400 / 1,656
成績が良くなかったしね!!
しおりを挟む「はぁぁぁぁ!!!」
セレーナの三段突きを躱さずあえて日光で全て弾く。
そしてもう一度突きを放って来るが体を少し横にずらして避ける。
伸びきった槍を今度は横凪にしてあたしに当てようするがバックステップで躱す。
「くっ!!ならば!!」
そう一度三段突きを突きを放ってくるが・・・・違う!!
三段突きの槍先が曲がるようにあたしに向かってくる、プレシア戦で見せた技の三段突き版だ!今度は足を使い全てを躱す。
「驚いた・・・それ連発で使えるんだ?」
「プレシァーナに負けた後に習得しました、あの子に負けたままでは居られないので」
負けた後に腐らず己を鍛える、脳筋理論っぽいけどあたしは好きだ、これは武術に限らず社会で暮らす中でも重要なんじゃないんだろうか?例えば学校での成績の順位、例えば仕事の能力の優劣、その中で如何に腐らず上を目指すか・・・・・あたしも学校では成績が良くなかったしね!!
「気に入った!この後少し見てあげるよ、だからこの勝負を終わらせる」
あたしは一気にセレーナの懐に飛び込み左手で槍を掴み固定して、日光を振りかぶり頭に当たる寸前で止める。
「・・・・・・参りました」
負けを認めたセレーナに頷きこの戦いを観戦していた審判役の男に声を掛ける。
「これでここはあたし達の勝ちって事でいいんだよね?」
「はいセレーナ様の負けを確認いたしました、お疲れまでした」
男は天に向かい手を挙げて火の玉を放った。
「って事でセレーナ」
火の玉を見上げた後、セレーナに視線を向けて名前を呼ぶ。
「はい」
「何でアンタ槍の石突の方を使わないんだ?」
「え?」
セレーナが何を言ってるのか分からないって顔であたしを見ている。
「プレシアとの闘い、あたしとの闘いに石突の方を使わなかったね?使うと自分が有利になる場面があったにもかかわらず」
「え?」
あたしの言葉にさらに驚くような顔で固まるセレーナ。
「あたしの知り合いに凄腕の槍使いがいるけど石突の方も使って戦っているよ?って言うか槍って石突も使ってこそでしょ?」
槍は突きがメインのイメージがあるけど払いや薙ぎも使ってこそ【槍】・・・・武器としての力を使いきるんじゃないんだろうか?
「アンタは突きと薙ぎだけしか使ってないんだよ、貸してみな」
あたしはセレーナから彼女か使っている槍を借りて気絶している騎士の所に行き転がってる剣を拾い上げてセレーナに渡す。
「構えな、構えたらあたしが攻撃を開始するからね」
構えたセレーナに一気に詰め取り、さっき見たセレーナの動きをそのままやってから距離を取る。
「貴女・・・・・いまの動きって・・・・」
「そうアンタの戦い方だ、次いくよ?」
そしてまた詰め寄り先の動きをする、まあ最後におまけを付けて・・・だけど。
あたしの攻撃を防ぎ切ったと思ってたセレーナは下に視線を向けて固まる、股のすぐ下に槍の長い柄がある事に驚いているようだ。
「わかったかい?石突の方を使うってのは石突を使って、『突き』をしろって言ってるんじゃないんだ槍全体を使い戦えって事だ、今のだって男相手に決めていたら男は悶絶して動けなくなるし、同性だったらダメージを与え動きが鈍る、上に攻撃を集中した後にすくい上げるようにしてやるのが一番だね」
ちなみにアンヌシアさんやカナデは普通にやって来るよこれくらい。
「アンタはまだまだ強くなれる、だけどあんた自身だけじゃ無理な壁はある、それを相棒の武器と共にこえる事が出来るとあたしは思う」
この子は才能もあって努力もしってるだから上に行けると思う。
だって実際に槍使いで師団長になったアンヌシアさんを知っているのだから。
142
あなたにおすすめの小説
公爵家の末っ子娘は嘲笑う
たくみ
ファンタジー
圧倒的な力を持つ公爵家に生まれたアリスには優秀を通り越して天才といわれる6人の兄と姉、ちやほやされる同い年の腹違いの姉がいた。
アリスは彼らと比べられ、蔑まれていた。しかし、彼女は公爵家にふさわしい美貌、頭脳、魔力を持っていた。
ではなぜ周囲は彼女を蔑むのか?
