レディース異世界満喫禄

日の丸

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でも一つだけ言えることがある!!

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あたしは【アイテムボックス】に日光を入れて親子熊向かって歩いて行く。


「ちょ?レン様?何やってんですか?」


騎士さんが何か言ってるけど気にしない!



「やあ!どうしたの?怪我がまだ痛むの?」



【メガヒール】の回復力じゃ足りなかったかな?もう一回かけておいた方がいいのかな?

親子熊の近くに行くと向こうもこっちに歩いてきて、目の前で止まった。



「あたしに用かな?」



子熊があたしにすり寄ってきたので頭を撫でてやり、親熊を見ると手を振り上げて・・・・森の方をさす。



「ん?あっちに何かあるの」



森の方を見た後に親熊を見るとそっちの方に歩きだしており、子熊もあとに続いて歩いて行っている。

なので後を追うように歩いて行き、熊が止まった所であたしも止まる。



「ここがどうしたの?」



親熊が茂みから何かを引っ張ってきた・・・・シャドースネークだ。



「え?このシャドースネークがどうしたの?」



その後も四匹引っ張り出してあたしの前に置く。


「え?くれるの?」


「グァゥ!」


一吠えした後に森の中に子熊と共に歩いて行く。

・・・・・これってもしかしてお礼・・・・なのかな?ありがたく貰おう。

シャドースネークをすべて【アイテムボックス】に入れてキャンプ地に戻る。

戻るとあたしの仲間、護衛隊の全ての騎士、アルナー、【スカーレット】【ムーンライト】の面々が待っていた。



「何で皆集まってるのさ?」



「いやいやいや!姐御!!何を言ってやがる!」



「そうよレン!A級モンスターと一緒に森の中ってかなり危ないでしょ!!」



「レン殿、話を聞かせてもらえますか?」



どうやら心配してくれたらしい、心配することなんてないのにねぇ。



「さっきのオーク騒ぎあったでしょ?」



「はい」



「その時にオークの集団に襲われていたのを助けたんだ、その時のお礼にってシャドースネークを五匹持ってきてくれた」



「「「「「「「「はぁぁぁ?」」」」」」」



何でそんなに驚くのさ?そこの騎士!「流石は我らの戦乙女」とか言うな!ルヴァン以外に言ってる奴がいたよ!!シン達も頷かないで!!

カナデもそんなキラキラらした目で見ないで!ってフオートさんが固まってる?なんでさ?

なんかカオスな雰囲気なんだけど、今日はもう風呂に入ってゆっくりしたいんだけど?


「レン殿、ガルド殿、ウルザ殿こちらに、相談があります」



再起動したフオートさんがさっきまで報告会をしていたテントに連れていかれた、お風呂に入れるのはまだ先らしい。



「お三方にお尋ねします、討伐者の皆さんを抜いた状態の護衛隊でA級モンスターの討伐はできると思いますか?」



「うーん行けると思うけど、怪我人は出るかな?」



「俺もそう思う」



「私も同感ね、今ここにいる騎士たちは討伐者ではAからBランクの実力者だと思う、でも怪我人は出るでしようね」



A級モンスターとはそれほどの存在なのだ、一匹暴れれば町は滅ぶとまで言われるほどの存在。



「それを聞いて安心しました、久しぶりにA級モンスターを見たので皆さんの意見を聞きたかったんです、それと・・・A級モンスターとはあのように知性が高いものなのですか?」



「あたしはギンガ達とさっきの熊達しか知らないけどかなりの知性持っていると思っているよ。ギンガ達はあたし達の言葉を理解してるしね」



「・・・・なるほど」



でも一つだけ言えることがある!!



「うちの子たちは特別だべさ!!」


うちの子たちは誰にも、どんな魔物にも負けませんよ!!

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