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お母さんは強いね!!
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食事が終わり恒例の報告会をしようと主なメンバーが集まり、さて始めようとした所で騒ぎが起きた。
「魔物です!」
見ると森側からオークがわらわらと出て来た、結構な数がいるね・・・ってそっちの方向って親子熊がいた方向だよね?
「シン、ミズキここを任せる!」
あたしはオークが出て来る森に向かい走り【アイテムボックス】から日光を取り出して、そのまま群れに突っ込んで通り抜けて親子熊のいた方向にに走る。
「いた!」
間に合った!!木で出来た槍を持つオーク10匹相手に、親熊が子熊を守りながら戦っているが既に親熊が傷だらけだ。
でも足元を見ると15体は倒されている、お母さんは強いね!!
止まることなくオークに力をセーブせずに切りかかり倒していき、すぐに終わらせることが出来た。
「ふぅ・・・・大丈夫?」
終わった後に親熊を見ると倒れるところだった、子供を守りながら戦うのも限界だったんだろう。
倒れた親熊を守るように子熊があたしの前に立ちふさがる、この子もいい子だね。
「大丈夫」
子熊の脇を通る時に頭を撫でて親熊の前まで歩く。
「すぐに治してあげるよ・・・・【メガヒール】」
しばらくしたら親熊が立ち上がり、子熊がすり寄る、きちんと治ったみたいだね、良かったよ!!
「あと・・・・・【エリアサーチ】」
この辺りにはもうオークは居ない・・・かな?
「じゃあね、無理しちゃだめだよ?元気でね」
取りあえずキャンプ地で皆と合流しないとね、熊達と分かれてキャンプ地まで走り皆と合流したときにはもうオークは全て討伐されていました、皆ごめんなさい!
「レン殿ご苦労様です」
「フオートさん、お願いがあるんだけど」
「何でしょうか?」
「あたしのパーティーだけ今からここを離れて向かいたい所があるんだ」
「どういうことでしょうか?」
「報告会で言うつもりだったんだど、ここに【置き土産】は無かったんだ、それなのにあの数のオークが出て来た、多分出て来た方向の奥の方にオークの集落があるんじゃないかなと思ってるんだ」
到着したときに作ったゴーレムが反応したのは熊親子だけだった、なのに数時間後にあれだけの数が出て来た・・・あいつらの本拠地が少し離れた場所にあると思えば納得できる。
「ふむ・・・・・・ならば【スカーレット】の皆さんも一緒に行ってもらいましょう」
「え?警備が手薄になるよ?それにこれはあたしの考えすぎかもしれないし」
「仮にあったとしたら国を守るものとして見逃すわけにはいきませんし、なかったらそれはそれでいいです」
「・・・・わかったよ【スカーレット】にも来てもらおう」
集落があったとしたらかなりの数がいる可能性がある、人手は多い方がいいからね。
「ってことでガルト、お願いできる?」
「わかった、仲間に声を掛けてくる」
ガルトが仲間の方に歩いて行くのを見送ってから、フオートさんが声を掛けてくる。
「レン殿すいませんがよろしくお願いいたします、私が行けたら良かったのですがここを離れるわけにはいかないのです、歯がゆいですが」
「気にしなくていいよ、集落があるってのはあたしの考えすぎかもしれないしね、ない事を祈っておいて」
「ですな」
フオートさんと笑い合っているとガルドが仲間を連れてやって来たので、森の奥へと出発することにする。
「じゃあこっちは任せるよフオートさん」
「任されました、気をつけてください」
あたし達と【スカーレット】は森の中へ進みはじめる。
「魔物です!」
見ると森側からオークがわらわらと出て来た、結構な数がいるね・・・ってそっちの方向って親子熊がいた方向だよね?
「シン、ミズキここを任せる!」
あたしはオークが出て来る森に向かい走り【アイテムボックス】から日光を取り出して、そのまま群れに突っ込んで通り抜けて親子熊のいた方向にに走る。
「いた!」
間に合った!!木で出来た槍を持つオーク10匹相手に、親熊が子熊を守りながら戦っているが既に親熊が傷だらけだ。
でも足元を見ると15体は倒されている、お母さんは強いね!!
止まることなくオークに力をセーブせずに切りかかり倒していき、すぐに終わらせることが出来た。
「ふぅ・・・・大丈夫?」
終わった後に親熊を見ると倒れるところだった、子供を守りながら戦うのも限界だったんだろう。
倒れた親熊を守るように子熊があたしの前に立ちふさがる、この子もいい子だね。
「大丈夫」
子熊の脇を通る時に頭を撫でて親熊の前まで歩く。
「すぐに治してあげるよ・・・・【メガヒール】」
しばらくしたら親熊が立ち上がり、子熊がすり寄る、きちんと治ったみたいだね、良かったよ!!
「あと・・・・・【エリアサーチ】」
この辺りにはもうオークは居ない・・・かな?
「じゃあね、無理しちゃだめだよ?元気でね」
取りあえずキャンプ地で皆と合流しないとね、熊達と分かれてキャンプ地まで走り皆と合流したときにはもうオークは全て討伐されていました、皆ごめんなさい!
「レン殿ご苦労様です」
「フオートさん、お願いがあるんだけど」
「何でしょうか?」
「あたしのパーティーだけ今からここを離れて向かいたい所があるんだ」
「どういうことでしょうか?」
「報告会で言うつもりだったんだど、ここに【置き土産】は無かったんだ、それなのにあの数のオークが出て来た、多分出て来た方向の奥の方にオークの集落があるんじゃないかなと思ってるんだ」
到着したときに作ったゴーレムが反応したのは熊親子だけだった、なのに数時間後にあれだけの数が出て来た・・・あいつらの本拠地が少し離れた場所にあると思えば納得できる。
「ふむ・・・・・・ならば【スカーレット】の皆さんも一緒に行ってもらいましょう」
「え?警備が手薄になるよ?それにこれはあたしの考えすぎかもしれないし」
「仮にあったとしたら国を守るものとして見逃すわけにはいきませんし、なかったらそれはそれでいいです」
「・・・・わかったよ【スカーレット】にも来てもらおう」
集落があったとしたらかなりの数がいる可能性がある、人手は多い方がいいからね。
「ってことでガルト、お願いできる?」
「わかった、仲間に声を掛けてくる」
ガルトが仲間の方に歩いて行くのを見送ってから、フオートさんが声を掛けてくる。
「レン殿すいませんがよろしくお願いいたします、私が行けたら良かったのですがここを離れるわけにはいかないのです、歯がゆいですが」
「気にしなくていいよ、集落があるってのはあたしの考えすぎかもしれないしね、ない事を祈っておいて」
「ですな」
フオートさんと笑い合っているとガルドが仲間を連れてやって来たので、森の奥へと出発することにする。
「じゃあこっちは任せるよフオートさん」
「任されました、気をつけてください」
あたし達と【スカーレット】は森の中へ進みはじめる。
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