それは彼女がそう振る舞っていたからに他ならない。そう…彼女は見る目のない人たちを陰で嘲笑うのが趣味だった。
自国の皇太子に婚約破棄され、隣国の王子に嫁ぐことになったアリス。王妃の息子たちは彼女を拒否した為、側室の息子に嫁ぐことになった。
このあつかいに笑みがこぼれるアリス。彼女の行動、趣味は国が変わろうと何も変わらない。
それにしても……なぜ人は見せかけの行動でこうも勘違いできるのだろう。
※小説家になろうさんで投稿始めました
【完結】男爵令嬢は冒険者生活を満喫する
影清
ファンタジー
英雄の両親を持つ男爵令嬢のサラは、十歳の頃から冒険者として活動している。優秀な両親、優秀な兄に恥じない娘であろうと努力するサラの前に、たくさんのメイドや護衛に囲まれた侯爵令嬢が現れた。「卒業イベントまでに、立派な冒険者になっておきたいの」。一人でも生きていけるようにだとか、追放なんてごめんだわなど、意味の分からぬことを言う令嬢と関わりたくないサラだが、同じ学園に入学することになって――。
※残酷な描写は予告なく出てきます。
※小説家になろう、アルファポリス、カクヨムに掲載中です。
※106話完結。
貴族令嬢、転生十秒で家出します。目指せ、おひとり様スローライフ
凜
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞にて奨励賞を頂きました。ありがとうございます!
貴族令嬢に転生したリルは、前世の記憶に混乱しつつも今世で恵まれていない環境なことに気が付き、突発で家出してしまう。
前世の社畜生活で疲れていたため、山奥で魔法の才能を生かしスローライフを目指すことにした。しかししょっぱなから魔物に襲われ、元王宮魔法士と出会ったり、はては皇子までやってきてと、なんだかスローライフとは違う毎日で……?
異世界へ行って帰って来た
バルサック
ファンタジー
ダンジョンの出現した日本で、じいさんの形見となった指輪で異世界へ行ってしまった。
そして帰って来た。2つの世界を往来できる力で様々な体験をする神須勇だった。
捨てられた地味な王宮修復師(実は有能)、強面辺境伯の栄養管理で溺愛され、辺境を改革する ~王都の貴重な物が失われても知りませんよ?~
水上
恋愛
「カビ臭い地味女」と王太子に婚約破棄された王宮修復師のリディア。
彼女の芸術に関する知識と修復師としての技術は、誰からも必要性を理解されていなかった。
失意の中、嫁がされたのは皆から恐れられる強面辺境伯ジェラルドだった!
しかし恐ろしい噂とは裏腹に、彼はリディアの不健康を見逃せない超・過保護で!?
絶品手料理と徹底的な体調管理で、リディアは心身ともに美しく再生していく。
一方、彼女を追放した王都では、貴重な物が失われたり、贋作騒動が起きたりとパニックになり始めて……。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
私と母のサバイバル
だましだまし
ファンタジー
侯爵家の庶子だが唯一の直系の子として育てられた令嬢シェリー。
しかしある日、母と共に魔物が出る森に捨てられてしまった。
希望を諦めず森を進もう。
そう決意するシェリーに異変が起きた。
「私、別世界の前世があるみたい」
前世の知識を駆使し、二人は無事森を抜けられるのだろうか…?
巻き込まれ召喚・途中下車~幼女神の加護でチート?
サクラ近衛将監
ファンタジー
商社勤務の社会人一年生リューマが、偶然、勇者候補のヤンキーな連中の近くに居たことから、一緒に巻き込まれて異世界へ強制的に召喚された。万が一そのまま召喚されれば勇者候補ではないために何の力も与えられず悲惨な結末を迎える恐れが多分にあったのだが、その召喚に気づいた被召喚側世界(地球)の神様と召喚側世界(異世界)の神様である幼女神のお陰で助けられて、一旦狭間の世界に留め置かれ、改めて幼女神の加護等を貰ってから、異世界ではあるものの召喚場所とは異なる場所に無事に転移を果たすことができた。リューマは、幼女神の加護と付与された能力のおかげでチートな成長が促され、紆余曲折はありながらも異世界生活を満喫するために生きて行くことになる。
*この作品は「カクヨム」様にも投稿しています。
**週1(土曜日午後9時)の投稿を予定しています。**
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる