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誘ってましたよ!!
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「おまたせ」
店に入るとリュージュとフィルミナがテーブルをはさみ椅子にすわっていた。
「いらっしゃいレン」
「さっきはごめんなさいね、子供達の前でする話じゃなかったのに混乱しちゃって」
フィルミナの言葉にあたしは左右に首を振る。
「あれはあたしが悪い、だから今話をしよう・・・・・酒も持ってきたしね」
「じっくり聞かせてもらうわ」
リュージュさんとフィルミナさんの目が怖いです!!
「さっきも言ったようにあたしが始めた喧嘩だからね、もうここでやめるなんて事はしない」
さっきの話をもう一度話した後にそう言うと二人は考え込むように黙り込む。
「まあ貴女は早々危険な目には合わないでしょうね、あったとしてもそれを跳ね除ける力があるしね」
口をひらくフィルミナが微笑みながら言うと、リュージュがそんなフィルミナを見て深いため息をつく。
「まあレンならそうなのでしょうよ、でも心配な物は心配よ」
リュージュがそう言うとフィルミナも頷く。
「心配てくれてありがとう、でもあたしの思い付きで始めた喧嘩に命を張って共に戦ってくれる奴らがいるんだ、あたしが安全なところから観戦なんかできる訳がない、皆と一緒に命を賭けて喧嘩をするさ」
幸い今までメンバーで死亡したのはいなかった、でもこれから戦いも激化することになる。
シン、カナデ、ライも戻ってきて戦力も安心できるけど=誰も死なないって訳じゃない。
「誰に恨まれようと喧嘩をやめるわけにはいかないんだ」
あの【渡り人】に対応できるのがあたしだけってのもあるけどもう一つ理由がある。
それはあたしが最初にメルヴィーラと話した時さっさと会いに行けば【アラビータ】がこんな事になっていなかったかもしれない、あの時あたしは【エルセア王国】を優先してしまった。
あの時【アラビータ】を優先していたら内戦は起きなったかもしれない。
「ってわけだ心配してくれてるのにごめんね」
「わかったわ、もう何も言わないわ」
「今日はとことん飲みましょう3人で」
あたし達はそのまま朝まで呑んだ。
「・・・・・・・きなさいレン!!」
「ん?」
目を開けると目の前にリュージュが腕を組みながら見下ろしているのが見えた。
どうやらあのままリュージュの店で寝てしまったようだ。
「おはよう?」
「寝ぼけてないで行くわよ!!」
「・・・・・・・・・・・・ん?どこに?」
なんで朝からこんなにテンション高いの?ってリュージュの後ろでフィルミナもニコニコしながらたってる。
「覚えてないの?皆でメイシェル王国の王都に行くんでしょ?」
「ほへ?」
え?あたし昨日メイシェルの王都に行く約束なんかしてっけか?つーかウォルムからだと転移しないと行けないからそんな約束はしないはずなんだけど?
「呑んでた時に誘ってくれたよね?フィルミナも楽しみにしてるんだから」
・・・・・・・・・・・・・・誘ってました!!酔ったあたしが誘ってましたよ!!本当に覚えてないよ!!
「まあだから納得したんだけどね、レンがウォルムで生活してないのに二か月に一度は顔を出したりしてたから、まさか【転移魔法】を使えるなんてね」
・・・・・・・・うん全部話したのねあたし!!まあこの二人なら別にいいけどね!!
「わかったよんじゃいこうか、あ!まずはあたしの家に行って子供達と合流してからでいいよね」
「もちろんよ」
「当り前よ」
あたしはその言葉を聞いた後転移をした。
「ただいまー」
飛びついてくるスフィアを抱きしめて二人を引き連れてリビングに降りると子供達が全員そろっていた。
「お!全員いるじゃん!!皆今日はメイシェルの王都に行こう!!」
アリスやキース、シエラもあたしと過ごすため一週間休みを取ってくれた・・・・・・・・・ていうかエルスさんが手を回して休ましてもらったので皆で行動できる。
「さあ今日は王都だよ!」
まさかのリュージュとフィルミナも参加しての観光となった。
店に入るとリュージュとフィルミナがテーブルをはさみ椅子にすわっていた。
「いらっしゃいレン」
「さっきはごめんなさいね、子供達の前でする話じゃなかったのに混乱しちゃって」
フィルミナの言葉にあたしは左右に首を振る。
「あれはあたしが悪い、だから今話をしよう・・・・・酒も持ってきたしね」
「じっくり聞かせてもらうわ」
リュージュさんとフィルミナさんの目が怖いです!!
