、あとナジェーク殿にここを離れることも言っておきました」
あ!ナジェークに話通すの忘れてた!!
「助かるよ、なら出発は3日後って事で」
もう一回ユナに会いに行って報告してきた方がいいね、3日なんてあっという間だからね。
「んじゃ皆そのつもりで行動しておくれ、あたしはエルスさんとユナに会って来るから」
エルスさんにも話をしておかなきゃいけないし、そのついでにユナに会いに行こう。
「「「「「判りました」」」」」
あたしは宿を出て【カグヤ商会】の支店へと向かい店の前で立ち止まり見上げる。
「やっぱりでかいよね」
エルスさんが気合を入れてナジェークと交渉した結果かなりの規模の店舗を確保しそこをしっかりと改装して【カグヤ商会】の支店とした。
中には武器、防具、薬、様々な道具。そして食料品・・・・まあどこぞのマーケットって感じになっている。
「あら?オーナーじゃないですか?」
見上げてぼーっとしていたら従業員があたしに声を掛けて来た。、
確かこの女性は盗賊事件の被害者だったはず。
金髪をショートカットにした美人と言うより可愛いって言われそうなお姉さんだ。
「たしかエリーゼだったっけ?」
「はい、オーナーには拾ってもらって感謝してます」
「気にしなくていいよ、エルスさんはいるかな?」
「執務室にいますよ」
話してみた感じあまり引きずってなさそうだけど、まだ事件が終ってそんなに経ってないからまだ安心はできないかな?
「わかった、今度一緒に吞もう」
「よろこんで」
そのやり取りの後にあたしはエルスさんと話すべく執務室に向かい、ドアをノックした後に中に入る。
「エルスさんご苦労様」
「これはレン様、ようこそいらっしゃいました」
にこやかに迎え入れてくれたエルスさんに椅子を進められて座ると、エルスさんが紅茶を入れてテーブルの上に置き正面に座る。
「何かありましたか?」
あたしが此処に来たのは『ただ顔を出した』とは思っていないようでそう聞いてきた。
「3日後に【ドラクーン】はダラスを出る」
あたしの言葉を聞きしばらく考えた後に頷くエルスさん。
「判りました、物資に関しては心配しなくても大丈夫です、ダラスから追加も送る事が出来ますので必要がればレン様が【転移】でこの部屋に知らせに来てください、すぐに手配します」
とてもありがたい言葉だね。
「本当に助かるよ、ありがとう」
「お気になさらず、これが私達の仕事ですから」
ニコリと微笑むエルスさんにあたしも微笑む。
「そう言えばエリーゼは今のところは大丈夫そうだけど、他の子達は?」
「エリーゼを含めて無理をしてますね、無理はないのですが・・・・」
あたしの言葉に今度は何とも言えないような顔で答えてくれる。
「そうだね・・・・確かにすぐに立ち直るのは厳しいよね」
「ですがあの子達は立ち直ると確信しております」
きっぱりと言い切るエルスさんを見て、エルスさんに任せればきっと大丈夫だと思った。
だってエルスさんは元王宮メイド長・・・・様々な人を導いてきたプロフェッショナルなのだから。
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