レディース異世界満喫禄

日の丸

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忘れがちだけど!!

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「え?」



あたし達の会話を聞いていたリーダーさんがそう声を出したので視線を向けて口を開く。



「シンが一緒にケネスダスまで行くってことだよ、シンはAランカーで凄腕の剣士だ安心していいよ」



おまけに魔法も使え気配り上手!!言う事なしの完璧執事!!



「Aランカーは凄いけど、あなた達はいいの?彼が抜けることで危険度が増すのよ?」



「確かに戦力は落ちるけど大丈夫」



アニマルズもいるしミズキとカナデもいるからね!!



「助かるわ、ケネスダスに戻ってから会いましょう、お礼がしたいから」



「なら美味いお店を教えてくれると嬉しいな」



今日ついたばかりだからどこが美味しいとかわかんないしね!!



「わかったわ、街で会いましょう」



そう言って6人は歩いて行った。







「さて思わぬところで時間を使ったけど行こうか・・・・・カナデお願い」



「畏まりました」



カナデに頼み調べてもらいその方向へと進みオーガ20匹の一団を発見したので戦闘に入る。

まずはあたしが【ヴィリーナ】を使いオーガ4匹の首をはね、そのあとアニマルズが飛び掛かりすべてを倒した。

あたしはオーガの死体を【アイテムボックス】に入れた後皆に声を掛ける。



「今日はもうここから少し離れた場所での野宿しよう」



もう夕方になるから早めに野宿の準備を始めたいけど、さすがに血みどろの所で野宿はしたくないから

少し移動した場所で準備をしようと思う。

そういった後あたし達は少し歩いた所でカナデが声をかけてきた。



「レン様、あちらの方角から500人ほどの団体様がこちらに向かって来ます」



カナデが視線を向けた方向に視線を向けながらちょっと考えるとその団体さんがどこの団体さんかはなんとなく理解する。

狩りに行っている騎士の部隊の一つだろうと思う。

てことはてきではないね!んじゃ此処で野宿の準備だね。



「んじゃ野宿の準備をしようか」



「「畏まりました」」



ミズキとカナデが準備を始めてあたしも手伝うよって言ったら二人とも『座っていてください』と言われて椅子に座りながらアニマルズをもふる。

そんな感じで過ごしていたら騎士達が視界に入り、そしてあたし達は騎士に囲まれた。

・・・・・・・・・・・・・あれ?味方じゃなかったの?



「犯罪者と手をを組んで魔物退治とか・・・・・まったく副長は何考えてんだか」



「そう言うなよ、おかげで俺達に手柄が転がってきたんだからな」



「こいつらを殺して食糧を奪ってさっさと国境に行こうぜ」



「厄介なウインドドラゴンはいねぇ、女子供と弱そうな魔物だけださっさと終わらせるぞ



「こっちは500人いるから俺は見学でいいよな?かったるいんだよ」



等々会話が聞こえてくる。

前の戦いでも思ったんだけど本当にこいつ等国に仕える騎士か?盗賊じゃなくて?アンヌシアさんやドルクが聞いたらブチ切れそうだね。



「盗賊共か弱い女子供に500人で襲い掛かるとか・・・・・・情けないったりゃありゃしないね!!」



あたしは椅子に座ったまま声を張り上げるた後、挑発するように足を組み直しながらニヤリと笑う。



「500人だけ?・・・・・あたし達相手に?・・・・・・2000人は連れてこいや!!」



「なめやがって!!やれ!!」



騎士の中の誰かがそう叫ぶと騎士達があたし達に一斉に襲い掛かってくるけどあたしは座ったまま動かない。



「愚か者どもが・・・・【コキュートス】」



不機嫌な顔でミズキが魔法を使うと最初に襲い掛かってきた騎士50人が氷像となり、他の騎士たちの動きが止まる。



「あなた達、レンを打ち取ろうと思っているのなら死を覚悟することね、」



アリーヌがゆらりと立ち上がり微笑みながら口にするが、騎士達が見るのはアリーヌじゃなくてその上空。

いつの間にか【サウザンドブレイブ】と使っていて、それを上空で待機させていた、その数数百・・・いや千はあるんじゃなかろうか・・・・さすがアリーヌ、いつもは食べてばかりだけど魔法に関しては超一流だね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・忘れがちだけど!!
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