レディース異世界満喫禄

日の丸

文字の大きさ
上 下
522 / 1,656

出来なかったよ!!

しおりを挟む
王族三人組が帰った所でほっと一息。



「いきなり王族が来るとはもっわなかったよ・・・・」



平民に会いに来る王族って珍しいと思う・・・・・・・あ!ケインやアクスも王族だった!それを考えると珍しくは無いのかな?まあいいか。



「そうだギンガとシリウス、一度アズエルに戻るかい?子供達が心配だろう?」



様子見で戻っても二日後にはこちらに来てもらう事になるんだけどね。



「「ガウ!!」」



どうやら戻りたそうなのであたしが送り届けてすぐ戻ってくればいいかな? 



「レン様どうぞそのまま今日はアズエルでごゆっくりしてきてください」



送り届ける事を考えていたらミズキが微笑みながら進言してきてくれた。



「今日はもうお客様は来ないと思いますし、来たとしても『もうお休みになられました』といっておきますので」



「いいの?」



「もちろんです」



それは嬉しいな!スフィアとうちの子達も会いたい・・・早速帰る!!



「じゃあそうしようかな?ミズキとカナデとライは悪いけどお留守番をお願い、あとは皆アズエルに帰ろう」



「「「畏まりました」」」



ミズキ、カナデ、ライに見送られてあたし達はアズエルの家に転移した。







転移した先はあたしの部屋、見覚えのある部屋が視線に入りほっと一息。



「さて皆リビングに行こうか」



そう言いながらドアを開け廊下に出るとスフィアやギンガの子供達がこっちに向かって廊下を走ってくるところが見えた。



「ただいまスフィア」



両手を広げて舞っていると勢いそのままに飛び込んできたので抱きしめて目を合わせながら頭を撫でる。



「ガゥゥゥ」



目を細めて気持ちよさそうに鳴くスフィアをそのまま撫でながらリビングに行くと子供達が出迎えてくれた。



「お帰りなさいレンお姉ちゃん!!!」



子供達7人があたしに笑顔で駆け寄り抱き付いて来るのでスフィアを頭に乗せて子供達を撫る。



「皆元気だったかい?ごめんね家にあんまりいられなくて」



偶に帰って来て子供達の顔を見る・・・・・・まるで単身赴任のお父さんみたいだよ!!まさかこの歳で体験することになるとは思わなかった!!



「今晩はこのまま家にいるから皆でご飯食べよう」



その日は皆で楽しく過ごすことが出来た。









アズエルん戻ってから二日後・・・予定通り何とかの砦に向かう為あたし達は王都を出た。

・・・・・・・・・・正直出発までの二日間・・・・・のんびりとしたかったけど出来なかったよ!!







まず一日目・・・・・朝にアズエルから戻ってさて皆で王都でショッピングだ!!って思ったらエミットさんが乗り込んできて『訓練所に行くぞ!!』と引きずって行かれて模擬戦をする事となり、模擬戦が終われば、見学していた騎士達と戦う事となり、気が付けば夕方。

・・・・・・・・・・・・・・明日こそはショッピング!!



二日目・・・・・・またもエミットさんが乗り込んできてまたも訓練所に連行・・・・・何と今回参加する兵士達が全て集まり持っていた・・・・・模擬戦の後に希望者と何故か模擬戦・・・・・気が付けば夕方・・・・・・あれ?あたしのんびりしたかったんだけど!!なんでこんな事になってんのさ!!





「レン助かったわ、兵達の士気が高いのは貴女のおかげよ」



見送りに来たエミリアさんとデュナスさんがあたしの所に来てニコニコしながら話をしている。



「狙ってやったの?」



確かに今回参加する兵達の表情に悲観的なものがない、それは良い事だと思うんだけど。



「まさか、私が貴女と戦いたかっただけよ」



でしょうね!あんなに嬉しそうに戦ってるんだもの!!巻き込まれる身にもなって欲しいよね!



「レンよ、本来なら俺達が行かねばならぬ事だが出来ぬ、すまんが頼む」



「あいよ、あたしも首を突っ込んだんだ最後まで付き合うよ」



【グリフォン】をぶっとばす!!

