570 / 1,656
不思議だ!!
しおりを挟む「俺は反対だな」
改めて店に関する事をモンドに話したらモンドが予想外の返事をして来た。
「それは何故です?」
エルミアさんも意外に思ったようで首を傾げながら聞いている。
「理由は二つ、一つ目【カグヤ商会】の商品は衣服がメインだろう?同じエリアでやると衣服に匂いが付く可能性が高い事、二つ目が店の予定区画の広さ・・・・多分狭い」
服に匂いが付くって・・・・ああそうか!気にする人は気にするもんね!この世界には換気扇なんてものが無いから匂いが籠りがちになるもんね、でも狭いって何?
「狭いとはどういうことですか?」
エルミアさんは『狭い』の方が引っかかったらしく首を傾げている。
「これから話す事は自慢話じゃなくて今の【銀狼の寝床】状態だぞ?今の【銀狼の寝床】は昼と夜のメインの時間帯は行列ができる、つまりここで同じ様に営業するのならば【銀狼の寝床】以上にお客が入りきらない可能性がある」
え?そこまでの人気店になったの【銀狼の寝床】って?
「なるほど・・・・・ではこの店舗の二階を使ってみてはどうですか?」
エルスさんがモンドに言うとモンドが考え込んで首を振る。
「出来ればそれもやめた方がいい、もしもの話になるが店で火事を起こしたとき下の階によく燃える物が置いてあると、あまりいい未来は見えない」
まあ広い店舗と言っても火事が起きた時は一緒に燃えるわな。
「モンドさん一つ質問です、新しい店を出すとして人材はいますか?」
「いる、が!抜けられるときついんだよなぁ・・・・まあ他の奴等も育ってるしなんとかなるかぁ、ライカムは店を持っても大丈夫だと思う」
ライカムはモンドの下で副店長のポジションにいる男性だ。
「そうですか、ではこの王都で店舗を探しますのでライカムさんに話をしておいてください、確かライカムさんはご結婚してましたよね?『新居に関する手当は【カグヤ商会】から出しますのでご検討してください』とお伝え願いますか?」
「あのねエルミアさん?此処に出せないなら無理して【銀狼の寝床】の支店を作らなくてもいいんだよ?」
だって思い付きで言っただけだし!!
「いいえレン様、これはいい機会です支店を作りましょう、【銀狼の寝床】に関しては料理人が育ち切らないため増やせませんでしたがモンドさんが『大丈夫』と言って下さいましたから安心して増やせます」
エルスさん・・・・【銀狼の寝床】も増やしたかったんだ?やっぱりやり手の商人って感じだ・・・・何でこの人王宮のメイド長なんてやっていたんだろう?不思議だ!!
まあいいか【バウダック王国】に来てまだ二日目だからのんびりと店舗は探せるとおもうしね。
「レン様私は明日ギルドに行って空き店舗っを探してきます、お手数ですがモンドさんを送ってくださいませんか?」
「あいよ、帰るよモンド」
「おう」
モンドが頷き転移魔法であたしのアズエルの家に転移した。
「本当にとんでもないな転移魔法ってのは」
「まあ使えると便利だべさ、モンド悪いんだけどライカムさんに話をしておいて、断られても【銀狼の寝床】を辞めろとかは言わないから安心して欲しいとも言っておいて」
「わかった、だがあいつは受けると思うぞ?普通は自分の店を持つのは誰しもが持つ『夢』なんだ、それがかなうんだから断らんだろうさ」
「だといいな、まあすべてライカムさんに丸投げって事になるんだけど」
資金とかはこっちが出すけど後はライカムさん次第って事になると思う。
「大丈夫だろうさ、ライカムは【銀狼の寝床】を始めた時から働いていた奴だから、何をすればいいかとかはわかってるだろうしな」
「そう言えば【銀狼の寝床】もモンドに丸投げだったね」
経験者が言うと説得力があるね!!
118
お気に入りに追加
1,279
あなたにおすすめの小説

魔法が使えない令嬢は住んでいた小屋が燃えたので家出します
怠惰るウェイブ
ファンタジー
グレイの世界は狭く暗く何よりも灰色だった。
本来なら領主令嬢となるはずの彼女は領主邸で住むことを許されず、ボロ小屋で暮らしていた。
彼女はある日、棚から落ちてきた一冊の本によって人生が変わることになる。
世界が色づき始めた頃、ある事件をきっかけに少女は旅をすることにした。
喋ることのできないグレイは旅を通して自身の世界を色付けていく。

異世界リナトリオン〜平凡な田舎娘だと思った私、実は転生者でした?!〜
青山喜太
ファンタジー
ある日、母が死んだ
孤独に暮らす少女、エイダは今日も1人分の食器を片付ける、1人で食べる朝食も慣れたものだ。
そしてそれは母が死んでからいつもと変わらない日常だった、ドアがノックされるその時までは。
これは1人の少女が世界を巻き込む巨大な秘密に立ち向かうお話。
小説家になろう様からの転載です!

