レディース異世界満喫禄

日の丸

文字の大きさ
上 下
735 / 1,656

副産物だべ!!

しおりを挟む

「レン様、どうぞ」



テーブルの上にシンが入れてくれた紅茶をおいたのでそれを飲んだあとに口を開いた。



「シンもありがとうね救助部隊の指揮をしてくれてありがとう



シン達のお陰で人質たちは無事救助出来たので、しっかりとお礼を言っとかないとね。



「無事に助けられて良かったです」



「本当だね、それはシン達が頑張ってくれたおかげだよ、本当にありがとう」



頭を撫でながらお礼を言うと、とてもうれしそうに微笑んでくれた。



「ただいま帰りましたレン様」



シンの頭を撫でている最中にセイが帰ってきてあたし達をみて何んか羨ましそうに見ていたけどきっと気のせい。



「お待たせしました、宿をとって参りましたので移動いたしましょう」



おお!!宿が取れたんた!!助かるね!!ならば!!



「セイこっちに来て」



あたしは未だに座ったままなのでセイを呼ぶ。



「何でしょうか?」



あたしは近いて来たセイの頭を撫でながらお礼を言う。



「ありがとうね、本当に助かるよ」



何度も撫でているうちにすごく嬉しそうな顔になり何度も頷くセイ。



「はい!これからもレン様の為に頑張ります」



「無理はしないようにね、んじゃセイが探してくれた宿に行こう」



歩くこと10分くらいで外見がかなり立派な建物が見えてきてセイがそれを見ながら『あそこです』と言ったのでその宿に入る。



「シン、悪いんだけどここにあたし達がいるって知らせてきてくれるかな?」



「畏まりました」



シンを見送った後にあたしは部屋に入りホット一息。



「ライ、セイ、二人共【アイテムボックス】にしまってあるテーブルと椅子を出して、この部屋をダラスの【ドラクーン】の活動の会議室にするから」



なにもあたしが止まる為だけに部屋を取ったわけじゃない、ここで情報収集したことを皆では話合う為でもある。

まあ最大の理由はアニマルズとドラゴンズがのんびりできる部屋が欲しかっただけなんだけどね!

会議室云々は副産物だべ!!



「「畏まりました」」



テーブルと椅子をライ達が並べて会議室らしくしているとノックの後シンが部屋に入って来た・・・ラッチさんを連れて。



「ラッチさん救助作戦ご苦労様」



「いえ味方に怪我人が出なくてよかったです」



あたしの正面の椅子に座ってもらい紅茶を出した後にラッチさんが口を開く。



「ジャンヌ様にお聞きしておきたいことがあり参りました」



なんかすごい真剣な顔で言ってきたけどなにかあったの?と思いあたしも姿勢を正す。



「今回捕縛したダラスの警備隊はどうされます?」



思いもしない言葉に首を傾げる。



「どうするって何さ?」



あたしは何も考えてないけど?



「領主の命で我々に敵対行動をしました、どう対処するかを伺いたいのです」



えっ!!そんな事で捕虜をどうこうとか考えなきゃいけないの?



「あたしは別に何も・・・・・・・いいや一応警備兵に話を聞いて敵対しそうな者だ牢に泊まってもらって、警備兵はこの街の為に動いたんだからね、それに警備兵がいなくなったら街の人が困るかもしれないしね」



治安維持も警備兵のお仕事のうちだしね。

あたしがそう言うとラッチさんがなんか安心したような顔をした。



「良かったです」



「何がさ?」



何がよかったのか判らず首を傾げる。



「貴女が貴女で良かった」



「え?何当たり前のこと言ってんのさ?あ!そうだ!今アルベルドがこの街の情報を集めてるから集まったら会議するからそのつもりで」



「判りました・・・・では一度隊に戻ります」



そう言って帰ろうとする所にノックに後アルベルドが入ってきた。



「情報を持ってきました」



「シン、他の隊長格を呼んできて」



さて今後の話をしなきゃね!!

しおりを挟む
感想 1,343

あなたにおすすめの小説

ダンジョンで有名モデルを助けたら公式配信に映っていたようでバズってしまいました。

夜兎ましろ
ファンタジー
 高校を卒業したばかりの少年――夜見ユウは今まで鍛えてきた自分がダンジョンでも通用するのかを知るために、はじめてのダンジョンへと向かう。もし、上手くいけば冒険者にもなれるかもしれないと考えたからだ。  ダンジョンに足を踏み入れたユウはとある女性が魔物に襲われそうになっているところに遭遇し、魔法などを使って女性を助けたのだが、偶然にもその瞬間がダンジョンの公式配信に映ってしまっており、ユウはバズってしまうことになる。  バズってしまったならしょうがないと思い、ユウは配信活動をはじめることにするのだが、何故か助けた女性と共に配信を始めることになるのだった。

【書籍化決定】俗世から離れてのんびり暮らしていたおっさんなのに、俺が書の守護者って何かの間違いじゃないですか?

歩く魚
ファンタジー
幼い頃に迫害され、一人孤独に山で暮らすようになったジオ・プライム。 それから数十年が経ち、気づけば38歳。 のんびりとした生活はこの上ない幸せで満たされていた。 しかしーー 「も、もう一度聞いて良いですか? ジオ・プライムさん、あなたはこの死の山に二十五年間も住んでいるんですか?」 突然の来訪者によると、この山は人間が住める山ではなく、彼は世間では「書の守護者」と呼ばれ都市伝説のような存在になっていた。 これは、自分のことを弱いと勘違いしているダジャレ好きのおっさんが、人々を導き、温かさを思い出す物語。 ※書籍化のため更新をストップします。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

リリゼットの学園生活 〜 聖魔法?我が家では誰でも使えますよ?

あくの
ファンタジー
 15になって領地の修道院から王立ディアーヌ学園、通称『学園』に通うことになったリリゼット。 加護細工の家系のドルバック伯爵家の娘として他家の令嬢達と交流開始するも世間知らずのリリゼットは令嬢との会話についていけない。 また姉と婚約者の破天荒な行動からリリゼットも同じなのかと学園の男子生徒が近寄ってくる。 長女気質のダンテス公爵家の長女リーゼはそんなリリゼットの危うさを危惧しており…。 リリゼットは楽しい学園生活を全うできるのか?!

【完結】実はチートの転生者、無能と言われるのに飽きて実力を解放する

エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング1位獲得作品!!】  最強スキル『適応』を与えられた転生者ジャック・ストロングは16歳。  戦士になり、王国に潜む悪を倒すためのユピテル英才学園に入学して3ヶ月がたっていた。  目立たないために実力を隠していたジャックだが、学園長から次のテストで成績がよくないと退学だと脅され、ついに実力を解放していく。  ジャックのライバルとなる個性豊かな生徒たち、実力ある先生たちにも注目!!  彼らのハチャメチャ学園生活から目が離せない!! ※小説家になろう、カクヨム、エブリスタでも投稿中

転生貴族のスローライフ

マツユキ
ファンタジー
現代の日本で、病気により若くして死んでしまった主人公。気づいたら異世界で貴族の三男として転生していた しかし、生まれた家は力主義を掲げる辺境伯家。自分の力を上手く使えない主人公は、追放されてしまう事に。しかも、追放先は誰も足を踏み入れようとはしない場所だった これは、転生者である主人公が最凶の地で、国よりも最強の街を起こす物語である *基本は1日空けて更新したいと思っています。連日更新をする場合もありますので、よろしくお願いします

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。

sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。 目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。 「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」 これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。 なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。

聖女の力を隠して塩対応していたら追放されたので冒険者になろうと思います

登龍乃月
ファンタジー
「フィリア! お前のような卑怯な女はいらん! 即刻国から出てゆくがいい!」 「え? いいんですか?」  聖女候補の一人である私、フィリアは王国の皇太子の嫁候補の一人でもあった。  聖女となった者が皇太子の妻となる。  そんな話が持ち上がり、私が嫁兼聖女候補に入ったと知らされた時は絶望だった。  皇太子はデブだし臭いし歯磨きもしない見てくれ最悪のニキビ顔、性格は傲慢でわがまま厚顔無恥の最悪を極める、そのくせプライド高いナルシスト。  私の一番嫌いなタイプだった。  ある日聖女の力に目覚めてしまった私、しかし皇太子の嫁になるなんて死んでも嫌だったので一生懸命その力を隠し、皇太子から嫌われるよう塩対応を続けていた。  そんなある日、冤罪をかけられた私はなんと国外追放。  やった!   これで最悪な責務から解放された!  隣の国に流れ着いた私はたまたま出会った冒険者バルトにスカウトされ、冒険者として新たな人生のスタートを切る事になった。  そして真の聖女たるフィリアが消えたことにより、彼女が無自覚に張っていた退魔の結界が消え、皇太子や城に様々な災厄が降りかかっていくのであった。

処理中です...