しおりを挟む
感想 1,343

あなたにおすすめの小説

転生したおばあちゃんはチートが欲しい ~この世界が乙女ゲームなのは誰も知らない~

ピエール
ファンタジー
おばあちゃん。 異世界転生しちゃいました。 そういえば、孫が「転生するとチートが貰えるんだよ!」と言ってたけど チート無いみたいだけど? おばあちゃんよく分かんないわぁ。 頭は老人 体は子供 乙女ゲームの世界に紛れ込んだ おばあちゃん。 当然、おばあちゃんはここが乙女ゲームの世界だなんて知りません。 訳が分からないながら、一生懸命歩んで行きます。 おばあちゃん奮闘記です。 果たして、おばあちゃんは断罪イベントを回避できるか? [第1章おばあちゃん編]は文章が拙い為読みづらいかもしれません。 第二章 学園編 始まりました。 いよいよゲームスタートです! [1章]はおばあちゃんの語りと生い立ちが多く、あまり話に動きがありません。 話が動き出す[2章]から読んでも意味が分かると思います。 おばあちゃんの転生後の生活に興味が出てきたら一章を読んでみて下さい。(伏線がありますので) 初投稿です 不慣れですが宜しくお願いします。 最初の頃、不慣れで長文が書けませんでした。 申し訳ございません。 少しづつ修正して纏めていこうと思います。

異世界リナトリオン〜平凡な田舎娘だと思った私、実は転生者でした?!〜

青山喜太
ファンタジー
ある日、母が死んだ 孤独に暮らす少女、エイダは今日も1人分の食器を片付ける、1人で食べる朝食も慣れたものだ。 そしてそれは母が死んでからいつもと変わらない日常だった、ドアがノックされるその時までは。 これは1人の少女が世界を巻き込む巨大な秘密に立ち向かうお話。 小説家になろう様からの転載です!

キャラ交換で大商人を目指します

杵築しゅん
ファンタジー
捨て子のアコルは、元Aランク冒険者の両親にスパルタ式で育てられ、少しばかり常識外れに育ってしまった。9歳で父を亡くし商団で働くことになり、早く商売を覚えて一人前になろうと頑張る。母親の言い付けで、自分の本当の力を隠し、別人格のキャラで地味に生きていく。が、しかし、何故かぽろぽろと地が出てしまい苦労する。天才的頭脳と魔法の力で、こっそりのはずが大胆に、アコルは成り上がっていく。そして王立高学院で、運命の出会いをしてしまう。

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。

sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。 目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。 「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」 これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。 なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。

ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語

Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。 チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。 その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。 さぁ、どん底から這い上がろうか そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。 少年は英雄への道を歩き始めるのだった。 ※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。

【書籍化決定】俗世から離れてのんびり暮らしていたおっさんなのに、俺が書の守護者って何かの間違いじゃないですか?

歩く魚
ファンタジー
幼い頃に迫害され、一人孤独に山で暮らすようになったジオ・プライム。 それから数十年が経ち、気づけば38歳。 のんびりとした生活はこの上ない幸せで満たされていた。 しかしーー 「も、もう一度聞いて良いですか? ジオ・プライムさん、あなたはこの死の山に二十五年間も住んでいるんですか?」 突然の来訪者によると、この山は人間が住める山ではなく、彼は世間では「書の守護者」と呼ばれ都市伝説のような存在になっていた。 これは、自分のことを弱いと勘違いしているダジャレ好きのおっさんが、人々を導き、温かさを思い出す物語。 ※書籍化のため更新をストップします。

リリゼットの学園生活 〜 聖魔法?我が家では誰でも使えますよ?

あくの
ファンタジー
 15になって領地の修道院から王立ディアーヌ学園、通称『学園』に通うことになったリリゼット。 加護細工の家系のドルバック伯爵家の娘として他家の令嬢達と交流開始するも世間知らずのリリゼットは令嬢との会話についていけない。 また姉と婚約者の破天荒な行動からリリゼットも同じなのかと学園の男子生徒が近寄ってくる。 長女気質のダンテス公爵家の長女リーゼはそんなリリゼットの危うさを危惧しており…。 リリゼットは楽しい学園生活を全うできるのか?!

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

処理中です...