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閑話 エルスさん動く
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レン様が衛兵に連れて行かれるのを見送った後に私は動き始める。
「シンさん達はこの前行った【隠れ家】に行ってダンタさんに依頼を、多分【ボルケーノ】か絡んでいると思いますので【ボルケーノ】とあの男・・・・・ゴッマ・スルーに関して調べてもらってください、依頼料は・・・・」
「この前ドラゴンを売ったのでお金はあります」
シンさんの言葉に頷く。
「シリアリア貴女はこのまま店に居残ってください、ミズキさん、カナデさん護衛を頼めますか?」
あの男は『商品はこのままにしておけ』と言っていた、何かするかもしれないので対応するためにシリアリアがいた方がいいし、危ないときは二人に守ってもらえばいい。
「私はケイン陛下に会ってきます」
一応相手はエルセア王国・・・つまりは【国】が相手だ、陛下の力をお借りするしかないでしょう。
「アニマルズさんとドラゴンズさんはこのまま此処に居てください、いざというときの為に、それまでは皆を守ってあげてくださいね」
今ここでアニマルズやドラゴンズが暴れるのはかなりまずい、レン様が付いて行った意味が無くなってしまう。
「では皆、其々に動きましょう」
私は購入した家に戻り【転移の腕輪】を使いアズエルの家へと戻る。
「エルスさんお帰りなさい」
丁度転移した場所にテレスとポーラが居たのでこれから事を話し合う必要があると感じ辺りを見回して子供達が居ないことを確認してから話をする。
「二人共よく聞いてください、今日エルセア王国の店においてレン様が衛兵に捕まりました、罪状は『国家禁止物密入』だそうです」
「「な!!」」
二人共かなり驚いているけど話を続ける。
「無論そんな事はしていませんので冤罪なのです、ですから向こうの情報屋に調べてもらっています、それと私も動きます、ですが時間が掛かるかもしれません、ですので子供達には『エルセア王国で仕事を受けている』という事にしておいてください」
「「はい」」
余計な事を言って子供達を心配させることはしない方がいいし、レン様も望まない。
「こちらの事は二人に任せます」
「わかりました」
三人で頷き合う。
「私は王都に向かい陛下に相談してきます」
二人に見送られて王都の家に転移した。
転移しすぐに家を出て城に向かい入場門の衛兵に挨拶をして城内へと入り、見知った顔を見つけて声を掛ける。
「ミランダ」
声を掛けられたメイド・・・・・現王宮メイド長のミランダが振り返る。
「エルスさん!お久しぶりです」
綺麗なカーテーシーをしながら挨拶をしてくるミランダに笑みが浮かぶ。
「久ぶりですね、急で悪いのだけれど陛下と面会がしたいのです。陛下には『火急の事態です』とお伝手えしてくれませんか?」
「すぐに」
彼女は私をよく知ってる為、冗談でも噓でもないと分かり走って行った。
「急いでくれるのは嬉しいのですが、王宮メイド長が走っては下の物に示しがつきませんよ」
その後姿を見て思わず呟いてしまう。
まだあの子の上司であった頃の気持ちが残っていたようで小さく吹き出してしまった。
ミランダが走って戻ってきて息を切らせながら「陛下がお会いになられます」と言ってくれたので執務室に向かいノックをした後部屋に入る。
「陛下、急な面会を受けていただき感謝します」
「何事だ?お前が此処に来るのも珍しいが火急の件とは何があった?」
隣にクラウさんが立っており二人共真剣な顔で私を見ている。
「この世界から【エルセア王国】が消えるかもしれません、お力をお貸しください」
「「は?」」
これ意外に表現がが出来ないのです。
「シンさん達はこの前行った【隠れ家】に行ってダンタさんに依頼を、多分【ボルケーノ】か絡んでいると思いますので【ボルケーノ】とあの男・・・・・ゴッマ・スルーに関して調べてもらってください、依頼料は・・・・」
「この前ドラゴンを売ったのでお金はあります」
シンさんの言葉に頷く。
「シリアリア貴女はこのまま店に居残ってください、ミズキさん、カナデさん護衛を頼めますか?」
あの男は『商品はこのままにしておけ』と言っていた、何かするかもしれないので対応するためにシリアリアがいた方がいいし、危ないときは二人に守ってもらえばいい。
「私はケイン陛下に会ってきます」
一応相手はエルセア王国・・・つまりは【国】が相手だ、陛下の力をお借りするしかないでしょう。
「アニマルズさんとドラゴンズさんはこのまま此処に居てください、いざというときの為に、それまでは皆を守ってあげてくださいね」
今ここでアニマルズやドラゴンズが暴れるのはかなりまずい、レン様が付いて行った意味が無くなってしまう。
「では皆、其々に動きましょう」
私は購入した家に戻り【転移の腕輪】を使いアズエルの家へと戻る。
「エルスさんお帰りなさい」
丁度転移した場所にテレスとポーラが居たのでこれから事を話し合う必要があると感じ辺りを見回して子供達が居ないことを確認してから話をする。
「二人共よく聞いてください、今日エルセア王国の店においてレン様が衛兵に捕まりました、罪状は『国家禁止物密入』だそうです」
「「な!!」」
二人共かなり驚いているけど話を続ける。
「無論そんな事はしていませんので冤罪なのです、ですから向こうの情報屋に調べてもらっています、それと私も動きます、ですが時間が掛かるかもしれません、ですので子供達には『エルセア王国で仕事を受けている』という事にしておいてください」
「「はい」」
余計な事を言って子供達を心配させることはしない方がいいし、レン様も望まない。
「こちらの事は二人に任せます」
「わかりました」
三人で頷き合う。
「私は王都に向かい陛下に相談してきます」
二人に見送られて王都の家に転移した。
転移しすぐに家を出て城に向かい入場門の衛兵に挨拶をして城内へと入り、見知った顔を見つけて声を掛ける。
「ミランダ」
声を掛けられたメイド・・・・・現王宮メイド長のミランダが振り返る。
「エルスさん!お久しぶりです」
綺麗なカーテーシーをしながら挨拶をしてくるミランダに笑みが浮かぶ。
「久ぶりですね、急で悪いのだけれど陛下と面会がしたいのです。陛下には『火急の事態です』とお伝手えしてくれませんか?」
「すぐに」
彼女は私をよく知ってる為、冗談でも噓でもないと分かり走って行った。
「急いでくれるのは嬉しいのですが、王宮メイド長が走っては下の物に示しがつきませんよ」
その後姿を見て思わず呟いてしまう。
まだあの子の上司であった頃の気持ちが残っていたようで小さく吹き出してしまった。
ミランダが走って戻ってきて息を切らせながら「陛下がお会いになられます」と言ってくれたので執務室に向かいノックをした後部屋に入る。
「陛下、急な面会を受けていただき感謝します」
「何事だ?お前が此処に来るのも珍しいが火急の件とは何があった?」
隣にクラウさんが立っており二人共真剣な顔で私を見ている。
「この世界から【エルセア王国】が消えるかもしれません、お力をお貸しください」
「「は?」」
これ意外に表現がが出来ないのです。
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