263 / 1,656
おお!じゃねぇ!!
しおりを挟む
ギルドに入って取り敢えずシン達を探していると知らない人に声をかけられた。
「お嬢さん何かお探しですか?宜しければ私も手伝いますよ?」
長身の20代のイケメン?が声を掛けて来たので、辺りを確認・・・・・あれ?あたしに言ってるのかな?
「ええあなたですよ、お嬢さん」
にこりとあたしに微笑むが・・・・・あ!いた!
「シン、待たせたね」
シン達を発見!シン達の下に向かう。
「待たせたね、情報の方はどう?」
シンが頷きながら答えてくれる。
「大体は把握しました、この辺りの地図も購入済みです」
なら良し!じゃあ皆で昼ご飯だね!!
「まった!お嬢さん良ければ私とランチなどいかがでしょうか」
「断る」
あたしはナンパ男は嫌いだべさ!
「この【鮮血のグライザ】の誘いを断ると?」
イケメンの顔が引きつってきた、たかがお断りしただけですぐに顔に出すなんて小物だね!!
「今日ウォルムに来たばかりだからアンタなんて知らん!」
周りでどうなるかを見守っていたやじ馬が笑い出す。
「この!」
あたしに掴みかかろうとして手を伸ばしたところで、ミズキが間に入り顔面にハイキックをプレゼントしてそのイケメン?は床に崩れ落ちた。
「このお方に手を出そうなんて身の程知らずが、生まれ変わって出直しなさい」
冷ややかにイケメン?を見下ろしミズキが言ったセリフにあたしは戦慄した。
・・・・・・・・ミズキさんが怒ってらっしゃる!!何してくれてんのこの男!
「ミズキ、よくやりました」
シンが笑顔でミズキを誉めている・・・・・・シンも怒ってました!!
「まあまあ!二人共ここを出てお昼にしよう!」
「「畏まりました」」
そうだよ!お腹いっぱいになれば怒りも収まるはず!
その光景を見たやじ馬たちが騒ぎ出す。
「おいおい・・・・・魔物だけじゃなく凶暴な従者を従わせてやがる・・・・あいつやべえぇ」
「・・・・・・・黒の凶者使い」
「おいなんだそれ?」
「狂暴な魔物と従者を従える黒服・・・・黒の凶者使い・・・ぴったりだろう」
「「「「「おお!!」」」」
おお!じゃねぇ!!
「待ちなアンタたち!そんな二つ名要らないよ!!」
ここでストップ掛けないとメイシェルやアズエルの二の舞になるべさ!!
「いやいやぴったりだ「だまれぇぇぇぇ!!」ろっぷ!!」
はっ!!思わず殴っちまった!大丈夫かこの人?もしもーし!!
「おいおい・・・・・主人もやべえじゃねえか」
「おいお前今の見えたか?」
「いや全然見えなかった」
「「やべえ」」
「見ろよ・・・あの女殴った相手の胸倉掴んで振り回してやがる・・・・追撃とはえげつねぇ・・・・」
「「「「やべぇ!!」」」
何か外野がうるさいね!!
「・・・・・・黒の暴風とその仲間たちでいいんじゃね?」
「「「「おお!!」」」」
「だからおお!!じゃねえって言ってんじゃん!!」
もっとひどくなったよ!!何なのそのネーミング!!
「取り敢えず落ち着きなアンタら!二つ名を考えなくていいから落ち着きな!!」
何でみんなであたしの二つ名を真面目に考えてんのさ!!
「あたしはしばらくここ留まるんだ!だからそんな大層な二つ名はいらん!!ここが大事!!いらないからね!!」
ウォルムにいる間ずっと二つ名呼びなんて御免だよ!!
あたしの叫びに鎮まりかえる皆、よし!判ってくれたようだ!!
「・・・・・あの・・・」
沈黙の中、一人の騎士があたしに話をかけてくる。
「ん?」
「そろそろ帰ってもいいでしょうか?」
