レディース異世界満喫禄

日の丸

文字の大きさ
上 下
308 / 1,656

何なの元剣聖って!!

しおりを挟む
あたしは【闇の世界】に入ってすぐ振り返り魔法を使う。


「【アイシクルウオール】【アイシクルウオール】【アイシクルウオール】【アイシクルウオール】

【アイシクルウオール】【アイシクルウオール】【アイシクルウオール】【アイシクルウオール】・・・・それと【ダークアイ】」


魔物が外に出ないように蓋をしてっと。


「さあ待たせたね魔物の皆さん、遊びましょう」


【風神】を構えた所でスレイプが前足を力強く大地に叩きつけるように踏みしめると、あたしの前の地面から、巨大なとげのような槍が30くらい飛び出してきた。


「スレイプ・・・・あんた魔法使えたんだ?」


「ブルゥ!」


そう言えばアルルさんがスレイプの事を『特殊個体』って言ってたもんね、この子はそれだけの能力を持っているんだろう、すごいよスレイプ!!


スレイプが足踏みをして【地槍】を作りスケルトンを薙ぎ払い倒しきれなくて接近して来た奴をあたしが【風神】で切り伏せる。


「やっぱり多いね・・・スレイプ怪我をしたり、疲れたら言うんだよ?回復魔法を使うからね」


自分には二日酔い以外に使いようがない魔法だけど、仲間の為の切り札の一つ・・・使い処は間違えない!

怪我をしたなら人前でも使うよ!!


「きりがないね・・【サウザンド・ブレイブ】」


炎の剣を向かってくる魔物に向かい解き放ち少し減った所にライが飛び込んで行って小太刀二刀で切り伏せていく。


「敵が多い方に向かっていくよ、スレイプ、コースは任せる無理はしないように」


「畏まりました」


「ブルゥ」


7階まで進んでいたところで微妙な変化を感じ始めた。


「魔物の質が上がってきている」


向かってくる数が少し減り、出てくる敵がスケルトンソルジャーとリッチからスケルトンナイトとエルダーリッチに代わり油断が出来なくなってきた。

「スレイプ無理はしなくていい、先は長いんだ」


声を掛けた後にエルダーリッチの群れに向かい【風神暴舞】を使い蹴散らせながら進んで行きやっと10階の試練の門の前に着いた。


「さてと何が出るかな・・・・の前に腹ごしらえだべ!」


【アイテムボックス】から塩むすびと鳥のから揚げを取り出して、先に出してあったテーブルの上に並べる。


「さてと食べよう・・・・・いただきます」


「いただきます」 「ブルゥ」


やっぱりシンプルイズベスト!おにぎりは塩むすびだよね、ツナも好きだけどやっぱり塩むすびだね!

しかもから揚げが両方のうまさを倍増させてくれる、最強の組み合わせだと思うんだ!!


「・・・・ごちそうさまでした」


満足です!さあ戦うよ!・・・・で?敵は何かな?

部屋の中をのぞいてみると一振りの剣を握りたたずむ、スケルトンが一体だけだった。


「へ?スケルトン一体?あたしゃやばい魔物が待ち構えてるとばかり思ってたべさ」


【スタンピード】で試練の門の魔物が変わるかも?とは思ってたけどグレードダウン?


「レン様、ここは私にお任せ下さい」


ライが小太刀を構えて部屋に入っていき・・・・切りつけられた。


「早っ!」


かなり遠い場所で佇んでいたのにライが部屋に入った瞬間、その距離を一瞬で潰して切りかかってきた。

しかも・・・・・このスケルトン剣の腕がとてつもなく高い!ライがやっと捌いているって感じだ!

何なのこのスケルトン?そうだ!【鑑定】!


ダミアス・アーク  元剣聖 コアの力により甦りし死者 


・・・・・気になる情報がいっぱいあり過ぎだべよ!何なの元剣聖って!!そら強いわ!!コアの力ってのも気になるけど・・・・・一番気になるのが!! 甦りし死者って所!!


