レディース異世界満喫禄

日の丸

文字の大きさ
上 下
680 / 1,656

エルスさんすげえ!!

しおりを挟む
「あれ?エルスさん?来てたんだ?」



倉庫につき中に入るとエルスさん、ポーラ、テレス、そして長身の美人さんがいつの間にか置いてある荷物を開けて中身を出している最中だった。



「お帰りなさいませレン様、話は聞いておりますご苦労様でした」



深々と頭を下げるエルスさんにうんと頷き視線を美人さんに向ける。

その美人さんは190を超える長身で鋭い視線と赤い髪を背中まで流し何故か執事の着るような服を着た美女だった・・・・・・・・・胸部装甲も羨ましいくらいの物をお持ちのようで!!



「レン様、お姿を戻していただけますか?彼女を紹介したいので」



「判ったべさ、蒼天お願い」



あたしの姿が変わった事を美人さんは驚いていたけどそれをスルーしてエルスさんが口を開いく。



「レン様に頼まれた件ですが万事準備ができました、今この倉庫においてある商品は貴女様の部隊へと支給するべき物資の第一弾となります」



おお!さすがエルスさん!!頼りになるね!!



「それとレン様がいない間にギルドに行き【カグヤ商会】の店に使う物件を探し買取して改装を依頼しました」



・・・・・・・仕事が早やすぎでしょうエルスさん!!出来る女は違うね!!



「それともう一つご報告が、このたび【カグヤ商会】の武器・防具・魔道具部門の取り纏めをやっていただく為に【カグヤ商会】に入ってもらいました。カロラ・ザックスです、彼女は店長などには就かず私達と同じように動いてもらいますのでよろしくお願いいたします」



「ってことは何もないときはアズエルの家にいるってこと?」



「はい、もう子供たちとは顔合わせはしています、慣れてくれば色々教えるつもりです」



「判ったべさ、んでさエルスさん」



詳しい話は後からでいいから他の意味たいことがあるんだよね。



「何でしょうか?」



「薬も仕入れて来た?」



この街はともかく周りの村の薬が圧倒的に足りなくなってるんだよね、なので薬があるのなら周りに分けてあげたいんだよね。



「もちろんです、ですがそう多くは仕入れてきませんでした、今ある分を配って・・・・そうですね二日後に入ります」



「助かるよ、シン、ミズキ、カナデ、三人に頼みがある」



「判りました三人で村を回ってきます」



・・・・・・・・・・・・あたしまだ何も言ってないんだけど!!まあそれを頼もうと思ったんだけど何でわかるの?エルスさんと言いシン達と言い・・・・・あたしってわかりやすいのかな?



「頼むよ、部隊の奴に頼んでもいいんだけど、逃げて行った3000人の騎士達が襲ってきたらやばいからね、三人は強いから心配ないし」



「「「褒めていただき光栄です」」」



だって本当に頼りになるもん。



「えっと・・カロラさんだっけ?よろしくね」



美人さんに視線を向けそう言うと美人さんが執事のように一礼しほほ笑む。



「こちらこそよろしくお願いしますレン様、新参者ですが貴女の事を色々伺い貴女の為に働きたいと心から思いました、頑張らしていただきます」



・・・・・・・・・・・・・・エルスさん・・・・・・・・・・・何言ったの?ねえ?エルスさん?視線をそらさないで?ねえ?



「そっかそれは頼もしいね、あたしは我が儘だから無茶を言うかもしれないからよろしく」



今はかなり無茶を言う事になる可能性が高いからね、に頼りにするべよ!!



「あとレン様、これを」



エルスさんが何枚かの紙を渡してきたので受け取り目を通す。

どうやら【ドラクーン】の活動の方にまわす物資のようで食糧、武器、防具の一覧が書いてあった。



「思ったよりたくさんあるね・・・・・・ありがとうエルスさん」



エルスさんに話をしてまだ四日しかたってないのにこれだけ揃えてくれるとは思わなかった。



「レン様、貴女は誤解してます」



「へ?」



「そこに書いてあるのは第一弾目です、この後にもまだ荷は届きますよ」



・・・・・・・・・・・・・・・・エルスさんすげえ!!
しおりを挟む
感想 1,344

あなたにおすすめの小説

病弱が転生 ~やっぱり体力は無いけれど知識だけは豊富です~

於田縫紀
ファンタジー
 ここは魔法がある世界。ただし各人がそれぞれ遺伝で受け継いだ魔法や日常生活に使える魔法を持っている。商家の次男に生まれた俺が受け継いだのは鑑定魔法、商売で使うにはいいが今一つさえない魔法だ。  しかし流行風邪で寝込んだ俺は前世の記憶を思い出す。病弱で病院からほとんど出る事無く日々を送っていた頃の記憶と、動けないかわりにネットや読書で知識を詰め込んだ知識を。  そしてある日、白い花を見て鑑定した事で、俺は前世の知識を使ってお金を稼げそうな事に気付いた。ならば今のぱっとしない暮らしをもっと豊かにしよう。俺は親友のシンハ君と挑戦を開始した。  対人戦闘ほぼ無し、知識チート系学園ものです。

