レディース異世界満喫禄

日の丸

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食べられるようになる!!

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音程を外した歌声を披露している青年を見て、一人、また一人と離れていく人を見てあたしもアンリの手を引き公園を離れた。



「驚いたねレンお姉ちゃん、あの人演奏は凄かったのにね」



「まったくだ」



向こうでもプロレベルの演奏を聴いた後にあの歌は無いべさ・・・・・かなり力が抜けたよ。

天は二物を与えずって事なのかな?まあもう会う事は無いだろうけど演奏だけならもう一度聞いてもいいかもしれないね。

アンリとおしゃべりしながら当初の目的地【ライムラム】が見えてきたので一安心、どんなものがあるか楽しみだ。

中に入るとまず目に入るのは大きな樽だった。



「へ?食品関係じゃないの?」



樽の周りを見ると様々な瓶が並べられていて樽もいっぱい置いてある。

ああああああれ?店間違えたかな?ここって酒屋な気がするんだけど?どこを見渡しても酒しか置いてない、ソーセージの一本も見当たらないんだけど!!



「いらっしゃい、どんな酒を探してるのかな?」



奥から70は行っていそうなおじいちゃんが出てきて尋ねて来たので確認する事にした。



「えっとここで街で一番美味しいソーセージがあるって聞いたんですけど」



あたしの質問におじいちゃんが真顔になりあたしに質問して来た。



「何を飲む?」



「は?」



「酒は何を飲むといっておるのだ!酒の友にソーセージ!これが鉄板じゃ!!」



・・・・・・・・・・・・何言ってるのこのおじいちゃん?確かにお酒には合うかもしれないけどソーセージとか使った料理とかもあるじゃん?え?それは駄目なの?



「うちのソーセージは酒に合わせて作ってあるのじゃ!!そこは譲れん!!」



・・・・・・・拘りなんだろうけどなんか違う気がするよ?



「んじゃエールとワインに合う奴を」



「ワインは赤か白どっちだ?」



「どっちも」



「ふむ・・・・ついてきなさい」





おじいさんが地下にに降りて行ったのででついて行くと冷え冷えとした地下室に様々なソーセージが並べてあり、それをおじいさんが眺めた後いくつか取りあたしに差し出して来た。



「これがお薦めじゃ」



「他のも買いたいんだけど?」



「まずはそれで酒を吞みながら食べてみろ、それが合うようだったらまたくればいい」



「今日エールも飲むからそれ用のも欲しいんだけど」



「仕方ないのう」



棚からもう一袋取り出してあたしに差し出して来たので受け取る。



「ありがとう」



代金を払い酒屋を出てまた散策を再開して屋台を見たり店を見たりと楽しんで、一軒の道具屋であたしはいい物を見つけた。

それは自家製ソーセージを作るためのミンサーがあったのだ!向こうみたいに電動じゃなくて魔道具になっていて魔力で動くものだけどね。

これをいくつか買ってモンドに渡せば【銀狼の寝床】でもソーセージが食べられるようになる!!



「これを五台下さい」



従業員さんが驚いて固まったけど本気と分かり急いで用意してくれ、商品を受け取り【アイテムボックス】に入れて代金を渡して店を出る。



「レンお姉ちゃんお腹が空いた」



「ホットドックを食べてから結構経つもんね、じゃあ美味しそうな店を探そうか」



「うん!!」



アンリが店を出た所で言ってたので店を探す事にした。

ホットドックが当たりだ合ったからこの街の料理は期待できる!何を食べようかな?



「レンお姉ちゃん、あっちからいい匂いがするよ!!」



「行ってみよう」



どんな料理があるのかな?楽しみだべ!!
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