レディース異世界満喫禄

日の丸

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イラっと来たけどね!!

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盗賊たちの拠点に突入して約10分もう立ってる盗賊は居なくなった。



「レン様盗賊たちの捕縛が終わりました」



シンの言葉に纏まって転がされてる盗賊を見ると、手を後ろにして手首を縛られ猿ぐつわされあたし達を睨んでる男共が何かを言いたそうにしていた。



「被害者は?」



「盗賊たちと同じところにいると精神上よくないので奥の部屋に移動してもらいました」



あたしはその事を聞いて奥の部屋に向かい部屋に入ると20代の女性が一人、それと10代の女の子。あと10歳は行って無いであろう男の子がいた。

全員が金髪でどこか似たような雰囲気があるから多分姉弟じゃないかと思う。



「こんにちはあたしはレン、もう盗賊は全員捕縛したから大丈夫だよ」



「討伐者・・・・・私達は助かったの?」



お姉さんらしき女性が恐る恐ると言う感じで聞いて来たので頷く。



「もう大丈夫だ、悪いんだけどどうして此処に居るのかを聞きたい話してくれるかい?」



安心してくれた所悪いんだけど一応理由を聞かないとこれからどうするかを決められないので聞いておこうと思う。



「私達はこの近くの街【ネスガルド】の商人です、今回【クライシア】の【大災害】が起きた為【クライシア】に食糧を中心とした物資を運ぶこととなったのです、一応私達のほかにも複数の商人が参加し、護衛も付いていたのですが不意を突かれ此処に居る三人以外は殺されてしまいました」



「ミズキは物資の確認を、シンはディレスさんを呼んできて」



「「畏まりました」」



【クライシア】に関する事ならばディレスさんを呼んだ方がいいからね。



「それはどれくらい前の事かな?」



「一時間位前の事です」



って事はこの子達に手出ししてないって事だね、不幸中の幸いって奴だね。



「あんた等の親は?」



あたしの言葉にうつむいた後顔を上げ答えるお姉さん。



「奴らに殺されました、今回運ぶ量が多かった為手伝いで私達も付いて来たんです」



・・・・・・・・そう言う事か。



「あんた等【ネスガルド】の家の商売を継ぐのかい?」



「・・・・・・・そうなるでしょうが・・・私は自信がありません、私は商人になるつもりはなかったので・・・・・・」



「まあこれからの事は後で考えるといいよ、それよりも一つ聞きたい」



「はい?」



「あんた等の親の仇・・・盗賊共を自分の手で敵を討ちたいかい?」



そのために生かしたまま捕らえたのだ、もし討ちたいというのならディレスさんが来た時に進言するつもりでいる。



「もちろん憎いですが私達はやりません、あんな者達で手を汚したくありませんし、両親もそれを望まないでしょう」



「分かったべ、今こっちに【クライシア】の領主様が来るから領主様に預けるよ」



丸投げとも言うけど領主として頑張ってもらおう!!



「えっと・・・・・・領主様?」



「うん」



お姉さんが何言ってるの?って顔をしてるけど理解した途端真っ青になりオロオロし始める。



「まあまあ落ち着いて!えっと・・・」



「私はエリン・リスターよ・・・・・私達せっかく生き残ったのにここで死ぬのかしら?」



「いやいや!今から来る領主様はいい人だから大丈夫だよ」



オロオロ落ちくなかいエリンさんをなだめていたら後ろからディレスさんが笑いながら声を掛けてきた。



「くっくっく!!そう言ってもらえてうれしいぞ!!」



ニヤニヤしながら領主様が部屋に入って来た。

なんかニヤニヤしたモヒカンおやじを見た途端イラっと来たけどね!!

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