あ!付き添いの騎士さんか!忘れていたよ!!
「お嬢さん何かお探しですか?宜しければ私も手伝いますよ?」
長身の20代のイケメン?が声を掛けて来たので、辺りを確認・・・・・あれ?あたしに言ってるのかな?
「ええあなたですよ、お嬢さん」
にこりとあたしに微笑むが・・・・・あ!いた!
「シン、待たせたね」
シン達を発見!シン達の下に向かう。
「待たせたね、情報の方はどう?」
シンが頷きながら答えてくれる。
「大体は把握しました、この辺りの地図も購入済みです」
なら良し!じゃあ皆で昼ご飯だね!!
「まった!お嬢さん良ければ私とランチなどいかがでしょうか」
「断る」
あたしはナンパ男は嫌いだべさ!
「この【鮮血のグライザ】の誘いを断ると?」
イケメンの顔が引きつってきた、たかがお断りしただけですぐに顔に出すなんて小物だね!!
「今日ウォルムに来たばかりだからアンタなんて知らん!」
周りでどうなるかを見守っていたやじ馬が笑い出す。
「この!」
あたしに掴みかかろうとして手を伸ばしたところで、ミズキが間に入り顔面にハイキックをプレゼントしてそのイケメン?は床に崩れ落ちた。
「このお方に手を出そうなんて身の程知らずが、生まれ変わって出直しなさい」
冷ややかにイケメン?を見下ろしミズキが言ったセリフにあたしは戦慄した。
・・・・・・・・ミズキさんが怒ってらっしゃる!!何してくれてんのこの男!
「ミズキ、よくやりました」
シンが笑顔でミズキを誉めている・・・・・・シンも怒ってました!!
「まあまあ!二人共ここを出てお昼にしよう!」
「「畏まりました」」
そうだよ!お腹いっぱいになれば怒りも収まるはず!
その光景を見たやじ馬たちが騒ぎ出す。
「おいおい・・・・・魔物だけじゃなく凶暴な従者を従わせてやがる・・・・あいつやべえぇ」
「・・・・・・・黒の凶者使い」
「おいなんだそれ?」
「狂暴な魔物と従者を従える黒服・・・・黒の凶者使い・・・ぴったりだろう」
「「「「「おお!!」」」」
おお!じゃねぇ!!
「待ちなアンタたち!そんな二つ名要らないよ!!」
ここでストップ掛けないとメイシェルやアズエルの二の舞になるべさ!!
「いやいやぴったりだ「だまれぇぇぇぇ!!」ろっぷ!!」
はっ!!思わず殴っちまった!大丈夫かこの人?もしもーし!!
「おいおい・・・・・主人もやべえじゃねえか」
「おいお前今の見えたか?」
「いや全然見えなかった」
「「やべえ」」
「見ろよ・・・あの女殴った相手の胸倉掴んで振り回してやがる・・・・追撃とはえげつねぇ・・・・」
「「「「やべぇ!!」」」
何か外野がうるさいね!!
「・・・・・・黒の暴風とその仲間たちでいいんじゃね?」
「「「「おお!!」」」」
「だからおお!!じゃねえって言ってんじゃん!!」
もっとひどくなったよ!!何なのそのネーミング!!
「取り敢えず落ち着きなアンタら!二つ名を考えなくていいから落ち着きな!!」
何でみんなであたしの二つ名を真面目に考えてんのさ!!
「あたしはしばらくここ留まるんだ!だからそんな大層な二つ名はいらん!!ここが大事!!いらないからね!!」
ウォルムにいる間ずっと二つ名呼びなんて御免だよ!!
あたしの叫びに鎮まりかえる皆、よし!判ってくれたようだ!!
「・・・・・あの・・・」
沈黙の中、一人の騎士があたしに話をかけてくる。
「ん?」
「そろそろ帰ってもいいでしょうか?」
あ!付き添いの騎士さんか!忘れていたよ!!
148
お気に入りに追加
1,288
あなたにおすすめの小説

