453 / 1,656
やっぱり旅の疲れを癒すのはお風呂でしょう!!
しおりを挟む
「出発する!」
アルフィードが宣言すると四台の馬車が動き始める。
昨日の夜は魔物の襲撃も何もなく過ごすことが出来た、まあ魔物が来てもあたしが作ったゴーレムが撃退するだろうけどね。
馬車の中でアンリがコハクを抱きかかえニコニコしている。
「アンリは王都に行った事はあるの?」
「うん!一回行った事があるよ、とても人が多かった」
目を輝かせて言ってくるアンリは嬉しそうだ。
「それは楽しみだね」
王都に向かうまでに立ち寄る町なんかも楽しみだべ!名産品とか地方料理とかね!【クライシア】は香草料理とかがすごく美味しかった、もしかしたら香草系を使った料理が代表的なのかもしれない。
「レン様少し馬車を離れます」
そんな事を考えていたらライとカナデが立ち上がり走っている馬車の扉を開ける。
「どうしたの?」
「魔物が来ました、数は10匹」
なるほど・・・・なら二人に任せて大丈夫だね。
「任せた」
あたしはもしもの時にこの子を守らなきゃいけないのでここに残らないといけないからね。
「「畏まりました」」」
ライとカナデは走る馬車から飛び降り魔物に向かい走って行った。
「レンお姉ちゃん、大丈夫なの?」
アンリはあたしに心を許したのか『レンお姉ちゃん』って言うようになった、少しうれしい。
そしてそんなアンリが不安そうにあたしに尋ねて来たので笑って頷き、そして頭を撫でてあげる。
「大丈夫だよあの二人は強いからね魔物なんてすぐにやっつけちゃうよ」
「ただいま帰りました」
「はやっ!!」
思ったよりも早くて驚いたよ!!流石だね!!
アンリもすぐに戻って来た二人を驚いた顔で見ている、判るよ二人を知るあたしでさえ驚いたんだから知らない人から見れば脅威としか思えないよね!!
「二人共ご苦労様」
「私の風で調べましたがこの辺りにもう魔物は居ないと思われます」
カナデの言葉にあたしは【エリアサーチ】を使い確認してみる。
「確かにいなそうだね、二人共休んでね」
あたし達はそのまま馬車に揺られ今日のキャンプ予定地まで何事もなく過ごすことが出来た。
「今日はBBQをするよ!ミズキ、カナデ、手伝いをよろしく」
今日はBBQの気分だったので早速仕込みをしようとしたらミズキに止められた。
「レン様はアンリ様と一緒にお茶でもしていてください、用意は私とカナデで十分です」
「え?あたしがやりたいって言ったんだからあたしもやるよ?」
「お茶でもしていてください」
あたしに向かいニコリと微笑むミズキとカナデが少し怖かったです!!
なんかあの転移事件が起きてからうちの子達過保護っていうか何でも『自分たちがやる』になってるんだよね、もう気にしなくていいのに。
用意が終わって色々な物を網で焼きはじめいい匂いが漂い始める。
「レン・・・いい匂いだな」
匂いに釣られたのか【暁の光】の面々がやって来た。
「あんた等も一緒に食べる?量はあるからよければだけど」
「「「「食べる!!」」」」
おおう!!見事なユニゾンだ!!
って事でお皿とフォークをわたし焼けたのをどんどん進める。
「これとこれは焼けてるよ・・・それと食べるときはこの特製のソースをつけて食べて、アンリも熱いうちに食べて、野菜も食べなよ?美味しいから」
「うん!」
どうやら食べ物の好き嫌いは無いらしい、いい事だね。
「「「「「「「「ごちそうさまでした!!」」」」」」」」
皆満足したのかその場で寛いでいる、あたしは視線をミズキに向けると頷き人数分のハーブティーをもってのんびりしている皆に配って周り食後のお茶をいただく。
「ヴェリスアンタもう少ししたらシフォンさんを呼んできてね?お風呂に入るから」
「わかったわ」
やっぱり旅の疲れを癒すのはお風呂でしょう!!
・・・・・・・・・・・いやホントは疲れてないんだけどね!!
アルフィードが宣言すると四台の馬車が動き始める。
昨日の夜は魔物の襲撃も何もなく過ごすことが出来た、まあ魔物が来てもあたしが作ったゴーレムが撃退するだろうけどね。
馬車の中でアンリがコハクを抱きかかえニコニコしている。
「アンリは王都に行った事はあるの?」
「うん!一回行った事があるよ、とても人が多かった」
目を輝かせて言ってくるアンリは嬉しそうだ。
「それは楽しみだね」
王都に向かうまでに立ち寄る町なんかも楽しみだべ!名産品とか地方料理とかね!【クライシア】は香草料理とかがすごく美味しかった、もしかしたら香草系を使った料理が代表的なのかもしれない。
「レン様少し馬車を離れます」
そんな事を考えていたらライとカナデが立ち上がり走っている馬車の扉を開ける。
「どうしたの?」
「魔物が来ました、数は10匹」
なるほど・・・・なら二人に任せて大丈夫だね。
「任せた」
あたしはもしもの時にこの子を守らなきゃいけないのでここに残らないといけないからね。
「「畏まりました」」」
ライとカナデは走る馬車から飛び降り魔物に向かい走って行った。
「レンお姉ちゃん、大丈夫なの?」
アンリはあたしに心を許したのか『レンお姉ちゃん』って言うようになった、少しうれしい。
そしてそんなアンリが不安そうにあたしに尋ねて来たので笑って頷き、そして頭を撫でてあげる。
「大丈夫だよあの二人は強いからね魔物なんてすぐにやっつけちゃうよ」
「ただいま帰りました」
「はやっ!!」
思ったよりも早くて驚いたよ!!流石だね!!
アンリもすぐに戻って来た二人を驚いた顔で見ている、判るよ二人を知るあたしでさえ驚いたんだから知らない人から見れば脅威としか思えないよね!!
「二人共ご苦労様」
「私の風で調べましたがこの辺りにもう魔物は居ないと思われます」
カナデの言葉にあたしは【エリアサーチ】を使い確認してみる。
「確かにいなそうだね、二人共休んでね」
あたし達はそのまま馬車に揺られ今日のキャンプ予定地まで何事もなく過ごすことが出来た。
「今日はBBQをするよ!ミズキ、カナデ、手伝いをよろしく」
今日はBBQの気分だったので早速仕込みをしようとしたらミズキに止められた。
「レン様はアンリ様と一緒にお茶でもしていてください、用意は私とカナデで十分です」
「え?あたしがやりたいって言ったんだからあたしもやるよ?」
「お茶でもしていてください」
あたしに向かいニコリと微笑むミズキとカナデが少し怖かったです!!
なんかあの転移事件が起きてからうちの子達過保護っていうか何でも『自分たちがやる』になってるんだよね、もう気にしなくていいのに。
用意が終わって色々な物を網で焼きはじめいい匂いが漂い始める。
「レン・・・いい匂いだな」
匂いに釣られたのか【暁の光】の面々がやって来た。
「あんた等も一緒に食べる?量はあるからよければだけど」
「「「「食べる!!」」」」
おおう!!見事なユニゾンだ!!
って事でお皿とフォークをわたし焼けたのをどんどん進める。
「これとこれは焼けてるよ・・・それと食べるときはこの特製のソースをつけて食べて、アンリも熱いうちに食べて、野菜も食べなよ?美味しいから」
「うん!」
どうやら食べ物の好き嫌いは無いらしい、いい事だね。
「「「「「「「「ごちそうさまでした!!」」」」」」」」
皆満足したのかその場で寛いでいる、あたしは視線をミズキに向けると頷き人数分のハーブティーをもってのんびりしている皆に配って周り食後のお茶をいただく。
「ヴェリスアンタもう少ししたらシフォンさんを呼んできてね?お風呂に入るから」
「わかったわ」
やっぱり旅の疲れを癒すのはお風呂でしょう!!
・・・・・・・・・・・いやホントは疲れてないんだけどね!!
132
お気に入りに追加
1,279
あなたにおすすめの小説

魔法が使えない令嬢は住んでいた小屋が燃えたので家出します
怠惰るウェイブ
ファンタジー
グレイの世界は狭く暗く何よりも灰色だった。
本来なら領主令嬢となるはずの彼女は領主邸で住むことを許されず、ボロ小屋で暮らしていた。
彼女はある日、棚から落ちてきた一冊の本によって人生が変わることになる。
世界が色づき始めた頃、ある事件をきっかけに少女は旅をすることにした。
喋ることのできないグレイは旅を通して自身の世界を色付けていく。

婚約破棄された上に国外追放された聖女はチート級冒険者として生きていきます~私を追放した王国が大変なことになっている?へぇ、そうですか~
夏芽空
ファンタジー
無茶な仕事量を押し付けられる日々に、聖女マリアはすっかり嫌気が指していた。
「聖女なんてやってられないわよ!」
勢いで聖女の杖を叩きつけるが、跳ね返ってきた杖の先端がマリアの顎にクリーンヒット。
そのまま意識を失う。
意識を失ったマリアは、暗闇の中で前世の記憶を思い出した。
そのことがきっかけで、マリアは強い相手との戦いを望むようになる。
そしてさらには、チート級の力を手に入れる。
目を覚ましたマリアは、婚約者である第一王子から婚約破棄&国外追放を命じられた。
その言葉に、マリアは大歓喜。
(国外追放されれば、聖女という辛いだけの役目から解放されるわ!)
そんな訳で、大はしゃぎで国を出ていくのだった。
外の世界で冒険者という存在を知ったマリアは、『強い相手と戦いたい』という前世の自分の願いを叶えるべく自らも冒険者となり、チート級の力を使って、順調にのし上がっていく。
一方、マリアを追放した王国は、その軽率な行いのせいで異常事態が発生していた……。

迷い人と当たり人〜伝説の国の魔道具で気ままに快適冒険者ライフを目指します〜
青空ばらみ
ファンタジー
一歳で両親を亡くし母方の伯父マークがいる辺境伯領に連れて来られたパール。 伯父と一緒に暮らすお許しを辺境伯様に乞うため訪れていた辺境伯邸で、たまたま出くわした侯爵令嬢の無知な善意により 六歳で見習い冒険者になることが決定してしまった! 運良く? 『前世の記憶』を思い出し『スマッホ』のチェリーちゃんにも協力してもらいながら 立派な冒険者になるために 前世使えなかった魔法も喜んで覚え、なんだか百年に一人現れるかどうかの伝説の国に迷いこんだ『迷い人』にもなってしまって、その恩恵を受けようとする『当たり人』と呼ばれる人たちに貢がれたり…… ぜんぜん理想の田舎でまったりスローライフは送れないけど、しょうがないから伝説の国の魔道具を駆使して 気ままに快適冒険者を目指しながら 周りのみんなを無自覚でハッピーライフに巻き込んで? 楽しく生きていこうかな! ゆる〜いスローペースのご都合ファンタジーです。
小説家になろう様でも投稿をしております。

劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。

病弱が転生 ~やっぱり体力は無いけれど知識だけは豊富です~
於田縫紀
ファンタジー
ここは魔法がある世界。ただし各人がそれぞれ遺伝で受け継いだ魔法や日常生活に使える魔法を持っている。商家の次男に生まれた俺が受け継いだのは鑑定魔法、商売で使うにはいいが今一つさえない魔法だ。
しかし流行風邪で寝込んだ俺は前世の記憶を思い出す。病弱で病院からほとんど出る事無く日々を送っていた頃の記憶と、動けないかわりにネットや読書で知識を詰め込んだ知識を。
そしてある日、白い花を見て鑑定した事で、俺は前世の知識を使ってお金を稼げそうな事に気付いた。ならば今のぱっとしない暮らしをもっと豊かにしよう。俺は親友のシンハ君と挑戦を開始した。
対人戦闘ほぼ無し、知識チート系学園ものです。

【完結】公爵家の末っ子娘は嘲笑う
たくみ
ファンタジー
圧倒的な力を持つ公爵家に生まれたアリスには優秀を通り越して天才といわれる6人の兄と姉、ちやほやされる同い年の腹違いの姉がいた。
アリスは彼らと比べられ、蔑まれていた。しかし、彼女は公爵家にふさわしい美貌、頭脳、魔力を持っていた。
ではなぜ周囲は彼女を蔑むのか?
それは彼女がそう振る舞っていたからに他ならない。そう…彼女は見る目のない人たちを陰で嘲笑うのが趣味だった。
自国の皇太子に婚約破棄され、隣国の王子に嫁ぐことになったアリス。王妃の息子たちは彼女を拒否した為、側室の息子に嫁ぐことになった。
このあつかいに笑みがこぼれるアリス。彼女の行動、趣味は国が変わろうと何も変わらない。
それにしても……なぜ人は見せかけの行動でこうも勘違いできるのだろう。
※小説家になろうさんで投稿始めました

5歳で前世の記憶が混入してきた --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--
ばふぉりん
ファンタジー
「啞"?!@#&〆々☆¥$€%????」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
五歳の誕生日を迎えた男の子は家族から捨てられた。理由は
「お前は我が家の恥だ!占星の儀で訳の分からないスキルを貰って、しかも使い方がわからない?これ以上お前を育てる義務も義理もないわ!」
この世界では五歳の誕生日に教会で『占星の儀』というスキルを授かることができ、そのスキルによってその後の人生が決まるといっても過言では無い。
剣聖 聖女 影朧といった上位スキルから、剣士 闘士 弓手といった一般的なスキル、そして家事 農耕 牧畜といったもうそれスキルじゃないよね?といったものまで。
そんな中、この五歳児が得たスキルは
□□□□
もはや文字ですら無かった
~~~~~~~~~~~~~~~~~
本文中に顔文字を使用しますので、できれば横読み推奨します。
本作中のいかなる個人・団体名は実在するものとは一切関係ありません。

異世界リナトリオン〜平凡な田舎娘だと思った私、実は転生者でした?!〜
青山喜太
ファンタジー
ある日、母が死んだ
孤独に暮らす少女、エイダは今日も1人分の食器を片付ける、1人で食べる朝食も慣れたものだ。
そしてそれは母が死んでからいつもと変わらない日常だった、ドアがノックされるその時までは。
これは1人の少女が世界を巻き込む巨大な秘密に立ち向かうお話。
小説家になろう様からの転載です!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる