レディース異世界満喫禄

日の丸

文字の大きさ
上 下
743 / 1,656

計算通り!!

しおりを挟む
「レン様これからどうしますか?」



魔物を倒しまくりもう夕方になったからかこれからの事をセイが聞いてきたのでしばし考えた後に答える。



「一度街に戻ろう、欲張ってこのままずるずるいて夜戦はしたくない」



今はカナデが居ないから暗闇からの不意打ちの可能性が高くなるので、夜戦はしたくない。



「畏まりました」



街に戻ることになり帰り道も魔物を倒しながら進んでいく。



「今日だけでどれくらい倒した?」



ふと気になったのでセイに聞いてみると『466匹です』と言われかなり驚く。



「張り切ったねあたし達」



「ですね」



「お腹が減ったわ」



今日はアリーヌも頑張ってたからお腹が減ったのだろ・・・・・・・・あれ?いつもおなか減ったっていってるよね?てことは通常運転って事なんだろうか?まあアリーヌらしいね。







「くそっ!!」



活性化対応拠点に向かい歩いてる時に少し離れた場所から戦闘音と罵声がきこえてきたので、そっちに向かい走り出す。

すると5人パーティーが30匹のオークの群れに対峙しており、かなり旗色が悪い戦いをしている最中だった。



「加勢するよ!【コキュートス】」



とりあえず牽制として【コキュートス】を使いひるんだ所で・・・・・・・・・・・あれ?氷像になって動かなくなった・・・・・・・・・え?・・・・・もしかして終わっちゃった?



「えーーーっと・・・・計算通り!!」



「嘘つけ!!」



助けたパーティーの中の戦士風の女性が思いっきり突っ込んできた。

・・・・・・・・・ナイスツッコミ!!



「ケガはない?」



ナイスツッコミと言いたかったけど言えないので代わりにありきたりの事を言ってその場をしのぐ。



「助かった、かなりやばかったからね」



そう言ってきたのは、さっきツッコんできた戦士風の女性、150位の身長しかないのに自分よりもP大きな大剣を背負っていて、赤い髪をショートにし胸もつつましい女性だ。



「それは何より、あたし達は拠点に戻るけど、あんたらはどうする?」



「戻る、って言うか一緒にい行かないか?さっきみたいのが出たらさすがにやばいから」



まあ一緒に帰るのであればいいかな?



「わかったべ、一緒に移行」



そう言って一緒に歩きだす。



「私達は【スノーホワイト】って言うパーティーよ先月アズエルをホームにしたの」



そう言ってきたのは剣士風の女性・・・・やっぱりこの人がリーダーだったんだ。



「私はリリアナ・クラフトよ、こう見えても24歳ね」



・・・・・・・・・・・・見えない!!16・17才くらいにしか見えないよ!!



「あたしはレン、20歳になったばかりだよ」



こっち来てもう二年経つんだよね・・・・早いなぁ・・・・・・・



【スノーホワイト】の他のメンバーと話をしながら対応拠点につくと先に戻ってたブロードがあたしを見つけ声を掛けて来た。



「お?帰って来たかお疲れだ、どうだった?」



「えっと・・・・・・・・あれ?どれくらい倒したんだっけ?・・・・・・・セイ?」



たしかセイが覚えているはず!!



「466匹ですレン様」



「だそうだ」



・・・・・・・・・・・・・ん?何で皆黙り込むの?何かあった?



「さすがだな」



ブロードがそう言うと周りの討伐者がコクコクと頷く・・・・・・・・が!【スノーホワイト】の連中はあたしが冗談を言ったと思ったのか皆で大爆笑した後にリリアナがあたしに注意をして来た。



「レン、面白い冗談だけど周りの人が真にに受けてるわ、訂正していきなさい」



「え?」



「え?」



あたしとリリアナは見つめ合いお互いに首を傾げ合う。





「そうか、お前ら【スノーホワイト】は来たばかりだったな、レンはアズエル最強の討伐者だ、本人もAランカーだし。レンが率いる【輝夜】ってパーティーもAランクパーティーだ」





ブロードが真剣な顔でリリアナを見ながらそう説明すると【スノーホワイト】の皆が思いっきり固まった。

何でさ?

しおりを挟む
感想 1,344

あなたにおすすめの小説

魔法が使えない令嬢は住んでいた小屋が燃えたので家出します

怠惰るウェイブ
ファンタジー
グレイの世界は狭く暗く何よりも灰色だった。 本来なら領主令嬢となるはずの彼女は領主邸で住むことを許されず、ボロ小屋で暮らしていた。 彼女はある日、棚から落ちてきた一冊の本によって人生が変わることになる。 世界が色づき始めた頃、ある事件をきっかけに少女は旅をすることにした。 喋ることのできないグレイは旅を通して自身の世界を色付けていく。

異世界リナトリオン〜平凡な田舎娘だと思った私、実は転生者でした?!〜

青山喜太
ファンタジー
ある日、母が死んだ 孤独に暮らす少女、エイダは今日も1人分の食器を片付ける、1人で食べる朝食も慣れたものだ。 そしてそれは母が死んでからいつもと変わらない日常だった、ドアがノックされるその時までは。 これは1人の少女が世界を巻き込む巨大な秘密に立ち向かうお話。 小説家になろう様からの転載です!

聖女の力を隠して塩対応していたら追放されたので冒険者になろうと思います

登龍乃月
ファンタジー
「フィリア! お前のような卑怯な女はいらん! 即刻国から出てゆくがいい!」 「え? いいんですか?」  聖女候補の一人である私、フィリアは王国の皇太子の嫁候補の一人でもあった。  聖女となった者が皇太子の妻となる。  そんな話が持ち上がり、私が嫁兼聖女候補に入ったと知らされた時は絶望だった。  皇太子はデブだし臭いし歯磨きもしない見てくれ最悪のニキビ顔、性格は傲慢でわがまま厚顔無恥の最悪を極める、そのくせプライド高いナルシスト。  私の一番嫌いなタイプだった。  ある日聖女の力に目覚めてしまった私、しかし皇太子の嫁になるなんて死んでも嫌だったので一生懸命その力を隠し、皇太子から嫌われるよう塩対応を続けていた。  そんなある日、冤罪をかけられた私はなんと国外追放。  やった!   これで最悪な責務から解放された!  隣の国に流れ着いた私はたまたま出会った冒険者バルトにスカウトされ、冒険者として新たな人生のスタートを切る事になった。  そして真の聖女たるフィリアが消えたことにより、彼女が無自覚に張っていた退魔の結界が消え、皇太子や城に様々な災厄が降りかかっていくのであった。

婚約破棄された上に国外追放された聖女はチート級冒険者として生きていきます~私を追放した王国が大変なことになっている?へぇ、そうですか~

夏芽空
ファンタジー
無茶な仕事量を押し付けられる日々に、聖女マリアはすっかり嫌気が指していた。 「聖女なんてやってられないわよ!」 勢いで聖女の杖を叩きつけるが、跳ね返ってきた杖の先端がマリアの顎にクリーンヒット。 そのまま意識を失う。 意識を失ったマリアは、暗闇の中で前世の記憶を思い出した。 そのことがきっかけで、マリアは強い相手との戦いを望むようになる。 そしてさらには、チート級の力を手に入れる。 目を覚ましたマリアは、婚約者である第一王子から婚約破棄&国外追放を命じられた。 その言葉に、マリアは大歓喜。 (国外追放されれば、聖女という辛いだけの役目から解放されるわ!) そんな訳で、大はしゃぎで国を出ていくのだった。 外の世界で冒険者という存在を知ったマリアは、『強い相手と戦いたい』という前世の自分の願いを叶えるべく自らも冒険者となり、チート級の力を使って、順調にのし上がっていく。 一方、マリアを追放した王国は、その軽率な行いのせいで異常事態が発生していた……。

【完結】公爵家の末っ子娘は嘲笑う

たくみ
ファンタジー
 圧倒的な力を持つ公爵家に生まれたアリスには優秀を通り越して天才といわれる6人の兄と姉、ちやほやされる同い年の腹違いの姉がいた。  アリスは彼らと比べられ、蔑まれていた。しかし、彼女は公爵家にふさわしい美貌、頭脳、魔力を持っていた。  ではなぜ周囲は彼女を蔑むのか?                        それは彼女がそう振る舞っていたからに他ならない。そう…彼女は見る目のない人たちを陰で嘲笑うのが趣味だった。  自国の皇太子に婚約破棄され、隣国の王子に嫁ぐことになったアリス。王妃の息子たちは彼女を拒否した為、側室の息子に嫁ぐことになった。  このあつかいに笑みがこぼれるアリス。彼女の行動、趣味は国が変わろうと何も変わらない。  それにしても……なぜ人は見せかけの行動でこうも勘違いできるのだろう。 ※小説家になろうさんで投稿始めました

病弱が転生 ~やっぱり体力は無いけれど知識だけは豊富です~

於田縫紀
ファンタジー
 ここは魔法がある世界。ただし各人がそれぞれ遺伝で受け継いだ魔法や日常生活に使える魔法を持っている。商家の次男に生まれた俺が受け継いだのは鑑定魔法、商売で使うにはいいが今一つさえない魔法だ。  しかし流行風邪で寝込んだ俺は前世の記憶を思い出す。病弱で病院からほとんど出る事無く日々を送っていた頃の記憶と、動けないかわりにネットや読書で知識を詰め込んだ知識を。  そしてある日、白い花を見て鑑定した事で、俺は前世の知識を使ってお金を稼げそうな事に気付いた。ならば今のぱっとしない暮らしをもっと豊かにしよう。俺は親友のシンハ君と挑戦を開始した。  対人戦闘ほぼ無し、知識チート系学園ものです。

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる 

SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ 25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。  目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。 ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。 しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。 ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。 そんな主人公のゆったり成長期!!

こちらの異世界で頑張ります

kotaro
ファンタジー
原 雪は、初出勤で事故にあい死亡する。神様に第二の人生を授かり幼女の姿で 魔の森に降り立つ 其処で獣魔となるフェンリルと出合い後の保護者となる冒険者と出合う。 様々の事が起こり解決していく

処理中です...