レディース異世界満喫禄

日の丸

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これからは大人の時間だ!!

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アンヌシアさんが立ち上がりバックステップしてアリーヌから距離距離を取り【アイテムボックス】から【フレアボルグ】取り出して構える。

流石師団長、反応が早い!ソルティさんもいつの間にか武器を構えてるし、でもね?


「アンヌシアさんあたしの仲間に何武器向けてるの?」


流石に知り合いでも仲間に武器を向けるのは気分がよろしくない、なのですこし威圧を込めて問いかける。


「レンちゃん流石にこれは笑えないわ、ノーライフキングは歩く災厄、メイシェル王国の騎士師団長として許容できないわ」


アンヌシアさんとにらみ合っていたらその間にアリーヌが入って来て『まあまあ』と両手を上下に振りアンヌシアさんの方に向き合う。


「私はレンに負けてレンの従魔となったの、だからレンを困らせる事はしないし、人を襲う事ももしないわ」


「「「「「「「「「「「「「「・・・・・・・・・・・・・・は?」」」」」」」」」」」」」」」


先ほどまでの張りつめた空気が無くなりなんかビミョーな空気が流れ始めた。


「従魔?ノーライフキングなのに?」


「そう、だから安心していいわよ、ちなみにあなた達の王は私がノーライフクイーンだって知ってるわよ」


「陛下が?・・・・・・わかりました、アリーヌさん失礼な態度を取ってすいませんでした」


アリーヌが微笑んでから首を左右に振り席に着く。


「気にしないでノーライフキングの危険性はよく分かっているわ、これでも元討伐者だもの」


立ち上がった皆が席に座りアリーヌの言葉に驚いている。


「生前の記憶があるの?」


「ええ死ぬ直前までね」


アリーヌの言葉に騎士達が皆立ち上がりアリーヌに向かい頭を深々と下げてもう一度席に座る。


「レンがこの国を気に入ってる訳だわ、皆いい人たちよね」


アリーヌがあたしを見て微笑む。


「だべ?あたしもここに来てよかったと思ってるよ」


新しい家族も仲間も友達もここに来たから出来たのだ、正面切っては言えないがムキマッチョには感謝している、此処に転移させてくれて・・・・・・・あれ?でもくしゃみで転移場所がずれてたような・・・・・でもそのおかげでギンガに会えたから良し!!


「そう言えば聞いてよアンヌシア!!」



アリーヌがアンヌシアさんとソルティさんに向かい仲間になった経緯を話してその話が終わった頃にはもう皆『魔物』としては見ていなかった。

皆なぜかアリーヌに同情の視線を送っていた、え?あたしわるくないよね?


「失礼します料理が出来ましたのでお運びいたしました、こちらは本日のメインでべへモスのステーキでございます」


さっきのローストはお皿に三枚薄切りにした肉を綺麗に盛りつけた物だったけど、これは厚さは5㎝位で大きさは30㎝位、子供達は流石にその半分くらいだけど美味しそうだ。


「そう言えば大人組はこの食事が終わったら少し吞めるように酒を用意してあるから呑もう」


大人組がそれを聞いて嬉しそう縫いするのを見た後、ステーキに手をつける。

あんなに食べたのに気にならないほどするっと入った。


「レンちゃん、とても美味しかったわ」


アンヌシアさんとソルティさんがお酒を飲みながら微笑んでグラスを傾ける。


「喜んでもらってよかったよ、皆の立場上お金を渡すわけにはいかなかったから、食事会にしたんだ」


アンヌシアさんとソルティさんが共に深いため息をつきアンヌシアさんが真顔になって話し出す。


「あのね?この食事会の方がヤバいからね?」


「は?」


「王族でも口にすることが出来ないべへモスやオーシャンズデッドなんてものを普通の食事会ではださないわ、レンちゃんが両方狩って来たからお金はかかってないけど、本来ならお金にするとミスリル聖貨は必要になるわよ?普通にお金渡すより、今日来た騎士達は得をしてるのよ」


おおぅ?え?そうなの?まあそれでも喜んでもらってよかったよ!


「まあいいじゃん、さて皆今日はとことん呑もう!」


これからは大人の時間だ!!

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