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あたしも手伝おう!!
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お爺さんとの話で衝撃の事実が判ったけど、まだまだ情報を知りたいので話を聞くのは継続する。
「でもそれだけじゃ『最悪』って事にはならないでしょうに?」
さっきまでの話を聞く限り内戦が落ち着き、【メイシェル王国】に宣戦布告をしただけだべ?『最悪』とは言えないじゃん?
「はい、それだけならば『最悪』とは言いません・・・・・【アラビータ】の軍は内戦で疲弊したまま侵略を開始したのです・・・・・勿論、物資もろくにないままで」
「へ?」
あたしも『グリフォン事件』で兵を率いたからわかるんだけど、物資・・特に食糧なんかがなければ部隊を維持できないと言っても過言ではない事は分る。
「内戦で物資を使い無くなったまではいきませんが、かなり消費したのです、そして軍上層部は一つの答えを出しました・・・・・・・・『国境に行くまでの街や村で『物資』と『戦力』を補充すればいい・・・と」
おじいさんがテーブルを見るようにうつむきながら言葉を発するのを聞いてあ然とする。
「それってまさか」
「はい・・・・私がいた村も・・・・・・備蓄していた食糧と・・・・50代までの男は全て連れて行かれました・・・・・それがここいら辺全てで行われています」
これは『グリフォン事件』と同じことが実際に【アラビータ】で起こったという事だろう。
「食糧もあまりなく絶望に染まった我々がそんな時・・・一つの噂を聞いたのです・・・・ケネスダスと言う街は我々のような境遇の民をも受け入れて守護してくれると・・・・私達はそれに賭ける事にしたのです」
この人達は旅人じゃなくて難民って事になるのか?
「その街は此処からどれくらいかかるの?」
「約5日と言った所でしょうか」
ふむ・・・・まあ関わっちまったから仕方ないか。
「ならあたし達も付き合うよ」
「は?」
「あたし達もケネスダスに行くって言ったのさ、ついでだから護衛もするよ」
早く王都に行く方がいいんだろうけど放ってはいけないからね。
「よろしいのですか?」
あたしの提案にお爺さんが驚いた顔のまま聞いてきたので頷く。
「これも何かの縁さ、ミズキ昼飯にしよう!久しぶりにミズキのカレーが食べたいな!あ!ついでだから此処に居る人数分頼めるかな?」
あたしの言葉に頷き微笑むミズキ。
「畏まりました、腕によりをかけましょう」
あたしがカレーを頼んだのは大人数でもカレーならば苦にならないからだ。
「あのう?」
訳が分かんないという感じでお爺さんがあたしに声を掛けてきたのでニヤリとしてお爺さんに話す。
「今からご飯を食べるんだ、皆の分も作ってもらうから腹いっぱい食べておくれ」
「え?」
お爺さんがあたしにさっき話をしてくれた中で『備蓄していた食糧と50代までの男は全て連れて行かれた』と言っていた。
多分此処に居る人たちって今日まであまり食事をしてないんじゃないのかな?
「よろしいのですか?我々は34人おります。貴女様の食糧がもたないのではないのですか?」
お爺さんは食事よりもあたしの食糧を心配してくれているらしい、この人もお人好しだね。
「大丈夫、あたしは【アイテムボックス】の中にかなりの量の食糧を入れてあるからね、あたし達だけで食べるのはどうかと思うんで皆で食べよう」
「ありがとうございます!!ありがたく頂戴いたします!!」
皆で食べた方が美味しいしね、そうだ!やっぱりあたしも手伝おう!!
「レン様はお座りになってお待ちください」
あたしがそう思い立ち上がると後ろで控えていたシンが肩に手を置きそのまま下に押し戻しあたしを坐らせる。
「あのねシン?」
「座っててください」
何でエルスさんといいシン達といい、あたしの考えてる事がわかるのかな?
「でもそれだけじゃ『最悪』って事にはならないでしょうに?」
さっきまでの話を聞く限り内戦が落ち着き、【メイシェル王国】に宣戦布告をしただけだべ?『最悪』とは言えないじゃん?
「はい、それだけならば『最悪』とは言いません・・・・・【アラビータ】の軍は内戦で疲弊したまま侵略を開始したのです・・・・・勿論、物資もろくにないままで」
「へ?」
あたしも『グリフォン事件』で兵を率いたからわかるんだけど、物資・・特に食糧なんかがなければ部隊を維持できないと言っても過言ではない事は分る。
「内戦で物資を使い無くなったまではいきませんが、かなり消費したのです、そして軍上層部は一つの答えを出しました・・・・・・・・『国境に行くまでの街や村で『物資』と『戦力』を補充すればいい・・・と」
おじいさんがテーブルを見るようにうつむきながら言葉を発するのを聞いてあ然とする。
「それってまさか」
「はい・・・・私がいた村も・・・・・・備蓄していた食糧と・・・・50代までの男は全て連れて行かれました・・・・・それがここいら辺全てで行われています」
これは『グリフォン事件』と同じことが実際に【アラビータ】で起こったという事だろう。
「食糧もあまりなく絶望に染まった我々がそんな時・・・一つの噂を聞いたのです・・・・ケネスダスと言う街は我々のような境遇の民をも受け入れて守護してくれると・・・・私達はそれに賭ける事にしたのです」
この人達は旅人じゃなくて難民って事になるのか?
「その街は此処からどれくらいかかるの?」
「約5日と言った所でしょうか」
ふむ・・・・まあ関わっちまったから仕方ないか。
「ならあたし達も付き合うよ」
「は?」
「あたし達もケネスダスに行くって言ったのさ、ついでだから護衛もするよ」
早く王都に行く方がいいんだろうけど放ってはいけないからね。
「よろしいのですか?」
あたしの提案にお爺さんが驚いた顔のまま聞いてきたので頷く。
「これも何かの縁さ、ミズキ昼飯にしよう!久しぶりにミズキのカレーが食べたいな!あ!ついでだから此処に居る人数分頼めるかな?」
あたしの言葉に頷き微笑むミズキ。
「畏まりました、腕によりをかけましょう」
あたしがカレーを頼んだのは大人数でもカレーならば苦にならないからだ。
「あのう?」
訳が分かんないという感じでお爺さんがあたしに声を掛けてきたのでニヤリとしてお爺さんに話す。
「今からご飯を食べるんだ、皆の分も作ってもらうから腹いっぱい食べておくれ」
「え?」
お爺さんがあたしにさっき話をしてくれた中で『備蓄していた食糧と50代までの男は全て連れて行かれた』と言っていた。
多分此処に居る人たちって今日まであまり食事をしてないんじゃないのかな?
「よろしいのですか?我々は34人おります。貴女様の食糧がもたないのではないのですか?」
お爺さんは食事よりもあたしの食糧を心配してくれているらしい、この人もお人好しだね。
「大丈夫、あたしは【アイテムボックス】の中にかなりの量の食糧を入れてあるからね、あたし達だけで食べるのはどうかと思うんで皆で食べよう」
「ありがとうございます!!ありがたく頂戴いたします!!」
皆で食べた方が美味しいしね、そうだ!やっぱりあたしも手伝おう!!
「レン様はお座りになってお待ちください」
あたしがそう思い立ち上がると後ろで控えていたシンが肩に手を置きそのまま下に押し戻しあたしを坐らせる。
「あのねシン?」
「座っててください」
何でエルスさんといいシン達といい、あたしの考えてる事がわかるのかな?
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