少し冷めた村人少年の冒険記

mizuno sei
ファンタジー
 辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。  トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。  優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

スキル【僕だけの農場】はチートでした~辺境領地を世界で一番住みやすい国にします~

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
旧題:スキル【僕だけの農場】はチートでした なのでお父様の領地を改造していきます!! 僕は異世界転生してしまう 大好きな農場ゲームで、やっと大好きな女の子と結婚まで行ったら過労で死んでしまった 仕事とゲームで過労になってしまったようだ とても可哀そうだと神様が僕だけの農場というスキル、チートを授けてくれた 転生先は貴族と恵まれていると思ったら砂漠と海の領地で作物も育たないダメな領地だった 住民はとてもいい人達で両親もいい人、僕はこの領地をチートの力で一番にしてみせる ◇ HOTランキング一位獲得! 皆さま本当にありがとうございます! 無事に書籍化となり絶賛発売中です よかったら手に取っていただけると嬉しいです これからも日々勉強していきたいと思います ◇ 僕だけの農場二巻発売ということで少しだけウィンたちが前へと進むこととなりました 毎日投稿とはいきませんが少しずつ進んでいきます

外れギフト魔石抜き取りの奇跡!〜スライムからの黄金ルート!婚約破棄されましたのでもうお貴族様は嫌です〜

KeyBow
ファンタジー
 この世界では、数千年前に突如現れた魔物が人々の生活に脅威をもたらしている。中世を舞台にした典型的なファンタジー世界で、冒険者たちは剣と魔法を駆使してこれらの魔物と戦い、生計を立てている。  人々は15歳の誕生日に神々から加護を授かり、特別なギフトを受け取る。しかし、主人公ロイは【魔石操作】という、死んだ魔物から魔石を抜き取るという外れギフトを授かる。このギフトのために、彼は婚約者に見放され、父親に家を追放される。  運命に翻弄されながらも、ロイは冒険者ギルドの解体所部門で働き始める。そこで彼は、生きている魔物から魔石を抜き取る能力を発見し、これまでの外れギフトが実は隠された力を秘めていたことを知る。  ロイはこの新たな力を使い、自分の運命を切り開くことができるのか?外れギフトを当りギフトに変え、チートスキルを手に入れた彼の物語が始まる。

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる 

SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ 25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。  目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。 ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。 しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。 ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。 そんな主人公のゆったり成長期!!

追放された引きこもり聖女は女神様の加護で快適な旅を満喫中

四馬㋟
ファンタジー
幸福をもたらす聖女として民に崇められ、何不自由のない暮らしを送るアネーシャ。19歳になった年、本物の聖女が現れたという理由で神殿を追い出されてしまう。しかし月の女神の姿を見、声を聞くことができるアネーシャは、正真正銘本物の聖女で――孤児院育ちゆえに頼るあてもなく、途方に暮れるアネーシャに、女神は告げる。『大丈夫大丈夫、あたしがついてるから』「……軽っ」かくして、女二人のぶらり旅……もとい巡礼の旅が始まる。

こちらの異世界で頑張ります

kotaro
ファンタジー
原 雪は、初出勤で事故にあい死亡する。神様に第二の人生を授かり幼女の姿で 魔の森に降り立つ 其処で獣魔となるフェンリルと出合い後の保護者となる冒険者と出合う。 様々の事が起こり解決していく

転生先ではゆっくりと生きたい

ひつじ
ファンタジー
勉強を頑張っても、仕事を頑張っても誰からも愛されなかったし必要とされなかった藤田明彦。 事故で死んだ明彦が出会ったのは…… 転生先では愛されたいし必要とされたい。明彦改めソラはこの広い空を見ながらゆっくりと生きることを決めた 小説家になろうでも連載中です。 なろうの方が話数が多いです。 https://ncode.syosetu.com/n8964gh/

処理中です...