聖女の力を隠して塩対応していたら追放されたので冒険者になろうと思います
登龍乃月
ファンタジー
「フィリア! お前のような卑怯な女はいらん! 即刻国から出てゆくがいい!」
「え? いいんですか?」
聖女候補の一人である私、フィリアは王国の皇太子の嫁候補の一人でもあった。
聖女となった者が皇太子の妻となる。
そんな話が持ち上がり、私が嫁兼聖女候補に入ったと知らされた時は絶望だった。
皇太子はデブだし臭いし歯磨きもしない見てくれ最悪のニキビ顔、性格は傲慢でわがまま厚顔無恥の最悪を極める、そのくせプライド高いナルシスト。
私の一番嫌いなタイプだった。
ある日聖女の力に目覚めてしまった私、しかし皇太子の嫁になるなんて死んでも嫌だったので一生懸命その力を隠し、皇太子から嫌われるよう塩対応を続けていた。
そんなある日、冤罪をかけられた私はなんと国外追放。
やった!
これで最悪な責務から解放された!
隣の国に流れ着いた私はたまたま出会った冒険者バルトにスカウトされ、冒険者として新たな人生のスタートを切る事になった。
そして真の聖女たるフィリアが消えたことにより、彼女が無自覚に張っていた退魔の結界が消え、皇太子や城に様々な災厄が降りかかっていくのであった。

婚約破棄された上に国外追放された聖女はチート級冒険者として生きていきます~私を追放した王国が大変なことになっている?へぇ、そうですか~
夏芽空
ファンタジー
無茶な仕事量を押し付けられる日々に、聖女マリアはすっかり嫌気が指していた。
「聖女なんてやってられないわよ!」
勢いで聖女の杖を叩きつけるが、跳ね返ってきた杖の先端がマリアの顎にクリーンヒット。
そのまま意識を失う。
意識を失ったマリアは、暗闇の中で前世の記憶を思い出した。
そのことがきっかけで、マリアは強い相手との戦いを望むようになる。
そしてさらには、チート級の力を手に入れる。
目を覚ましたマリアは、婚約者である第一王子から婚約破棄&国外追放を命じられた。
その言葉に、マリアは大歓喜。
(国外追放されれば、聖女という辛いだけの役目から解放されるわ!)
そんな訳で、大はしゃぎで国を出ていくのだった。
外の世界で冒険者という存在を知ったマリアは、『強い相手と戦いたい』という前世の自分の願いを叶えるべく自らも冒険者となり、チート級の力を使って、順調にのし上がっていく。
一方、マリアを追放した王国は、その軽率な行いのせいで異常事態が発生していた……。

【完結】公爵家の末っ子娘は嘲笑う
たくみ
ファンタジー
圧倒的な力を持つ公爵家に生まれたアリスには優秀を通り越して天才といわれる6人の兄と姉、ちやほやされる同い年の腹違いの姉がいた。
アリスは彼らと比べられ、蔑まれていた。しかし、彼女は公爵家にふさわしい美貌、頭脳、魔力を持っていた。
ではなぜ周囲は彼女を蔑むのか?
それは彼女がそう振る舞っていたからに他ならない。そう…彼女は見る目のない人たちを陰で嘲笑うのが趣味だった。
自国の皇太子に婚約破棄され、隣国の王子に嫁ぐことになったアリス。王妃の息子たちは彼女を拒否した為、側室の息子に嫁ぐことになった。
このあつかいに笑みがこぼれるアリス。彼女の行動、趣味は国が変わろうと何も変わらない。
それにしても……なぜ人は見せかけの行動でこうも勘違いできるのだろう。
※小説家になろうさんで投稿始めました

病弱が転生 ~やっぱり体力は無いけれど知識だけは豊富です~
於田縫紀
ファンタジー
ここは魔法がある世界。ただし各人がそれぞれ遺伝で受け継いだ魔法や日常生活に使える魔法を持っている。商家の次男に生まれた俺が受け継いだのは鑑定魔法、商売で使うにはいいが今一つさえない魔法だ。
しかし流行風邪で寝込んだ俺は前世の記憶を思い出す。病弱で病院からほとんど出る事無く日々を送っていた頃の記憶と、動けないかわりにネットや読書で知識を詰め込んだ知識を。
そしてある日、白い花を見て鑑定した事で、俺は前世の知識を使ってお金を稼げそうな事に気付いた。ならば今のぱっとしない暮らしをもっと豊かにしよう。俺は親友のシンハ君と挑戦を開始した。
対人戦闘ほぼ無し、知識チート系学園ものです。

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!

こちらの異世界で頑張ります
kotaro
ファンタジー
原 雪は、初出勤で事故にあい死亡する。神様に第二の人生を授かり幼女の姿で
魔の森に降り立つ 其処で獣魔となるフェンリルと出合い後の保護者となる冒険者と出合う。
様々の事が起こり解決していく
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる