レディース異世界満喫禄

日の丸

文字の大きさ
上 下
265 / 1,656

なんて店を勧めるんだあの従業員!!

しおりを挟む
「大丈夫だってさ!」


フィルミナとシンが【アスターシャ】にギンガ達と入れるように交渉してくれて、OKが出たようだ。


「良かったね皆」


「「ガウ!!」」 「クゥ!」 「クワッ!」


丁度昼のピークが終わったみたいですぐに入る頃が出来た。


「フィルミナおすすめってある?」


椅子に座り目にを見た後フィルミナに聞く、だってメニューを見ても解んないんだもん!!


「えーっと・・・これとこれはおすすめかな?」


「すいませーん!」


店の従業員さんを呼んでメニューを開きフィルミナの言っていたおすすめを指さして従業員さんにお願いする。


「これとこれを15人前ずつおねがいします」


「「は?」」


フィルミナと従業員さんがあたしの言葉に固まり同じ言葉を発した。


「ん?あたし変な事言った?」


「レン貴女、そんなに食べるの?」


「・・・・ああ!この子達の分もだよ」


ギンガ達を撫でながら言うと従業員さんが納得したように頷き、厨房に向かっていった。


「ねえ?その子達撫でてもいい?」


「うん」


嬉しそうにギンガ達を撫でるフィルミナを見ながら料理が来るのを待っていると料理が運ばれてきてギンガ達の為にテーブルをずらしてもらい床の上にも料理が並ぶ。


「じゃあ皆食べようか、いただきます!!」


「「「「いただきます」」」」 「「ガウ!」」 「クゥ!」「クワッ」


うんま!!これ・・・アクアパッツァと白身のマリネだ・・・・ここ来てよかった!!

ギンガ達も気に入ったのか嬉しそうに食べている、肉じゃなかったから少し不安だったけど気に入ってくれてよかった。


「ふぅ・・・・美味しかった!」


食事を終えフィルミナと話をしている時、ふと思い出した。


「あ!フィルミナ、このあと時間ある?」


紅茶を飲んでいたフィルミナが不思議そうな顔をして見てきたので武器屋でもらった地図を見せる。


「この店に行きたいんだ」


地図を見ていたフィルミナが顔をしかめながらあたしを見る、どうしたんだろう?


「レン貴女この店に何しに行くの?」


「刀が欲しいんだ近くの武器屋に行ったら置いてなくて、そこの従業員さんが教えてくれた店がそこ」


ため息をついた後フィルミナが真顔になりあたしを見る。


「よかったわねレン私に聞いて、ここは止めときなさい!刀の良し悪しが分からないお客になまくらを高値で売りつける店よここ」


はぁぁぁぁ?なんて店を勧めるんだあの従業員!!


「あっぶね・・・・・教えてくれてありがとう」


あたしは礼を言って頭を下げる、買うんならなまくらよりいい物が欲しいもん!!


「何だったら私が案内しようか?刀を扱ってる所」


なんと!!それは助かる!!


「助かるよ!ありがとう!」


食後少しのんびりした後店を出てフィルミナの案内で刀が置いてある店に向かう。


「ねえ?しばらくは此処に居るの?」


「うん、しばらくウォルムにいるよ」


情報を整理して気になる場所に足を運んで・・・・何かやる前から疲れて来たよ。


「そっかならまたご飯一緒に食べに行こう!後オススメの店とかも案内してあげる」


ニコニコしながらフィルミナが言ってくれるので笑顔で頷く。


「助かるよ、フィルミナに声を掛けてよかったよ!」


話をしながら裏道らしき場所を進み一軒の店らしきところの前で止まる。


「ここよ」


ん?武器屋の看板も何もないけど本当にここ?


「リュージュさんいる?」


扉を開いて中に入るフィルミナの後を追いかけ中に入ると刀がきれいに並べてありその刀の前に、結界が張ってある、多分魔道具を使って結界を張っているね。


「何だい・・・・・・・フィルミナじゃないか!」


奥から出て来たのはかなりの胸部装甲を持つ20代の赤髪をショートにした女性だった。

しおりを挟む
感想 1,344

あなたにおすすめの小説

魔法が使えない令嬢は住んでいた小屋が燃えたので家出します

怠惰るウェイブ
ファンタジー
グレイの世界は狭く暗く何よりも灰色だった。 本来なら領主令嬢となるはずの彼女は領主邸で住むことを許されず、ボロ小屋で暮らしていた。 彼女はある日、棚から落ちてきた一冊の本によって人生が変わることになる。 世界が色づき始めた頃、ある事件をきっかけに少女は旅をすることにした。 喋ることのできないグレイは旅を通して自身の世界を色付けていく。

異世界リナトリオン〜平凡な田舎娘だと思った私、実は転生者でした?!〜

青山喜太
ファンタジー
ある日、母が死んだ 孤独に暮らす少女、エイダは今日も1人分の食器を片付ける、1人で食べる朝食も慣れたものだ。 そしてそれは母が死んでからいつもと変わらない日常だった、ドアがノックされるその時までは。 これは1人の少女が世界を巻き込む巨大な秘密に立ち向かうお話。 小説家になろう様からの転載です!

