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腹が減っては何とやらだべ!!
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ウインドドラゴンが着地しあたしに『何の用だ』と言わんばかりの視線を向けて来る。
「あたし達はこの階でブラウンカウを狩りに来たんだ、もし見かけても攻撃をしないで欲しい、無駄な戦いはしたく無いからね、それと・・・・【メガヒール】」
あたしはウインドドラゴンに手をかざして【メガヒール】を使う。
「これで怪我は治った、アンタはあの群れのリーダーなんだろ?怪我をした姿なんて見せられないだろうさ」
仲間が心配するだろうからね!
「じゃあさっき話した事よろしくね!」
あたしはスレイプにシン達の所に行くようにお願いし、【エリアサーチ】を使いあのドラゴン達のいる位置を見てみる。
どうやらリーダーは仲間と合流したようだね、良かったよ!
「レン様!お疲れ様です!!」
シン達がニコニコしながら出迎えてくれたので、スレイプの背から降りながら声を掛ける。
「どうだった?ブラウンカウは捕れた?」
「はい、皆さん張り切って捕りましたからね」
おおお!!やった!ブラウンカウゲットだべ!!
「で?どれくらいとれたの?」
理想は10頭くらい欲しいね!!
「30頭です!!」
頑張りすぎだよ皆!!あれ?でも多い分には問題ないの・・・かな?
「皆頑張ったね!ありがとう!!」
そうだよ!多く狩ってもいいじゃん!多く狩った分をモンドに押し付け・・・・・渡せばいいだけだしね!!
「レン様、ウインドドラゴンが一匹こちらに向かってきます」
カナデが右側の空を見ながらあたしに言ってきたので【エリアサーチ】を使い確認すると確かにこちらに向かって移動している。
皆が戦闘準備をして待っていると目視できる距離までウインドドラゴンが近いてきた。
「皆安心していいよ、あの子は多分戦闘をしに来たんじゃないから」
接近して来たウインドドラゴンはさっきあたしとやり合ったドラゴンだった、しかも大きな魔物を掴んで持って来ている。
「そうしたのさ?まだ傷が痛むのかい?」
少し離れた場所に着地してこちらを見ているドラゴンにあたしが歩いて接近し、僅か数歩の距離で止まり声を掛ける。
「グラァ!」
掴んでいた魔物をあたしの前に置き、一吠えしじっとあたしを見つめるドラゴン。
「え?これをあたしにくれるのかい?」
目の前に置かれた魔物は三メートルはあるブラウン・・・いやもっと明るい・・・・黄色に近い色のバッファローみたいな魔物だ。
「レン様それがブラウンカウです、ですがそのブラウンカウは少し色が違います」
へえこれがブラウンカウなんだ?この二本の角めっちゃ鋭いんだけど・・・刺さったら痛い奴だ!!
「ありがたく貰うよ、お礼にこれをあげる」
【アイテムボックス】からダーツフィッシャーを12匹だしてドラゴンの前におく。
「あんたらここで生まれたんなら魚なんて食ったことないだろ?食べてみ?美味い」
ダーツフィッシャーは刺身でも食べれたから生で行けると思うんだよね。
目の前にい置かれたダーツフィッシャーにかじりつき・・・一度動きを止めた後無言で食べるドラゴン。
なんか反応を見るに気に入ってくれたようだ。
「グラァァァァ!グラ!」
いきなり食べ終わった後に空に向かい叫ぶように一吠えするドラゴン。
「レン様!!ウインドドラゴンの群れがこっちに向かってきます!」
カナデが【アイテムボックス】からルプスを取り出して構えながらあたしに言って来た。
「大丈夫だよカナデ、武器をしまいな、これから来るウインドドラゴン達は敵じゃないよ」
ウインドドラゴンの群れがやって来て、最初に来たドラゴンの後ろに並ぶように着地してこっちをじっと見て動かない。
「グラ!!」
リーダー的なドラゴンが一吠えすると群れのドラゴンが置いてあったダーツフィッシャーに飛びかかり食べ始める。
「な?戦わずに済んだべ?」
にしても美味そうに食うなコイツら・・・・よし!!
「あたし達もご飯にしよう!!」
腹が減っては何とやらだべ!!
「あたし達はこの階でブラウンカウを狩りに来たんだ、もし見かけても攻撃をしないで欲しい、無駄な戦いはしたく無いからね、それと・・・・【メガヒール】」
あたしはウインドドラゴンに手をかざして【メガヒール】を使う。
「これで怪我は治った、アンタはあの群れのリーダーなんだろ?怪我をした姿なんて見せられないだろうさ」
仲間が心配するだろうからね!
「じゃあさっき話した事よろしくね!」
あたしはスレイプにシン達の所に行くようにお願いし、【エリアサーチ】を使いあのドラゴン達のいる位置を見てみる。
どうやらリーダーは仲間と合流したようだね、良かったよ!
「レン様!お疲れ様です!!」
シン達がニコニコしながら出迎えてくれたので、スレイプの背から降りながら声を掛ける。
「どうだった?ブラウンカウは捕れた?」
「はい、皆さん張り切って捕りましたからね」
おおお!!やった!ブラウンカウゲットだべ!!
「で?どれくらいとれたの?」
理想は10頭くらい欲しいね!!
「30頭です!!」
頑張りすぎだよ皆!!あれ?でも多い分には問題ないの・・・かな?
「皆頑張ったね!ありがとう!!」
そうだよ!多く狩ってもいいじゃん!多く狩った分をモンドに押し付け・・・・・渡せばいいだけだしね!!
「レン様、ウインドドラゴンが一匹こちらに向かってきます」
カナデが右側の空を見ながらあたしに言ってきたので【エリアサーチ】を使い確認すると確かにこちらに向かって移動している。
皆が戦闘準備をして待っていると目視できる距離までウインドドラゴンが近いてきた。
「皆安心していいよ、あの子は多分戦闘をしに来たんじゃないから」
接近して来たウインドドラゴンはさっきあたしとやり合ったドラゴンだった、しかも大きな魔物を掴んで持って来ている。
「そうしたのさ?まだ傷が痛むのかい?」
少し離れた場所に着地してこちらを見ているドラゴンにあたしが歩いて接近し、僅か数歩の距離で止まり声を掛ける。
「グラァ!」
掴んでいた魔物をあたしの前に置き、一吠えしじっとあたしを見つめるドラゴン。
「え?これをあたしにくれるのかい?」
目の前に置かれた魔物は三メートルはあるブラウン・・・いやもっと明るい・・・・黄色に近い色のバッファローみたいな魔物だ。
「レン様それがブラウンカウです、ですがそのブラウンカウは少し色が違います」
へえこれがブラウンカウなんだ?この二本の角めっちゃ鋭いんだけど・・・刺さったら痛い奴だ!!
「ありがたく貰うよ、お礼にこれをあげる」
【アイテムボックス】からダーツフィッシャーを12匹だしてドラゴンの前におく。
「あんたらここで生まれたんなら魚なんて食ったことないだろ?食べてみ?美味い」
ダーツフィッシャーは刺身でも食べれたから生で行けると思うんだよね。
目の前にい置かれたダーツフィッシャーにかじりつき・・・一度動きを止めた後無言で食べるドラゴン。
なんか反応を見るに気に入ってくれたようだ。
「グラァァァァ!グラ!」
いきなり食べ終わった後に空に向かい叫ぶように一吠えするドラゴン。
「レン様!!ウインドドラゴンの群れがこっちに向かってきます!」
カナデが【アイテムボックス】からルプスを取り出して構えながらあたしに言って来た。
「大丈夫だよカナデ、武器をしまいな、これから来るウインドドラゴン達は敵じゃないよ」
ウインドドラゴンの群れがやって来て、最初に来たドラゴンの後ろに並ぶように着地してこっちをじっと見て動かない。
「グラ!!」
リーダー的なドラゴンが一吠えすると群れのドラゴンが置いてあったダーツフィッシャーに飛びかかり食べ始める。
「な?戦わずに済んだべ?」
にしても美味そうに食うなコイツら・・・・よし!!
「あたし達もご飯にしよう!!」
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