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エルスさん出番ですよ!!
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「失礼します」
ファイルをいくつか抱えて女性が部屋に入って来て、ハンナさんの前にファイルを置いて部屋を出ていく。
「ウォルムのギルドとして歓迎するわ!Aランカーが王都を拠点にしてくれて、しかも商人としてもAランク、レン貴女よくウォルムに来てくれたわ!」
ハンナさんがファイルを広げながらにこやかに語りかけてくるんだけど・・・・・・テンションたかっ!!ハンナさん今までで一番テンションたかいよ!!
「それで?どんな店舗がいいの?」
「えーーーっと?エルスさん?」
どんな所がいいかあたしには判りません!なのでエルスさん出番ですよ!!
「畏まりました、これからは私がお話し相手にならしていただきます、レン様こちらは私に任せてもらって構いません、孤児院の方に説明と募集をして来て下さい」
「わかったべさ、ライは此処に残って、エルスさんのガードを」
「畏まりました」
エルスさんを残して部屋を出てギルドを出ようとし、ギルドの出入り口で探し人の一人を見つけた。
「イデ!こっちに来な!」
少し離れた場所でイデが男の人と話をしてるのが見えたので声を掛ける。
「ん?お嬢さんじゃねぇか。どうしたよ?」
ニヤリとしてからあたしの方に歩きてくる・・・あれで微笑んでるつもりなんだろうな・・・・
「丁度良かったよ、今から孤児院行くから付き合って、そこで話がある」
「わかった」
孤児院に着いて院長のメリッサスさんと向かい合い座る。
「で?話って何だい?」
「あたしは今度この街で店を二店舗出す」
「は?」
「食事処と雑貨屋をやるんだ」
「何の話をしてるんだいアンタ」
流石に何言ってやがるこいつって顔になってきているメリッサスさんとイデの二人を無視して話を進める。
「その二つの店で見習いの募集をするんだ」
この言葉にあたしの言いたいことが分かったのか驚いた顔で固まる二人。
「・・・・・・・うちの子達を『見習い』として迎えてくれるのかい?」
「うん、下働きじゃなくて『見習い』だよ」
「・・・・・・・昨日会ったばかりの奴になぜそこまで?」
「あたしの気まぐれだべさ、けどやるからにはとことんって事でね」
あたしはメリッサスさんと二分くらい見つめ合った後にメリッサスさんが頭を下げる。
「ありがとう・・・それとうちの子達をよろしくお願いします」
「わかりました、でも特別扱いはしません、きちんと一人前になるように厳しくなることもあるってのは、伝えておいてください」
これはどこでも同じだと思うが仕事をする以上は楽しいだけでは済まない時もある、それも含めての『仕事』だ。
「分かっております」
メリッサスさんがニヤリと笑う・・・・・これを見て育ったからイデのあの笑顔なんだろうなぁ・・・・・
と思ってイデを見たらなんか土下座して床に頭をこすりつけていた・・・何で??
「何やってんのイデ!!」
「ありがとうお嬢さん・・・・いやレン様!これでガキどもが危険な仕事につかなくても済む!ガキどもの中には討伐者に向いてないのに、なるしかなくて死んじまった奴もいる、それが無くなるのはありがてぇ!!」
ガバッと顔を上げると豪泣きしているイデ・・・・泣き顔も怖いんだけど・・・・・思わず視線をそらしてしまった。
「だから見習い希望者に料理人、商人のどちらかを選んでもらって、その他に鍛冶にも当てがあるから聞いてみるよ」
多分事情を話せばリュージュも引き受けてくれると思うんだよね、あの子優しいから。
ファイルをいくつか抱えて女性が部屋に入って来て、ハンナさんの前にファイルを置いて部屋を出ていく。
「ウォルムのギルドとして歓迎するわ!Aランカーが王都を拠点にしてくれて、しかも商人としてもAランク、レン貴女よくウォルムに来てくれたわ!」
ハンナさんがファイルを広げながらにこやかに語りかけてくるんだけど・・・・・・テンションたかっ!!ハンナさん今までで一番テンションたかいよ!!
「それで?どんな店舗がいいの?」
「えーーーっと?エルスさん?」
どんな所がいいかあたしには判りません!なのでエルスさん出番ですよ!!
「畏まりました、これからは私がお話し相手にならしていただきます、レン様こちらは私に任せてもらって構いません、孤児院の方に説明と募集をして来て下さい」
「わかったべさ、ライは此処に残って、エルスさんのガードを」
「畏まりました」
エルスさんを残して部屋を出てギルドを出ようとし、ギルドの出入り口で探し人の一人を見つけた。
「イデ!こっちに来な!」
少し離れた場所でイデが男の人と話をしてるのが見えたので声を掛ける。
「ん?お嬢さんじゃねぇか。どうしたよ?」
ニヤリとしてからあたしの方に歩きてくる・・・あれで微笑んでるつもりなんだろうな・・・・
「丁度良かったよ、今から孤児院行くから付き合って、そこで話がある」
「わかった」
孤児院に着いて院長のメリッサスさんと向かい合い座る。
「で?話って何だい?」
「あたしは今度この街で店を二店舗出す」
「は?」
「食事処と雑貨屋をやるんだ」
「何の話をしてるんだいアンタ」
流石に何言ってやがるこいつって顔になってきているメリッサスさんとイデの二人を無視して話を進める。
「その二つの店で見習いの募集をするんだ」
この言葉にあたしの言いたいことが分かったのか驚いた顔で固まる二人。
「・・・・・・・うちの子達を『見習い』として迎えてくれるのかい?」
「うん、下働きじゃなくて『見習い』だよ」
「・・・・・・・昨日会ったばかりの奴になぜそこまで?」
「あたしの気まぐれだべさ、けどやるからにはとことんって事でね」
あたしはメリッサスさんと二分くらい見つめ合った後にメリッサスさんが頭を下げる。
「ありがとう・・・それとうちの子達をよろしくお願いします」
「わかりました、でも特別扱いはしません、きちんと一人前になるように厳しくなることもあるってのは、伝えておいてください」
これはどこでも同じだと思うが仕事をする以上は楽しいだけでは済まない時もある、それも含めての『仕事』だ。
「分かっております」
メリッサスさんがニヤリと笑う・・・・・これを見て育ったからイデのあの笑顔なんだろうなぁ・・・・・
と思ってイデを見たらなんか土下座して床に頭をこすりつけていた・・・何で??
「何やってんのイデ!!」
「ありがとうお嬢さん・・・・いやレン様!これでガキどもが危険な仕事につかなくても済む!ガキどもの中には討伐者に向いてないのに、なるしかなくて死んじまった奴もいる、それが無くなるのはありがてぇ!!」
ガバッと顔を上げると豪泣きしているイデ・・・・泣き顔も怖いんだけど・・・・・思わず視線をそらしてしまった。
「だから見習い希望者に料理人、商人のどちらかを選んでもらって、その他に鍛冶にも当てがあるから聞いてみるよ」
多分事情を話せばリュージュも引き受けてくれると思うんだよね、あの子優しいから。
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