レディース異世界満喫禄

日の丸

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ぶっ飛んだ人だったのね!!

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あたしは【アイテムボックス】から【ヴィリーナ】を取り出して腕に装備する。



「シン、ライ、ミズキ、カナデ、アリーヌ、皆にアースドラゴンの群れを任せる、アニマルズ達は今まで戦っていたから少し休憩ね、あたしはワイバーンの群れの方を狩るから」



流石にドラゴン相手にアニマルズ達は少し危険だ、勝てないとは言わないけどドラゴンの硬い鱗に牙や爪では少し厳しいからね。



「「「「畏まりました」」」」  「わかったわ!」



打ち合わせは終わったのでさっさと終わらせるよ!!



「じゃあ階段を降りるよ」



階段に向かって歩き出した所でナイルが慌ててあたし達の前に立ちはだかる。



「本気で言ってたの?死にに行くようなものよ!!」



本気で心配してくれているようだけど、その心配は無用なんだけどなぁ・・・・・なんて言ったらいいべか?



「心配無用だよ、サクッと終わらせて来るから」



これで納得しておくれ!!



「そんな簡単には行く訳ないでしょ!!仕方ないわね・・・・・・カミル!セナ!フィンザ!来て頂戴!」



あたしの言葉に怒り振り向いて誰か呼んで、呼ばれた人たち三人・・・・・・全部女性で剣士、魔法使い、弓使いが歩いて来た・・・・くっ!全員胸部装甲がけしからん!羨ましい!!



「何?」



「どうした?」



「何か嫌な予感がするんだけど」



ナイルは仲間に言われてる事をスルーして言葉を紡ぐ。



「この子達と6階に降りるわ用意して」



は?何でついて来るのさ?意味わかんないんだけど!!



「いや来なくてもいいよ?此処で待っていてくれれば!」



「行くわ、皆用意して」



ナイルのお仲間さん達は溜息をつきながら階段の方に歩いて行く、あれ?何で反対しないの?



「ちょ!アンタ等なんで反対しないのさ?」



不思議に思いお仲間さんに聞くと思いっきり予想外の答えが返って来た。



「「「いつも無茶を言うから慣れた!!」」」



慣れてんの?え?無茶ぶりに慣れちゃったって事なの?・・・・・・・ナイルってかなりぶっ飛んだ人だったのね!!



「ほら行くわよ!」



ナイスさん達のパーティーが先に階段を降りて行ってので一度振り向いて後ろに控えていた皆に声を掛ける。



「あの人たちが死なないよう、サポートしてもらえるかい?まあサクッと群れを狩ればいいと思うけど」



あたしの言葉に皆が笑い頷く。



「さあ張り切って行こう!!」



あたし達はナイル達を追いかけるように5階に降りて行く。

降りた先では先に降りているナイル達が待っていた。



「ナイル達はこのまま此処に居て、皆打ち合わせ通りにアースドラゴンの群れは任せるよ」



取りあえず【エリアサーチ】を使いワイバーンの群れとアースドラゴンの群れの位置を確認しアースドラゴンの群れの位置をシン達に教えて、あたしはワイバーンの群れの方に歩いて行く。



「貴女!一人で行くとか死にたいの?私達も行くわ!」



「いや待っていてってば!!」



「断るわ!!」



・・・・・・・・・なんかどこかで見たような性格をした人だね?誰に似てんだっけ?



「仕方ないねぇ・・・・じゃあこっちだよ」



仕方がないから一緒にワイバーンの群れのいる方に歩いて行く。

そしてしばらく歩いた所で空にすぐにワイバーンとわかるくらいの距離まで来たところでワイバーン達が襲って来た。



「皆!戦闘準備!来るわ・・・・・・・・よ?」



ナイルが剣を構えたまま目の前で次々に切り裂かれ落ちていくワイバーンの群れを見て固まる。

勿論あたしが【ヴィリーナ】を使いどんどん切り刻んでいるのだ。



「はい終わりっと!」



サクッと23頭を切り裂き終わったのでシン達がいる方に歩いて行こうとして足を止める。

なんかナイル達が動かず切り裂かれたワイバーンの群れの成れの果てを見てそのまま動かないのだ。



「どうしたの?何かあった?」



「「「「『何かあった?』じゃない!!」」」」



仲良しパーティーなんだね!息ぴったりだよ!!
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