婚約破棄された上に国外追放された聖女はチート級冒険者として生きていきます~私を追放した王国が大変なことになっている?へぇ、そうですか~

夏芽空
ファンタジー
無茶な仕事量を押し付けられる日々に、聖女マリアはすっかり嫌気が指していた。 「聖女なんてやってられないわよ!」 勢いで聖女の杖を叩きつけるが、跳ね返ってきた杖の先端がマリアの顎にクリーンヒット。 そのまま意識を失う。 意識を失ったマリアは、暗闇の中で前世の記憶を思い出した。 そのことがきっかけで、マリアは強い相手との戦いを望むようになる。 そしてさらには、チート級の力を手に入れる。 目を覚ましたマリアは、婚約者である第一王子から婚約破棄&国外追放を命じられた。 その言葉に、マリアは大歓喜。 (国外追放されれば、聖女という辛いだけの役目から解放されるわ!) そんな訳で、大はしゃぎで国を出ていくのだった。 外の世界で冒険者という存在を知ったマリアは、『強い相手と戦いたい』という前世の自分の願いを叶えるべく自らも冒険者となり、チート級の力を使って、順調にのし上がっていく。 一方、マリアを追放した王国は、その軽率な行いのせいで異常事態が発生していた……。

迷い人と当たり人〜伝説の国の魔道具で気ままに快適冒険者ライフを目指します〜

青空ばらみ
ファンタジー
 一歳で両親を亡くし母方の伯父マークがいる辺境伯領に連れて来られたパール。 伯父と一緒に暮らすお許しを辺境伯様に乞うため訪れていた辺境伯邸で、たまたま出くわした侯爵令嬢の無知な善意により 六歳で見習い冒険者になることが決定してしまった! 運良く? 『前世の記憶』を思い出し『スマッホ』のチェリーちゃんにも協力してもらいながら 立派な冒険者になるために 前世使えなかった魔法も喜んで覚え、なんだか百年に一人現れるかどうかの伝説の国に迷いこんだ『迷い人』にもなってしまって、その恩恵を受けようとする『当たり人』と呼ばれる人たちに貢がれたり…… ぜんぜん理想の田舎でまったりスローライフは送れないけど、しょうがないから伝説の国の魔道具を駆使して 気ままに快適冒険者を目指しながら 周りのみんなを無自覚でハッピーライフに巻き込んで? 楽しく生きていこうかな! ゆる〜いスローペースのご都合ファンタジーです。 小説家になろう様でも投稿をしております。

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる 

SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ 25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。  目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。 ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。 しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。 ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。 そんな主人公のゆったり成長期!!

劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?

はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、 強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。 母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、 その少年に、突然の困難が立ちはだかる。 理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。 一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。 それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。 そんな少年の物語。

病弱が転生 ~やっぱり体力は無いけれど知識だけは豊富です~

於田縫紀
ファンタジー
 ここは魔法がある世界。ただし各人がそれぞれ遺伝で受け継いだ魔法や日常生活に使える魔法を持っている。商家の次男に生まれた俺が受け継いだのは鑑定魔法、商売で使うにはいいが今一つさえない魔法だ。  しかし流行風邪で寝込んだ俺は前世の記憶を思い出す。病弱で病院からほとんど出る事無く日々を送っていた頃の記憶と、動けないかわりにネットや読書で知識を詰め込んだ知識を。  そしてある日、白い花を見て鑑定した事で、俺は前世の知識を使ってお金を稼げそうな事に気付いた。ならば今のぱっとしない暮らしをもっと豊かにしよう。俺は親友のシンハ君と挑戦を開始した。  対人戦闘ほぼ無し、知識チート系学園ものです。

義母に毒を盛られて前世の記憶を取り戻し覚醒しました、貴男は義妹と仲良くすればいいわ。

克全
ファンタジー
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。 11月9日「カクヨム」恋愛日間ランキング15位 11月11日「カクヨム」恋愛週間ランキング22位 11月11日「カクヨム」恋愛月間ランキング71位 11月4日「小説家になろう」恋愛異世界転生/転移恋愛日間78位

処理中です...