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めんどくさかっただけです!!
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【エルセア王国】の王家所有の家から外に出るとそこは静かな住宅街と言う感じの所だった。
・・・・・・・・・・・・建ってる家は全部大きい屋敷なんだけどね!!
絶対こんな所に住みたくないよ!落ち着かないもん!!
「ここのエリアは上級貴族の別宅が建っているの、それで友好国の我が国がこの建物を買い取り【エルセア王国】に来た時の拠点として使っているのよ」
「へえぇ」
とても静かな街並みって感じがする、ただ落ちよかないけどね!あたしは小市民なんだよ!!
「じゃあ王都の中心街に向かいましょうか?」
「そうしよう!その為に来たんだし!!」
こんな場所にいつまでもいても仕方ない!!つーかここで駄弁っていて貴族共とかち合わせ・・・・何てのは絶対に嫌だ!!
あたし達は歩いて貴族の住宅街を抜けて中央街と城を繋ぐ道がありそこに出る事が出来た。
「ん?何だか慌ただしいね」
馬に乗った騎士や馬車がかなり行ったり来たりしている。
「そうですね、普段はここまでの行き来は見ないんですけど何かあったのでしょうか?」
プレシアが首を傾げながら呟いている・・・・・・・・なんか嫌な予感がするんだけど!!
不安な気持ちを抱えながら中心街に着くとそこは賑やかに行きかう人々が沢山おり賑わっていた。
「こっちは別に厄介な感じはしないね」
一緒に周りを見回していたプレシアに話しかけると彼女も頷く。
「そうですねそれを考えるともう収まって事後処理に追われているのか、まだ市民達が気が付いてないかのどちらかだと思います」
ふむ・・・後者の可能性は低いと思う、あれだけ騎馬や馬車が行きかっているんだ気が付かない訳がない。
気になるね・・・・・・なら!!
「ちょっとそこのお姉さん」
「ん?私かしら?」
あたしが声を掛けたのは行きかう人の中で革の鎧と腰に剣を差している討伐者風の20代の金髪をポニテにしているスマートマッチョな女性だ。
「そうだべアンタ討伐者だよね?」
「そうよなんでわかったって・・・見て分かるか」
自分の身なりを見下ろした後頷きながらあたしに視線を向ける。
「あたしも討伐者なんだ、今日ここに着いたばかりなんだが此処の騎士達が慌ただしいけど何かあったの?」
あたしの問いにアタシのと納得したように頷く。
「ああそれね!王都の近くにあったダンジョンが【スタンピード】を起こしたのよ」
な!!やっぱり嫌な予感的中だべよ!!
あたしのリアクションを見て女性が微笑んたあと事話しを続ける。
「一週間前に納まったけどね」
おおおお!良かった!!また魔物の群れにツッコむしかないかと思ったよ!!
「これくらいで驚いているなんて貴女低級なのね?そんな事では討伐者はやっていけないわよ?」
ちがいますよ?魔物の群れにツッコむのがめんどくさかっただけです!!
「あたし一応Aランカーだべ、驚いていたんじゃなくて戦うのがめんどくさいなって思っただけだべ」
あたしの『Aランカー』宣言に女性が驚いた後深々と頭を下げてくる。
「それはすまない、貴女を侮った事を詫びるわ」
あら?意外とあっさり頭を下げたよ?これはびっくり。
「私はナイル・レレス、Aランカーよ」
「アンタもAランカーなんだ?あたしはレン、よろしくね」
ナイルと握手をして自己紹介をする。
「とまあそんな訳でお城の連中は後始末に追われてるのよ、もう市民達は普通の生活を出来るくらいに落ち着きを取り戻したんだけどね」
微笑みながら更なる情報を教えてくれるので周りを見渡す人々顔にか悲しみや険しさが無いのを見て、確かに皆が乗り切っていることが伺える。
「大変だったんだね」
【スタンピード】はあたしももう体験したく無いよ!!
・・・・・・・・・・・・建ってる家は全部大きい屋敷なんだけどね!!
絶対こんな所に住みたくないよ!落ち着かないもん!!
「ここのエリアは上級貴族の別宅が建っているの、それで友好国の我が国がこの建物を買い取り【エルセア王国】に来た時の拠点として使っているのよ」
「へえぇ」
とても静かな街並みって感じがする、ただ落ちよかないけどね!あたしは小市民なんだよ!!
「じゃあ王都の中心街に向かいましょうか?」
「そうしよう!その為に来たんだし!!」
こんな場所にいつまでもいても仕方ない!!つーかここで駄弁っていて貴族共とかち合わせ・・・・何てのは絶対に嫌だ!!
あたし達は歩いて貴族の住宅街を抜けて中央街と城を繋ぐ道がありそこに出る事が出来た。
「ん?何だか慌ただしいね」
馬に乗った騎士や馬車がかなり行ったり来たりしている。
「そうですね、普段はここまでの行き来は見ないんですけど何かあったのでしょうか?」
プレシアが首を傾げながら呟いている・・・・・・・・なんか嫌な予感がするんだけど!!
不安な気持ちを抱えながら中心街に着くとそこは賑やかに行きかう人々が沢山おり賑わっていた。
「こっちは別に厄介な感じはしないね」
一緒に周りを見回していたプレシアに話しかけると彼女も頷く。
「そうですねそれを考えるともう収まって事後処理に追われているのか、まだ市民達が気が付いてないかのどちらかだと思います」
ふむ・・・後者の可能性は低いと思う、あれだけ騎馬や馬車が行きかっているんだ気が付かない訳がない。
気になるね・・・・・・なら!!
「ちょっとそこのお姉さん」
「ん?私かしら?」
あたしが声を掛けたのは行きかう人の中で革の鎧と腰に剣を差している討伐者風の20代の金髪をポニテにしているスマートマッチョな女性だ。
「そうだべアンタ討伐者だよね?」
「そうよなんでわかったって・・・見て分かるか」
自分の身なりを見下ろした後頷きながらあたしに視線を向ける。
「あたしも討伐者なんだ、今日ここに着いたばかりなんだが此処の騎士達が慌ただしいけど何かあったの?」
あたしの問いにアタシのと納得したように頷く。
「ああそれね!王都の近くにあったダンジョンが【スタンピード】を起こしたのよ」
な!!やっぱり嫌な予感的中だべよ!!
あたしのリアクションを見て女性が微笑んたあと事話しを続ける。
「一週間前に納まったけどね」
おおおお!良かった!!また魔物の群れにツッコむしかないかと思ったよ!!
「これくらいで驚いているなんて貴女低級なのね?そんな事では討伐者はやっていけないわよ?」
ちがいますよ?魔物の群れにツッコむのがめんどくさかっただけです!!
「あたし一応Aランカーだべ、驚いていたんじゃなくて戦うのがめんどくさいなって思っただけだべ」
あたしの『Aランカー』宣言に女性が驚いた後深々と頭を下げてくる。
「それはすまない、貴女を侮った事を詫びるわ」
あら?意外とあっさり頭を下げたよ?これはびっくり。
「私はナイル・レレス、Aランカーよ」
「アンタもAランカーなんだ?あたしはレン、よろしくね」
ナイルと握手をして自己紹介をする。
「とまあそんな訳でお城の連中は後始末に追われてるのよ、もう市民達は普通の生活を出来るくらいに落ち着きを取り戻したんだけどね」
微笑みながら更なる情報を教えてくれるので周りを見渡す人々顔にか悲しみや険しさが無いのを見て、確かに皆が乗り切っていることが伺える。
「大変だったんだね」
【スタンピード】はあたしももう体験したく無いよ!!
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