レディース異世界満喫禄

日の丸

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知らんわ!!

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「それじゃナイル達とはここで別れるね!」



これ以上話していたら墓穴を掘るのは目に見えてるべ!さっさと9階を目指すべ!!



「私達も・・・」



そうはいかないよ!!



「ナイル達はこの後来るパーティー達に説明をしなきゃいけないでしょ?それに仲間が戻って来なきゃダメじゃん」



「むぅ・・・・・」



別に一緒に来てもらってもいいけどあたし達のペースについて来れないんじゃ似かな?あたしは早々に狩りを終わらせて王都に戻りたいのだ。



「って訳であたし達は下に降りるね」



「気を付けてね」



「うん」



あたし達はナイル達と別れて7階に降りて辺りを見渡す。



「今度は夜かい・・・・・・」



6階までは蒼天の青空だったのに7階に下りたら夜空が広がっていた。



「ダンジョンってやっぱり不思議だべ・・・・・」



取りあえず【エリアサーチ】を使いこのエリアを調べる。



「夜行性の魔物がいっぱいって訳だ」



あたしが知っている夜行性の魔物がうようよいる・・・・進みたくないんだけど!!



「レン様・・・一つお聞きします、このエリアにレン様が欲する魔物は居ますか?」



シンが真剣な顔で聞いて来るので首を横に振る。



「シャドースネークは欲しいけど後はいらないよ」



このエリアに居るのはシャドースネークやシャドーバット、後はハイエナに似たダークドッグなどだ。



「ではレン様はスレイプさんの背に乗りのんびりしていてください、私達で対応しますので」



「え?それは悪いよ!あたしも戦うよ?」



シンがにこやかに言うけど流石にそれは頷けない、あたしの我儘でこのダンジョンに来ているわけだしね。



「レン、私がストレス発散をしたいのよ、だから貴女は今回は観戦していて」



アリーヌが真顔で言ってきたけど・・・・・アリーヌよあんたはストレス発散するほどストレス感じてたのか?それはそれで申し訳ないんだけど?



「この前【銀狼の寝床】でべへモスのソーセージセットが売れ切れで食べれなかったのよ!!」



どうしようもないストレスだった!!



「あれは手間がかかるから限定商品なのよ!!」



「知らんわ!!」



確かにこっちには機械が無いからソーセージ作りは手作りになるから手はかかるけども!!ってあれ?此処ダンジョンだよね?何でこんな話になったんだっけ?



「まあそんな訳で私達のお任せください」



どんな訳さ!って突っ込みたくなるのを抑えて頷いた。







「レン様!またシャドースネークが取れました!!これで15匹目です!」



にこやかに報告してくるカナデを誉めたいけど、シャドースネークを持ったまま来るのは絵ずら的にヤバいと思う・・・・まあ褒めるけどね!!



「今度の奴はさっきの奴より大きいね、よくやったね」



「えへへへ」



頭をなでなでするとカナデが嬉しそうにするので、さらに追加で撫でほっこりとする。



「さてもう直ぐ階段が見えて来るよ、階段前で少し休もうか?」



皆が戦ってくれたのであたしは疲れていないけど皆は疲れたと思うんだ。



「大丈夫ですよレン様、私達は疲れていませんからそのまま下りましょう」



「わかったよ」



階段が見えたのでそのまま降りていき8階に出て上を見上げればやはり夜空だった。

そしてあたしが夜空に気を取られていたら横から炎のブレスがあたし達を襲った。



「危ないね」



炎のブレスがあたし達の真横を焼き払ったのを見てその発射元を見るとファイヤードラゴンがこちらを睨みながら口を開いていた。



「レン様に攻撃をするとは身の程を知れこの駄犬が」



そんなファイヤードラゴンを睨むように見るシン・・・・あ!炎のブレスを逸らしたのはシンだったんだね!でもねシン?駄犬じゃなくてドラゴンだよ一応!!

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