レディース異世界満喫禄

日の丸

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25頭!!

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ドラゴンズの食事に関しては問題なかった。

ガイアやリーンは家に居るときは元のサイズに戻っているけど、流石にドラゴンズは家の中で元のサイズに戻るわけにもいかずそのままで過ごしてもらう為、胃袋のサイズも体に比例する訳で大量の食糧は必要なかった。



「あ!思い出した!」



ゴールデンカウとブラウンカウをモンドに渡しておかないといけないんだった!特にゴールデンカウは数が一頭しかないからモンドに研究してもらい究極の一品をめざしてもらうべさ!!



「エルスさん、あたし明日モンドに会いに行ってから【エルセア王国】のギルドに行くことにするから向こうで合流しよう」



「わかりました、ではお昼頃にギルドの・・・そうですね今日私とプレシァーナ様が休んでいた端にあるソファーがある場所で待ち合わせでどうでしょう?」



「わかったべ」



モンドに会ってブラウンカウを押し付け・・・・渡してのんびり行けば丁度いいかも知れないね。



「それとオレオ達に相談なんだけど」



子供達と遊んでいるドラゴンズに視線を向けて声を掛けるとオレオがこっちに飛んできてあたしの前に着地して見上げる・・・・・・・・・・このサイズで見上げられると子犬があたしを見上げてるようでめっちゃ可愛い!!って今は真面目な話をしないと!!



「あたし達と一緒に行動したいだろうけどあたしと出かけるときは一頭か二頭にして欲しいんだ」



アニマルズ達はシリウスが子育ての為来れないから6頭、それにドラゴンズ12頭じゃ大所帯すぎる。

リトルアニマルズアニマルズは家に居てもらうしね。



「残りは此処とうちの子達を守って欲しいんだ」



そう言っておけば『置いてけぼり』にはならないと思う。

あたしの言葉にオレオが首を上下に振ると他のウインドドラゴンの所に飛んでいき顔を突き合わせて『ガアガア』言って話し合っている・・・可愛いんですけど!!後でケインに頼んで国旗をまた貰わないといけないね。







「オーナーおはようございます!今日は食事ですか?」



翌日あたし達は【銀狼の寝床】に入ると笑顔で出迎えてくれる看板娘リリナに思わす笑顔で答える。



「モンドに用があるんだ、モンドは厨房かな?」



「はい」



「ありがとう、仕事頑張って」



あたしは厨房に行きモンドを見つけたのでモンドの所までいき声を掛ける。



「おはようモンド、ちょっといい?」



「どうした?」



手を止めてあたしに視線を向けるモンドに目的を話す。



「新しい肉を持ってきた、数はかなりあるから色々試してほしい」



「どんな肉だ?」



いきなり目つきが変わり詰め寄って来るモンドを『まあまあ』と抑え話を続ける。



「魔物の肉だね魔物の名はブラウンカウ、昨日新しい国に行ったんだけどそこでよく使われてる肉らしい、お昼にこの肉のワイン煮を食べたんだけどめっちゃ美味しかったよ」



「ワイン煮か・・・・面白そうだな」



やっぱり料理人は新しい食材や料理を聞くと嬉しいらしい、モンドがめっちゃ笑顔になってるよ。



「それでその肉はどれくらいある?色々やってみたいのだが?」



あたしはニヤリとし腕を組んで言い放つ!!



「20頭!!」



「・・・・・・・・・・は?」



間抜け顔のモンドとニヤリ顔のあたしはしばらく見つめ合い・・・・・・モンドが額に手をやりため息をつきながら聞いて来る。



「すまん聞き違いをしたみたいだ、で?どれくらいだ?」



「25頭!!」



「増えてるじゃねえか!!」



ナイスツッコミだモンド君!!



ツッコミをした後思いっきり・・・・思いっきり深い溜息をつきながら蹲る。

数が多い事はいい事じゃない?何でそんなため息をつくのかな?まだ本命のゴールデンカウの事を言って無いんだよ?
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