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こいつバカだね!!
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「ハリムよ、俺は面白いものをお手に入れたのだ、これだがな」
デュナスさんが懐から一つの手紙を取り出す、そうあたしが渡した出兵命令書だ。
「『グリフォン】が羽ばたく時が来た、アステルの砦より500名を残し王都に向けて出兵を要請する、進軍しながら協力者たるガラジオ男爵の私兵とダメッス男爵の私兵と合流、盾を捕獲しつつ王都に向かわれたし』」
手紙の内容を読み上げるデュナスさんをあ然と見つめていたハリムが『はっ!』と我に返って慌てて言い出す。
「殿下!それは私を陥れようとしている何者かによる陰謀です!私はそんな事は指示しておりません!!」
・・・・・・・・・・こいつバカだね!!
「ほう?そなたを陥れようとしている陰謀とな?」
「その通りでございます!」
デュナスさんの問いに必死に頷くハリム。
「俺はこの手紙を読んだ時、そなたの名を出してはいないが?何故そなたが陥れらねばならん?」
「あ」
そうなんだよねぇ・・・・・手紙の内容を話しただけで最後の名前までは読んでいなかったんだよねぇ・・・・それなのにあんなに慌てて・・・・・・こいつやっぱりバカだ!!
「ハリムよ詳しく話を聞かせてもらう必要があるな、城までついてこい」
デュナスさんの言葉にハリムは一歩下がり右手をかざしながら叫ぶ。
「断る!!貴様等無能な王族なんぞに従うものか!!くらえ!【ファイヤー】・・・・ぶらばぁ!!」
魔法を完成させる前にあたしが思いっきり踏み込み右フックをハリムにプレゼント!また一メートルくらい飛んで・・・・地面に落ちたら動かなくなった、気絶したようだね!
「少しすっきりしたよ」
「であろうな、お前の顔、今すごくにやけてるぞ?」
デュナスさんに言われて慌てて顔を引き締める。
「すまんがこれをそっちの馬車に放り込んでくれ、それと御者が出来る奴は此処に居るか?」
デュナスさんが同行者を見渡しながら聞いているが誰も出来ないらしい。
「シン頼めるかい?」
あたしは振り向き、後ろに控えていたシンを見ながら頼む。
「畏まりました」
流石頼りになるね!!
「デュナスさん、うちのシンが御者をやるよ」
「助かる」
ハリムが乗って来た馬車にハリムを放り込んで城に向かい進み始めると、後ろから馬に乗った兵士がやって来てあたしとデュナスさんの乗った馬車の横でスピードを落として並走し声を掛けてきた。
「失礼します殿下!エミット様がらの伝言です!『西門の【グリフォン】は西に撤退、追撃はぜず、偵察部隊を後ろに付け放置、予想だがガイアスの砦に立てこもる可能性大・・・・と」
「ご苦労、戻りエミットに伝えてくれるか?城に来るように・・・と」
馬車に備え付けてある窓を開け兵士に言うと兵が頷きUターンして走って行った。
「で?あたしはいつの間にあんたと友達になったのさ?」
「む?ああ!さっきの会話か、なに、ただ俺はお前が気に入ったって話だ、着いたな降りるぞ」
どうやらお城に着いたようなので馬車から降りて周りを見渡すと数人の騎士がこっちに走って来るところだった。
「殿下!お帰りなさいませ!!」
「カリスンか、ご苦労!後ろの馬車に、逆賊が放り込んである、牢に入れておけ、決して逃がさす殺すなよ、自決もさせるな」
「は?畏まりました!・・・・・ハリム伯爵?」
馬車の覗いたカリスンって人がかなり驚いたように声を上げた。
「そいつはもう伯爵ではない、間違えるな」
かなり怒ってるね!気持ちはわかるよ!!
デュナスさんが懐から一つの手紙を取り出す、そうあたしが渡した出兵命令書だ。
「『グリフォン】が羽ばたく時が来た、アステルの砦より500名を残し王都に向けて出兵を要請する、進軍しながら協力者たるガラジオ男爵の私兵とダメッス男爵の私兵と合流、盾を捕獲しつつ王都に向かわれたし』」
手紙の内容を読み上げるデュナスさんをあ然と見つめていたハリムが『はっ!』と我に返って慌てて言い出す。
「殿下!それは私を陥れようとしている何者かによる陰謀です!私はそんな事は指示しておりません!!」
・・・・・・・・・・こいつバカだね!!
「ほう?そなたを陥れようとしている陰謀とな?」
「その通りでございます!」
デュナスさんの問いに必死に頷くハリム。
「俺はこの手紙を読んだ時、そなたの名を出してはいないが?何故そなたが陥れらねばならん?」
「あ」
そうなんだよねぇ・・・・・手紙の内容を話しただけで最後の名前までは読んでいなかったんだよねぇ・・・・それなのにあんなに慌てて・・・・・・こいつやっぱりバカだ!!
「ハリムよ詳しく話を聞かせてもらう必要があるな、城までついてこい」
デュナスさんの言葉にハリムは一歩下がり右手をかざしながら叫ぶ。
「断る!!貴様等無能な王族なんぞに従うものか!!くらえ!【ファイヤー】・・・・ぶらばぁ!!」
魔法を完成させる前にあたしが思いっきり踏み込み右フックをハリムにプレゼント!また一メートルくらい飛んで・・・・地面に落ちたら動かなくなった、気絶したようだね!
「少しすっきりしたよ」
「であろうな、お前の顔、今すごくにやけてるぞ?」
デュナスさんに言われて慌てて顔を引き締める。
「すまんがこれをそっちの馬車に放り込んでくれ、それと御者が出来る奴は此処に居るか?」
デュナスさんが同行者を見渡しながら聞いているが誰も出来ないらしい。
「シン頼めるかい?」
あたしは振り向き、後ろに控えていたシンを見ながら頼む。
「畏まりました」
流石頼りになるね!!
「デュナスさん、うちのシンが御者をやるよ」
「助かる」
ハリムが乗って来た馬車にハリムを放り込んで城に向かい進み始めると、後ろから馬に乗った兵士がやって来てあたしとデュナスさんの乗った馬車の横でスピードを落として並走し声を掛けてきた。
「失礼します殿下!エミット様がらの伝言です!『西門の【グリフォン】は西に撤退、追撃はぜず、偵察部隊を後ろに付け放置、予想だがガイアスの砦に立てこもる可能性大・・・・と」
「ご苦労、戻りエミットに伝えてくれるか?城に来るように・・・と」
馬車に備え付けてある窓を開け兵士に言うと兵が頷きUターンして走って行った。
「で?あたしはいつの間にあんたと友達になったのさ?」
「む?ああ!さっきの会話か、なに、ただ俺はお前が気に入ったって話だ、着いたな降りるぞ」
どうやらお城に着いたようなので馬車から降りて周りを見渡すと数人の騎士がこっちに走って来るところだった。
「殿下!お帰りなさいませ!!」
「カリスンか、ご苦労!後ろの馬車に、逆賊が放り込んである、牢に入れておけ、決して逃がさす殺すなよ、自決もさせるな」
「は?畏まりました!・・・・・ハリム伯爵?」
馬車の覗いたカリスンって人がかなり驚いたように声を上げた。
「そいつはもう伯爵ではない、間違えるな」
かなり怒ってるね!気持ちはわかるよ!!
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