レディース異世界満喫禄

日の丸

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マジで!!

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アリーヌ使った魔法を見て固まる騎士達に向かいあたしは声を掛ける。



「で?やんのかやらないのかどっちだ?やんのなら命は無いものと思え」



あまり気乗りはしないが殺されるわけにはいかないので、徹底的にやらせていただきますよ!!



「いや・・・・やらない・・・・・・訳はないだろう!!」



そういった騎士が何かをあたしに投げつけて来たけどコハクが【防御結界】で防いでくれた。



「ありがとうコハク助かったよ、んであんた等・・・・やるってことでいいんだね?」



あたしは此処でやっと立ち上がり【アイテムボックス】から日光を取り出す。

しっかし本当にこいつ等盗賊っぽいね、さっきも投げナイフであたしを狙ったりしたし・・・・あ!でも投げナイフって騎士でも使う・・・・・のかな?まあ考えても仕方ないけど。



「んじゃ死んでも恨むなよ?あたしは気乗りしなかったんだからね」



「しゃべるな犯罪者の性悪女が!覚悟せよ!!」



と叫んだ騎士が次の瞬間には氷像になっていた。



「は?」



思わず口から洩れた小さな言葉が静かになったのこの空間に響いた。

もちろんやったのはミズキ、あたしを『犯罪者』と言った時点で【コキュートス】と使っていたみたいだ。



「さて皆さま・・・・私達の主を侮辱する人はいらっしゃいますか?名乗り出てくださいな、私がお相手いたしますから」



ニコリとほほ笑みながらミズキガそう言うけど誰もが返事をせず、むしろビビッて後ずさりをし始める。

・・・・・・・・・・・・・・・ミズキが怖いです!!普段怒らない人を怒らせると怖いって言うけどそれは本当だよ!!めっちゃ怖い!!



「あなた達私達を倒せないようなら、ジャンヌは倒せないわよ?私達より数倍強いのよ彼女は」



そんなことないですよアリーヌ?アンタやシン達とは多分同格の力量だと思うんだよね。

アリーヌの言葉に残りの騎士達が一斉にあたしを見てそのあと散り散りに逃げ出し始める。

しかもあたしの顔をがん見した後に・・・・・・・・・・なんて失礼な奴らだ!!



「皆少し移動しよう」



本当は此処で野宿の準備をしていたけどあいつらのせいで氷像がいっぱいできてのんびりする気が起きないのでここから離れた場所でもう一度やり直しだ。

皆と移動して野宿の準備をして夕食を食べている時にシンが帰ってきた。



「ただいま帰りましたレン様」



「お帰りシンご苦労様ね、一緒にご飯食べよう」



無事に帰ってきてよかったよ、さっきの騎士の件があったから少し心配してたんだよね、

食事をしながらシンの報告を聞くと、ケネスダスはかなり落ち着きつつあるらしい、ただやはり魔物が散り散りになってしまっていたので、各村や町からケネスダスのギルドに討伐依頼を持った人がやってきては頼んでいったそうだ。



「んじゃあしたはその依頼を出していって町や村方面に行こう」



困っているんなら早く行った方がいいからね。



「で?レン様?ミズキが話していた騎士達はいつ倒しに行くのですか?」



・・・・・・・・・・ん?



「先程ミズキが話してくれました、レン様に暴言を吐いた騎士がいると、いつ倒しに行くのでしょうか?」



ニコリと笑っているけど、目が笑ってないよ!!シンまで怒ってる!!



「えっとね?あたしに暴言を言った奴は氷像になったからもういいんじゃないかと思うんだけど?」



それにもうあんな奴らとは関わり合いたくないんだよね、マジで!!



「・・・・・・・・わかりましたレン様がそうおっしゃるのであれば」



納得でいないようだけど、あたしが『もういい』と言ったのでしぶしぶって感じだ。



まああたしの為に怒ってくれるのは嬉しいんだけどね。



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