「さっきも言ったようにあたしが始めた喧嘩だからね、もうここでやめるなんて事はしない」
さっきの話をもう一度話した後にそう言うと二人は考え込むように黙り込む。
「まあ貴女は早々危険な目には合わないでしょうね、あったとしてもそれを跳ね除ける力があるしね」
口をひらくフィルミナが微笑みながら言うと、リュージュがそんなフィルミナを見て深いため息をつく。
「まあレンならそうなのでしょうよ、でも心配な物は心配よ」
リュージュがそう言うとフィルミナも頷く。
「心配てくれてありがとう、でもあたしの思い付きで始めた喧嘩に命を張って共に戦ってくれる奴らがいるんだ、あたしが安全なところから観戦なんかできる訳がない、皆と一緒に命を賭けて喧嘩をするさ」
幸い今までメンバーで死亡したのはいなかった、でもこれから戦いも激化することになる。
シン、カナデ、ライも戻ってきて戦力も安心できるけど=誰も死なないって訳じゃない。
「誰に恨まれようと喧嘩をやめるわけにはいかないんだ」
あの【渡り人】に対応できるのがあたしだけってのもあるけどもう一つ理由がある。
それはあたしが最初にメルヴィーラと話した時さっさと会いに行けば【アラビータ】がこんな事になっていなかったかもしれない、あの時あたしは【エルセア王国】を優先してしまった。
あの時【アラビータ】を優先していたら内戦は起きなったかもしれない。
「ってわけだ心配してくれてるのにごめんね」
「わかったわ、もう何も言わないわ」
「今日はとことん飲みましょう3人で」
あたし達はそのまま朝まで呑んだ。
「・・・・・・・きなさいレン!!」
「ん?」
目を開けると目の前にリュージュが腕を組みながら見下ろしているのが見えた。
どうやらあのままリュージュの店で寝てしまったようだ。
「おはよう?」
「寝ぼけてないで行くわよ!!」
「・・・・・・・・・・・・ん?どこに?」
なんで朝からこんなにテンション高いの?ってリュージュの後ろでフィルミナもニコニコしながらたってる。
「覚えてないの?皆でメイシェル王国の王都に行くんでしょ?」
「ほへ?」
え?あたし昨日メイシェルの王都に行く約束なんかしてっけか?つーかウォルムからだと転移しないと行けないからそんな約束はしないはずなんだけど?
「呑んでた時に誘ってくれたよね?フィルミナも楽しみにしてるんだから」
・・・・・・・・・・・・・・誘ってました!!酔ったあたしが誘ってましたよ!!本当に覚えてないよ!!
「まあだから納得したんだけどね、レンがウォルムで生活してないのに二か月に一度は顔を出したりしてたから、まさか【転移魔法】を使えるなんてね」
・・・・・・・・うん全部話したのねあたし!!まあこの二人なら別にいいけどね!!
「わかったよんじゃいこうか、あ!まずはあたしの家に行って子供達と合流してからでいいよね」
「もちろんよ」
「当り前よ」
あたしはその言葉を聞いた後転移をした。
「ただいまー」
飛びついてくるスフィアを抱きしめて二人を引き連れてリビングに降りると子供達が全員そろっていた。
「お!全員いるじゃん!!皆今日はメイシェルの王都に行こう!!」
アリスやキース、シエラもあたしと過ごすため一週間休みを取ってくれた・・・・・・・・・ていうかエルスさんが手を回して休ましてもらったので皆で行動できる。
「さあ今日は王都だよ!」
まさかのリュージュとフィルミナも参加しての観光となった。
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