病弱が転生 ~やっぱり体力は無いけれど知識だけは豊富です~
於田縫紀
ファンタジー
ここは魔法がある世界。ただし各人がそれぞれ遺伝で受け継いだ魔法や日常生活に使える魔法を持っている。商家の次男に生まれた俺が受け継いだのは鑑定魔法、商売で使うにはいいが今一つさえない魔法だ。
しかし流行風邪で寝込んだ俺は前世の記憶を思い出す。病弱で病院からほとんど出る事無く日々を送っていた頃の記憶と、動けないかわりにネットや読書で知識を詰め込んだ知識を。
そしてある日、白い花を見て鑑定した事で、俺は前世の知識を使ってお金を稼げそうな事に気付いた。ならば今のぱっとしない暮らしをもっと豊かにしよう。俺は親友のシンハ君と挑戦を開始した。
対人戦闘ほぼ無し、知識チート系学園ものです。

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
スキル【僕だけの農場】はチートでした~辺境領地を世界で一番住みやすい国にします~
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
旧題:スキル【僕だけの農場】はチートでした なのでお父様の領地を改造していきます!!
僕は異世界転生してしまう
大好きな農場ゲームで、やっと大好きな女の子と結婚まで行ったら過労で死んでしまった
仕事とゲームで過労になってしまったようだ
とても可哀そうだと神様が僕だけの農場というスキル、チートを授けてくれた
転生先は貴族と恵まれていると思ったら砂漠と海の領地で作物も育たないダメな領地だった
住民はとてもいい人達で両親もいい人、僕はこの領地をチートの力で一番にしてみせる
◇
HOTランキング一位獲得!
皆さま本当にありがとうございます!
無事に書籍化となり絶賛発売中です
よかったら手に取っていただけると嬉しいです
これからも日々勉強していきたいと思います
◇
僕だけの農場二巻発売ということで少しだけウィンたちが前へと進むこととなりました
毎日投稿とはいきませんが少しずつ進んでいきます
外れギフト魔石抜き取りの奇跡!〜スライムからの黄金ルート!婚約破棄されましたのでもうお貴族様は嫌です〜
KeyBow
ファンタジー
この世界では、数千年前に突如現れた魔物が人々の生活に脅威をもたらしている。中世を舞台にした典型的なファンタジー世界で、冒険者たちは剣と魔法を駆使してこれらの魔物と戦い、生計を立てている。
人々は15歳の誕生日に神々から加護を授かり、特別なギフトを受け取る。しかし、主人公ロイは【魔石操作】という、死んだ魔物から魔石を抜き取るという外れギフトを授かる。このギフトのために、彼は婚約者に見放され、父親に家を追放される。
運命に翻弄されながらも、ロイは冒険者ギルドの解体所部門で働き始める。そこで彼は、生きている魔物から魔石を抜き取る能力を発見し、これまでの外れギフトが実は隠された力を秘めていたことを知る。
ロイはこの新たな力を使い、自分の運命を切り開くことができるのか?外れギフトを当りギフトに変え、チートスキルを手に入れた彼の物語が始まる。

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!

追放された引きこもり聖女は女神様の加護で快適な旅を満喫中
四馬㋟
ファンタジー
幸福をもたらす聖女として民に崇められ、何不自由のない暮らしを送るアネーシャ。19歳になった年、本物の聖女が現れたという理由で神殿を追い出されてしまう。しかし月の女神の姿を見、声を聞くことができるアネーシャは、正真正銘本物の聖女で――孤児院育ちゆえに頼るあてもなく、途方に暮れるアネーシャに、女神は告げる。『大丈夫大丈夫、あたしがついてるから』「……軽っ」かくして、女二人のぶらり旅……もとい巡礼の旅が始まる。

こちらの異世界で頑張ります
kotaro
ファンタジー
原 雪は、初出勤で事故にあい死亡する。神様に第二の人生を授かり幼女の姿で
魔の森に降り立つ 其処で獣魔となるフェンリルと出合い後の保護者となる冒険者と出合う。
様々の事が起こり解決していく

転生先ではゆっくりと生きたい
ひつじ
ファンタジー
勉強を頑張っても、仕事を頑張っても誰からも愛されなかったし必要とされなかった藤田明彦。
事故で死んだ明彦が出会ったのは……
転生先では愛されたいし必要とされたい。明彦改めソラはこの広い空を見ながらゆっくりと生きることを決めた
小説家になろうでも連載中です。
なろうの方が話数が多いです。
https://ncode.syosetu.com/n8964gh/
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる