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うちの子達が頑張ってくれたんだね!!
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エルスさんに暗殺者達の話をしてからさらに2ヶ月が経った。
この二か月の間にあたしに挑んできた暗殺者達は7人。
全員を生け捕りにして今度は油断せずに情報を聞き出し、組織に関する情報と王都方面に関する情報が揃ったので各街へ今後の話をしたいのでライ―ドの砦へと来てもらうよう騎士達に伝えに行ってもらい今日全員がそろった。
なので砦の会議室であたし、ラッチさん、ガラム、アルベルト、ラリア、マリッサと領主3人が集まった。
「久しぶりだねマリアール、レンス」
各街の領主たる友二人に声を掛けた後、初めてあうもう一人のクルスラの領主であるひょろっと長身の男を見る。
190はあるであろう長身とひょろっとしてはいるが引き締まった体、この人も中々強い。
「初めまして【ドラクーン】の頭を張ってるジャンヌダルクだべ、今回はあたし達と共に戦ってくれることを選んでくれて感謝する」
そう言って頭を下げる。
「初めまして私の名はローラット・クルスラです、頭を上げてくださいジャンヌ殿」
あたしが顔を上げるとローラットは笑いながら口を開く。
「それと普段の言葉使いでいいですよ、私もマリアールとレンスと同様に扱ってください」
「判ったべ」
そう言って頷くと3人がいきなり深々と頭を下げる。
「いきなりなにさ?」
いきなり三人に頭を下げられればビビるよね普通?
「ジャンヌ殿おかげで我々は死なずに済んだありがとう」
「ああ!その事か!!間に合ってよかったよ」
うちの子達が頑張ってくれたんだね!!お礼を言わないといいけないね!
「お礼ならうちの子達に行ってね、あの子達が頑張ったんだから」
あたしは爺さんから聞いた情報を元にあの子達に護衛を頼んだだけだからね。
「本人にはキチンと言いましたよ、その上で貴女にお礼を言いたい、貴女が暗殺の情報を得我々に護衛をつけてくれたから死なずに済んだ、ありがとう」
さらに頭を下げてきた3人にあたしは『頭を上げて』と言って座ってもらった。
「偶々情報を聞いただけだよ、それで?暗殺者は?何人きた?」
これからの話をする前に暗殺関係に関してを済ませてしまおう。
「私は3人でしたわ」
ふむ・マリアールは3人と。
「俺は4人」
ローラットは4人ね。
「私は5人でした」
レンスは5人か・・・・・・多分レンスの所の人数が多いのは【ドラクーン】の活動をしていたからだろうと思う。
「あたしの所は8人来たよ、それであたしの所に来たお客さんから話を聞いたら暗殺を請け負った暗殺組織は【ナイトワークス】って組織らしい、活動拠点は王都でそれなりの大きさを持つ組織らしい」
この情報はラッチさん達が捕らえた暗殺者達から聞いた断片的な情報を繋ぎ合わせ、王都の情報収集で得た情報とすり合わせて得た情報だ。
「そこそこ大きい組織だけど、もう2週間お客さんがあたしの所にきてないんだよね・・・・多分もう依頼をこなす暗殺者がいないのかもしれないね」
もちろんこれは希望的観測ではあるんだけどね。
「それで今回の集まってもらったのさ」
「と言うと?」
レンスがそう訊ねてきたのであたしが考えたこれからの事を話す。
「この二か月この砦にとどまっている間に王都方面の情報を集めてたんだけど面白そうになって来たからそろそろ動こうと思うってね」
あたしがそう言ったらラッチさんが立ち上がる。
「その情報については俺から伝えよう、端的に言えば我々【ドラクーン】の活動が思わぬ成果を上げたのです」
「「「は?」」」
その気持ちはわかるよ!!あたしもこの情報を聞いた時同じ反応をしたもん!!
「【ドラクーン】の活動が【アラビータ王国】の隅々まで伝わり東部、西部、北部において大なり小なり反乱が起き始めました」
この二か月の間にあたしに挑んできた暗殺者達は7人。
全員を生け捕りにして今度は油断せずに情報を聞き出し、組織に関する情報と王都方面に関する情報が揃ったので各街へ今後の話をしたいのでライ―ドの砦へと来てもらうよう騎士達に伝えに行ってもらい今日全員がそろった。
なので砦の会議室であたし、ラッチさん、ガラム、アルベルト、ラリア、マリッサと領主3人が集まった。
「久しぶりだねマリアール、レンス」
各街の領主たる友二人に声を掛けた後、初めてあうもう一人のクルスラの領主であるひょろっと長身の男を見る。
190はあるであろう長身とひょろっとしてはいるが引き締まった体、この人も中々強い。
「初めまして【ドラクーン】の頭を張ってるジャンヌダルクだべ、今回はあたし達と共に戦ってくれることを選んでくれて感謝する」
そう言って頭を下げる。
「初めまして私の名はローラット・クルスラです、頭を上げてくださいジャンヌ殿」
あたしが顔を上げるとローラットは笑いながら口を開く。
「それと普段の言葉使いでいいですよ、私もマリアールとレンスと同様に扱ってください」
「判ったべ」
そう言って頷くと3人がいきなり深々と頭を下げる。
「いきなりなにさ?」
いきなり三人に頭を下げられればビビるよね普通?
「ジャンヌ殿おかげで我々は死なずに済んだありがとう」
「ああ!その事か!!間に合ってよかったよ」
うちの子達が頑張ってくれたんだね!!お礼を言わないといいけないね!
「お礼ならうちの子達に行ってね、あの子達が頑張ったんだから」
あたしは爺さんから聞いた情報を元にあの子達に護衛を頼んだだけだからね。
「本人にはキチンと言いましたよ、その上で貴女にお礼を言いたい、貴女が暗殺の情報を得我々に護衛をつけてくれたから死なずに済んだ、ありがとう」
さらに頭を下げてきた3人にあたしは『頭を上げて』と言って座ってもらった。
「偶々情報を聞いただけだよ、それで?暗殺者は?何人きた?」
これからの話をする前に暗殺関係に関してを済ませてしまおう。
「私は3人でしたわ」
ふむ・マリアールは3人と。
「俺は4人」
ローラットは4人ね。
「私は5人でした」
レンスは5人か・・・・・・多分レンスの所の人数が多いのは【ドラクーン】の活動をしていたからだろうと思う。
「あたしの所は8人来たよ、それであたしの所に来たお客さんから話を聞いたら暗殺を請け負った暗殺組織は【ナイトワークス】って組織らしい、活動拠点は王都でそれなりの大きさを持つ組織らしい」
この情報はラッチさん達が捕らえた暗殺者達から聞いた断片的な情報を繋ぎ合わせ、王都の情報収集で得た情報とすり合わせて得た情報だ。
「そこそこ大きい組織だけど、もう2週間お客さんがあたしの所にきてないんだよね・・・・多分もう依頼をこなす暗殺者がいないのかもしれないね」
もちろんこれは希望的観測ではあるんだけどね。
「それで今回の集まってもらったのさ」
「と言うと?」
レンスがそう訊ねてきたのであたしが考えたこれからの事を話す。
「この二か月この砦にとどまっている間に王都方面の情報を集めてたんだけど面白そうになって来たからそろそろ動こうと思うってね」
あたしがそう言ったらラッチさんが立ち上がる。
「その情報については俺から伝えよう、端的に言えば我々【ドラクーン】の活動が思わぬ成果を上げたのです」
「「「は?」」」
その気持ちはわかるよ!!あたしもこの情報を聞いた時同じ反応をしたもん!!
「【ドラクーン】の活動が【アラビータ王国】の隅々まで伝わり東部、西部、北部において大なり小なり反乱が起き始めました」
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