「生きているのか死んでいるのかどっちなのさ!!」


思わずツッコまずにはいられなかった。
しおりを挟む
感想 1,344

あなたにおすすめの小説

病弱が転生 ~やっぱり体力は無いけれど知識だけは豊富です~

於田縫紀
ファンタジー
 ここは魔法がある世界。ただし各人がそれぞれ遺伝で受け継いだ魔法や日常生活に使える魔法を持っている。商家の次男に生まれた俺が受け継いだのは鑑定魔法、商売で使うにはいいが今一つさえない魔法だ。  しかし流行風邪で寝込んだ俺は前世の記憶を思い出す。病弱で病院からほとんど出る事無く日々を送っていた頃の記憶と、動けないかわりにネットや読書で知識を詰め込んだ知識を。  そしてある日、白い花を見て鑑定した事で、俺は前世の知識を使ってお金を稼げそうな事に気付いた。ならば今のぱっとしない暮らしをもっと豊かにしよう。俺は親友のシンハ君と挑戦を開始した。  対人戦闘ほぼ無し、知識チート系学園ものです。

少し冷めた村人少年の冒険記

mizuno sei
ファンタジー
 辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。  トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。  優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

スキル【僕だけの農場】はチートでした~辺境領地を世界で一番住みやすい国にします~

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
旧題:スキル【僕だけの農場】はチートでした なのでお父様の領地を改造していきます!! 僕は異世界転生してしまう 大好きな農場ゲームで、やっと大好きな女の子と結婚まで行ったら過労で死んでしまった 仕事とゲームで過労になってしまったようだ とても可哀そうだと神様が僕だけの農場というスキル、チートを授けてくれた 転生先は貴族と恵まれていると思ったら砂漠と海の領地で作物も育たないダメな領地だった 住民はとてもいい人達で両親もいい人、僕はこの領地をチートの力で一番にしてみせる ◇ HOTランキング一位獲得! 皆さま本当にありがとうございます! 無事に書籍化となり絶賛発売中です よかったら手に取っていただけると嬉しいです これからも日々勉強していきたいと思います ◇ 僕だけの農場二巻発売ということで少しだけウィンたちが前へと進むこととなりました 毎日投稿とはいきませんが少しずつ進んでいきます

外れギフト魔石抜き取りの奇跡!〜スライムからの黄金ルート!婚約破棄されましたのでもうお貴族様は嫌です〜

KeyBow
ファンタジー
 この世界では、数千年前に突如現れた魔物が人々の生活に脅威をもたらしている。中世を舞台にした典型的なファンタジー世界で、冒険者たちは剣と魔法を駆使してこれらの魔物と戦い、生計を立てている。  人々は15歳の誕生日に神々から加護を授かり、特別なギフトを受け取る。しかし、主人公ロイは【魔石操作】という、死んだ魔物から魔石を抜き取るという外れギフトを授かる。このギフトのために、彼は婚約者に見放され、父親に家を追放される。  運命に翻弄されながらも、ロイは冒険者ギルドの解体所部門で働き始める。そこで彼は、生きている魔物から魔石を抜き取る能力を発見し、これまでの外れギフトが実は隠された力を秘めていたことを知る。  ロイはこの新たな力を使い、自分の運命を切り開くことができるのか?外れギフトを当りギフトに変え、チートスキルを手に入れた彼の物語が始まる。

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる 

SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ 25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。  目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。 ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。 しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。 ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。 そんな主人公のゆったり成長期!!

転生先ではゆっくりと生きたい

ひつじ
ファンタジー
勉強を頑張っても、仕事を頑張っても誰からも愛されなかったし必要とされなかった藤田明彦。 事故で死んだ明彦が出会ったのは…… 転生先では愛されたいし必要とされたい。明彦改めソラはこの広い空を見ながらゆっくりと生きることを決めた 小説家になろうでも連載中です。 なろうの方が話数が多いです。 https://ncode.syosetu.com/n8964gh/

追放された引きこもり聖女は女神様の加護で快適な旅を満喫中

四馬㋟
ファンタジー
幸福をもたらす聖女として民に崇められ、何不自由のない暮らしを送るアネーシャ。19歳になった年、本物の聖女が現れたという理由で神殿を追い出されてしまう。しかし月の女神の姿を見、声を聞くことができるアネーシャは、正真正銘本物の聖女で――孤児院育ちゆえに頼るあてもなく、途方に暮れるアネーシャに、女神は告げる。『大丈夫大丈夫、あたしがついてるから』「……軽っ」かくして、女二人のぶらり旅……もとい巡礼の旅が始まる。

異世界リナトリオン〜平凡な田舎娘だと思った私、実は転生者でした?!〜

青山喜太
ファンタジー
ある日、母が死んだ 孤独に暮らす少女、エイダは今日も1人分の食器を片付ける、1人で食べる朝食も慣れたものだ。 そしてそれは母が死んでからいつもと変わらない日常だった、ドアがノックされるその時までは。 これは1人の少女が世界を巻き込む巨大な秘密に立ち向かうお話。 小説家になろう様からの転載です!

処理中です...