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心配はしていなかったけどね!!
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「すまねぇ大将、あんまり情報が得られなかった」
「ん?」
あたしの部屋にノックの後ガラムが部屋に入って来た後にそう言って頭を下げてきた。
「どういう事?」
ガラムに頭を上げてもらった後に話を聞いだす。
「まず得た情報からですが、暗殺者の狙いは大将と領主様3人、それとカグヤ商会のエルス殿でした」
思った通りだった!皆に護衛についてもらってよかった!!皆がついてくれれば心配はないね!!
「それでですね・・・・・・・・・・その情報を聞いて油断したときに自害されました」
・・・・・・・・・・・は?
「え?3人とも?」
「はい、情報を聞くために猿ぐつわを外していまして口の中に毒を仕込んでいたらしく・・・・それで」
まあ少しでも情報を得られたから良しとするべきだね。
「気にしなくていいよ情報は聞けたんだしね、領主様の護衛はうちの子達がついてるし心配ないという事で、後この情報を隊長格の皆には伝えといてね」
「判った」
ガラムのそう言うと彼はそのまま部屋を出て行って、部屋に残されたあたしはギンガに抱き着く。
・・・・・わかってるんだあたしが指示して事で人が死ぬことは、味方であれ敵であれね。
「皆あたしを慰めてーー」
もやもやする気持ちをアニマルセラピーで癒した後あたしは部屋を出てラッチさん達隊長格が使ってる部屋へと向かい、ノックの後中に入る。
「皆おつかれねー」
中に入ると四人が揃っていてさっきの事を話していたみたいだ。
「さっきの話は聞いたね?暗殺者達の動きを見たいからしばらくは此処に留まるよ」
暗殺者達の組織の構成員が何人いるか知らんけどあたしを狙ってくる奴がまだいると思っておいたほうがいいべさ。
なのでそいつらとの事をしっかり終わらせた後に動いた方が安心できると思うのだ。
「だから動かない時間を利用して王都方面の情報収集をしたいんだ」
今後行動する時の為に情報収集を解いて損はないと思うんだ。
「なるほど・・・・・・」
ラッチさんは頷いた後に顎に手をやり考え込んだ。
「でしたら我々で人選はします、他に何かございますか?」
ラッチさんの質問に暫く考えた後首を左右に振る。
「あ!でも危険だったらすぐに引くよう厳命しておいてね?命あっての物種なんだから」
「心得ております」
「んじゃ少し出かけるね」
「どこへ?」
「ケネスダスにね、エルスさんが心配だし【カグヤ商会】は【ドラクーン】の生命線だから」
まあ転移で行けるんだけど今回は砦を歩いて出て誰も見ていない所で転移を使うつもりだ。
「誰かつけましょうか?」
ガラムが不安そうに言ってきたけどあたしは首を左右に振る。
「いいよその分情報収集に人数を回しておくれ」
誰かについて来てもらっても転移が使えなくなるから遠慮するべさ!!
「んじゃ留守の間ラッチさんに全部任せるからよろしく」
「承りました、ジャンヌ様も気を付けてください貴女は狙われているのですのから」
「判ってるよ、でもアニマルズがいるから心配しないで、皆こそ気を付けてね狙いはあたしだろうけどあんた達も狙われる可能性もあるんだからね」
「判っております」
そのやり取りの後に部屋を出た後外に出て門番に声を掛けた後、砦を出て見えない位置まで歩いた後あたしはケネスダスへと転移した。
「ただいまー」
あたし用の部屋を出た後エルスさんの仕事部屋へと入りながら挨拶をすると、何かの書類を見ていたエルスさんが書類から視線を外し、あたしに微笑みながら挨拶をしてくれた。
「お帰りなさいませ」
エルスさんの後ろで控えていたミズキが恭しく一礼しながら『お帰りなさいませ』と言ってくれたのであたしも笑顔になる。
「ただいま!!」
エルスさん達が無事なのを確認出来て安心したよ、まあミズキが護衛をしてくれていたからあまり心配はしていなかったけどね!!
「ん?」
あたしの部屋にノックの後ガラムが部屋に入って来た後にそう言って頭を下げてきた。
「どういう事?」
ガラムに頭を上げてもらった後に話を聞いだす。
「まず得た情報からですが、暗殺者の狙いは大将と領主様3人、それとカグヤ商会のエルス殿でした」
思った通りだった!皆に護衛についてもらってよかった!!皆がついてくれれば心配はないね!!
「それでですね・・・・・・・・・・その情報を聞いて油断したときに自害されました」
・・・・・・・・・・・は?
「え?3人とも?」
「はい、情報を聞くために猿ぐつわを外していまして口の中に毒を仕込んでいたらしく・・・・それで」
まあ少しでも情報を得られたから良しとするべきだね。
「気にしなくていいよ情報は聞けたんだしね、領主様の護衛はうちの子達がついてるし心配ないという事で、後この情報を隊長格の皆には伝えといてね」
「判った」
ガラムのそう言うと彼はそのまま部屋を出て行って、部屋に残されたあたしはギンガに抱き着く。
・・・・・わかってるんだあたしが指示して事で人が死ぬことは、味方であれ敵であれね。
「皆あたしを慰めてーー」
もやもやする気持ちをアニマルセラピーで癒した後あたしは部屋を出てラッチさん達隊長格が使ってる部屋へと向かい、ノックの後中に入る。
「皆おつかれねー」
中に入ると四人が揃っていてさっきの事を話していたみたいだ。
「さっきの話は聞いたね?暗殺者達の動きを見たいからしばらくは此処に留まるよ」
暗殺者達の組織の構成員が何人いるか知らんけどあたしを狙ってくる奴がまだいると思っておいたほうがいいべさ。
なのでそいつらとの事をしっかり終わらせた後に動いた方が安心できると思うのだ。
「だから動かない時間を利用して王都方面の情報収集をしたいんだ」
今後行動する時の為に情報収集を解いて損はないと思うんだ。
「なるほど・・・・・・」
ラッチさんは頷いた後に顎に手をやり考え込んだ。
「でしたら我々で人選はします、他に何かございますか?」
ラッチさんの質問に暫く考えた後首を左右に振る。
「あ!でも危険だったらすぐに引くよう厳命しておいてね?命あっての物種なんだから」
「心得ております」
「んじゃ少し出かけるね」
「どこへ?」
「ケネスダスにね、エルスさんが心配だし【カグヤ商会】は【ドラクーン】の生命線だから」
まあ転移で行けるんだけど今回は砦を歩いて出て誰も見ていない所で転移を使うつもりだ。
「誰かつけましょうか?」
ガラムが不安そうに言ってきたけどあたしは首を左右に振る。
「いいよその分情報収集に人数を回しておくれ」
誰かについて来てもらっても転移が使えなくなるから遠慮するべさ!!
「んじゃ留守の間ラッチさんに全部任せるからよろしく」
「承りました、ジャンヌ様も気を付けてください貴女は狙われているのですのから」
「判ってるよ、でもアニマルズがいるから心配しないで、皆こそ気を付けてね狙いはあたしだろうけどあんた達も狙われる可能性もあるんだからね」
「判っております」
そのやり取りの後に部屋を出た後外に出て門番に声を掛けた後、砦を出て見えない位置まで歩いた後あたしはケネスダスへと転移した。
「ただいまー」
あたし用の部屋を出た後エルスさんの仕事部屋へと入りながら挨拶をすると、何かの書類を見ていたエルスさんが書類から視線を外し、あたしに微笑みながら挨拶をしてくれた。
「お帰りなさいませ」
エルスさんの後ろで控えていたミズキが恭しく一礼しながら『お帰りなさいませ』と言ってくれたのであたしも笑顔になる。
「ただいま!!」
エルスさん達が無事なのを確認出来て安心したよ、まあミズキが護衛をしてくれていたからあまり心配はしていなかったけどね!!
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