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新しい街を見に行こう!!
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【バウダック王国】で子供達と街でショッピングが終わった後【カグヤ商会】の支店【銀狼の寝床】の支店の手配しそれから約一ヶ月、やっとエルスさんの手が空いたので新しい国【エルセア王国】に行くことが出来る。
本来なら子供達と一緒に行きたかったのだがこの前【バウダック王国】に行く為に見習いであるキース、アリス、シエラの休みを取ってすぐだった為、休みが取れなかったので後で子供達と行くことになり、今回はエルスさんとあたし達だけで行くこととなったのだ。
「レン様、支度が出来ました」
エルスさんがニコニコしながら言ってくる。
エルスさんに【エルセア王国】行きの話をしたらものすごく嬉しそうに『行きたいです』って言ってたもんね。
かなり食いつき気味だった理由は【エルセア王国】は商業国家と言われる為、商会を預かる者として前から行ってみたかったそうだ。
「楽しみです!商業国家と言われるくらいなのですから私達の思いもしないような商売もあるかもしれませんね」
珍しくエルスさんが饒舌だ、それくらい楽しみなのあろう、けど商売関係でテンションが上がるとか・・・・やっぱりエルスさんって商人向きなんじゃないかな?
「じゃあまずは【バウダック王国】に行ってプリシアと合流だ」
プリシアに【転移の腕輪】を渡してプリシアに【エルセア王国】の王都にある【バウダック王国】の所有している家に転移してもらう手筈となっているのだ。
「レン!!久しぶりね!!」
【バウダック王国】の家に転移したらプレシアがもう待っていたらしく笑顔で出迎えてくれた。
「久しぶり!!こないだメイシェルに来たんだって?」
「ええ、とても勉強になったわ」
「そりゃよかった」
思い付きでケインに押し付けたけど思わぬ所で役に立ったようだ。
「今日は【エルセア王国】の王家所有の家に転移した後、私が王都の案内をするわ」
「え?いいの?」
あたしの問いに笑顔で頷く。
「ええ私は【エルセア王国】の王都で過ごした時間が長いから大体の事はわかるわ、任せて!貴女に受けた恩を少しでも返させて」
いい子だ・・・・・プレシアはやっぱりいい子だべさ!!
「それじゃあレン、ケイン陛下から借りた【転移の腕輪】をかしてくれる?」
ケインから借りた【転移の腕輪】?あ!腕輪は二個しかない事になってたんだっけ!!
あたしは【アイテムボックス】から【転移の腕輪】を取り出してプレシアに渡す。
「お願い」
【転移の腕輪】を腕に通し瞳を閉じて魔力を流し始め部屋の景色が一変した。
「本当に凄いんですね【転移の腕輪】って・・・・・・一瞬でついてしまいました」
自分で転移しておいて信じられないように辺りを見回しながら呟くプレシア。
「便利だよね【転移の腕輪】って」
「便利すぎます・・・・これ一つだけで戦争が起るレベルですよ」
お!そんな事を考えるようになったんだね、色々勉強して成長している証拠だ、頑張れ次期女王!!
「大丈夫だよ二国が戦争を好む国じゃないから、それに攻め込んできても負けたりしないしね」
もし【転移の腕輪】目当ての戦争が起きればあたしが首ツッコんで相手を潰すから!!
「じゃあプレシア?次期女王様にこんな事を頼むのは心苦しいのですがご案内お願いできますか?」
あたしの芝居かかったセリフに苦悩したような顔を笑顔に変え恭しくカーテーシーをするプレシア。
「もちろんでございます、ご満足できるよう頑張りますわ」
お互いに見つめ合い同時に笑い出す。
さあ!新しい街を見に行こう!!
本来なら子供達と一緒に行きたかったのだがこの前【バウダック王国】に行く為に見習いであるキース、アリス、シエラの休みを取ってすぐだった為、休みが取れなかったので後で子供達と行くことになり、今回はエルスさんとあたし達だけで行くこととなったのだ。
「レン様、支度が出来ました」
エルスさんがニコニコしながら言ってくる。
エルスさんに【エルセア王国】行きの話をしたらものすごく嬉しそうに『行きたいです』って言ってたもんね。
かなり食いつき気味だった理由は【エルセア王国】は商業国家と言われる為、商会を預かる者として前から行ってみたかったそうだ。
「楽しみです!商業国家と言われるくらいなのですから私達の思いもしないような商売もあるかもしれませんね」
珍しくエルスさんが饒舌だ、それくらい楽しみなのあろう、けど商売関係でテンションが上がるとか・・・・やっぱりエルスさんって商人向きなんじゃないかな?
「じゃあまずは【バウダック王国】に行ってプリシアと合流だ」
プリシアに【転移の腕輪】を渡してプリシアに【エルセア王国】の王都にある【バウダック王国】の所有している家に転移してもらう手筈となっているのだ。
「レン!!久しぶりね!!」
【バウダック王国】の家に転移したらプレシアがもう待っていたらしく笑顔で出迎えてくれた。
「久しぶり!!こないだメイシェルに来たんだって?」
「ええ、とても勉強になったわ」
「そりゃよかった」
思い付きでケインに押し付けたけど思わぬ所で役に立ったようだ。
「今日は【エルセア王国】の王家所有の家に転移した後、私が王都の案内をするわ」
「え?いいの?」
あたしの問いに笑顔で頷く。
「ええ私は【エルセア王国】の王都で過ごした時間が長いから大体の事はわかるわ、任せて!貴女に受けた恩を少しでも返させて」
いい子だ・・・・・プレシアはやっぱりいい子だべさ!!
「それじゃあレン、ケイン陛下から借りた【転移の腕輪】をかしてくれる?」
ケインから借りた【転移の腕輪】?あ!腕輪は二個しかない事になってたんだっけ!!
あたしは【アイテムボックス】から【転移の腕輪】を取り出してプレシアに渡す。
「お願い」
【転移の腕輪】を腕に通し瞳を閉じて魔力を流し始め部屋の景色が一変した。
「本当に凄いんですね【転移の腕輪】って・・・・・・一瞬でついてしまいました」
自分で転移しておいて信じられないように辺りを見回しながら呟くプレシア。
「便利だよね【転移の腕輪】って」
「便利すぎます・・・・これ一つだけで戦争が起るレベルですよ」
お!そんな事を考えるようになったんだね、色々勉強して成長している証拠だ、頑張れ次期女王!!
「大丈夫だよ二国が戦争を好む国じゃないから、それに攻め込んできても負けたりしないしね」
もし【転移の腕輪】目当ての戦争が起きればあたしが首ツッコんで相手を潰すから!!
「じゃあプレシア?次期女王様にこんな事を頼むのは心苦しいのですがご案内お願いできますか?」
あたしの芝居かかったセリフに苦悩したような顔を笑顔に変え恭しくカーテーシーをするプレシア。
「もちろんでございます、ご満足できるよう頑張りますわ」
お互いに見つめ合い同時に笑い出す。
さあ!新しい街を見に行こう!!
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