レディース異世界満喫禄

日の丸

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肉じゃぁぁぁぁぁぁ!!

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【大地の最奥】に潜って四日、今あたし達は45階まで来ている。

かなり速いペースだけど下に降りて降りる階段を魔法で見つけられるし、戦闘に関しても魔物の強さによりうちのアニマルズ達の方が強く問題なく進めている。

・・・・・・・・・・・・・ただ・・・・・・・最初の方でオーガナイトと戦ったっきりあたしは戦闘に参加できないでいた。

皆が張り切り過ぎてあたしまで敵がまわってこないんだよ!!



「次の階が最高到達階だ、そこからの情報は無いから気を引き締めよう」



「畏まりました、ですが今日はここまでとしましょう」



ミズキの進言に従いここでテントを張り、食事の用意をし始める、シン達が。

結局あたしは見張りをする事も食事の準備をする事もなくアニマルズを戯れて時間を過ごすこととなってしまった。



「レン様、少し此処から離れます」



食事の用意をしていたミズキが歩き出したので何かあったのかな?と聞いてみたた魔物が寄ってきたので来たので相手をしに行くと言ったので『これだ!!』と思い立ち上がる。



「ミズキはそのまま食事の用意を、あたしが相手をしてくる」



「ですが」



「ちょとっとした運動だよ試したい事もあるからね、じゃ行ってくる」



歩きながら【アイテムボックス】から一つの武具を取り出す。

それはゴンザさんからもらった武具、名は【ヴィリーナ】飾り気のないガントレットに40㎝位の雫のような形(漫画でよく見る上が尖がっていて下が丸い奴)がくっついているものだ。

これは先にも述べたが、これは防具ではなく武具なのだ。

左腕に【ヴィリーナ】を装備し、魔力を流すと盾がガントレットから離れて宙に浮く。

でもこれは魔力で浮かしているのではなく、【糸】それも【魔糸】と言われるものでつながっている。

盾がくっついているのはいわば重りの代わり、イメージは糸に重りを付けて繰り回している感じ、しかもあたしの思い通りに動くのだ、あたしが所持している武器の中でも上位に来る武器となる。

【魔糸】は込める魔力によって硬度を変える、だから相手を拘束する事も出来るし、オリハルコン並の物を切り刻み生事も出来る、実際に【超硬化】の付与を施した魔石を【魔糸】で簡単に切り刻むことが出来た。



「あれはめっちゃビビった」



【ヴィリーナ】の練習をしていた時の事を思い出した後、前を向けば魔物の群れが見える、約30と言った所かな?



「悪いが実戦練習の相手になってもらうよ!!」



左手を群れに向かいむけて、盾が群れに向かい飛んでいき・・・・魔物が横一線に切られ絶命した。

【魔糸】の長さは10メートルほどあるので、物理攻撃・・・しかもオリハルコンをも切ってしまう剣が10メートル範囲で振り回せる・・・そんな強力な武器が手に入った、これでシン達がいないときでも上位の魔物が来ても相手が出来る。



「お待たせ!皆の所に戻ろうか」



一緒に来たアニマルズがお座りをして見ていたので声を掛けアニマルズとテントに向かい歩き出す。



「ただいま」



「お帰りなさいませ食事の用意が出来ました、皆で食べましょう」



ミズキが笑顔で迎えてくれた。









そして50階、今試練の門の前に立っている。



「出来ればここで終わってほしいべさ、まあ50階って事で強いのが出てくる可能性がある、気を引き締めるよ」



「「「「畏まりました」」」」



そして中に入ると巨体・・・・そう巨体な生物・・・・べへモスが二匹こっちを睨んでいた。



「にににに・・・・・肉じゃぁぁぁぁぁぁ!!」



はっ!!違った!!『敵だ!!』って言うつもりだったのに、貴重なべへモスを見た途端『肉』の方が

理性を吹き飛ばしちまったべ!!



「出来るだけ傷つけないよう倒すよ!」



「「「「畏まりました」」」」 「わかったわ!!」 「グルゥゥゥ!!」 「ブルゥ」 「クゥ!」

「クワッ!!」



皆がべへモスの味を知る為、気合が入りべへモスは何かを感じ取ったのか一歩下がる。



あたしとアリーヌがそれを追いかけるように一歩踏み込んで・・・足元が光った。



ヤバい!!と思った時にはアリーヌを突き飛ばし・・・・・アリーヌの驚いた顔とシン達がこっちに向かい走り出した所を見て・・・・・・・・あたしの視界は黒に染まった。



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