レディース異世界満喫禄

日の丸

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ここは天国だ!!

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「ただいまー」


エルスさんを送って、向こうでこれからのことを話し合い、そのまま泊まって来たのだ。


「昨日誰か来た?」


「いいえ、誰もいらっしゃいませんでした」


シンが答えながら紅茶を入れてくれる。


「そっか、今日あたしは部屋でのんびりと過ごすから自由行動でいいよ」


「畏まりました」


「では私とカナデは昨日の続きで色々と揃えますわ」


「頑張ります!」


あたしはギンガ達と部屋で過ごし、ミズキとカナデは買い物、シンは私用で出かけて行った。


「皆でのんびりと過ごすのは久々だねー」


ギンガ達をベッドの上でモフモフしながら過ごす、ここは天国だ!!

モフモフしながらボケーっとしてるとふと、頭の中に一つの事が思い浮かんだ。

そうだ!コハクのスカーフを作ろう!コハクが仲間になって、スカーフを作ってあげてない。

急いで作らねばならぬ!!、そのスカーフに、結界魔法MAXと回復魔法MAXを付与すればまず安心だと思う。



「よし!イメージは完璧!じゃあ作り始めよう」


約一時間でスカーフを作り付与を施して完成したのでコハクの首に巻いてあげる。


「コハク、これで完全にあたし達は仲間だ、よろしくね」


「クゥ!」


嬉しそうにすり寄って来るコハクをモフモフしながらまたのんびりする。

ちなみにコハクのスカーフには『遊撃部隊長・コハク』と刺繍を入れた。


「皆でお昼寝しよう」


起きたのはシンが帰って来た夕方だった。


「お帰りシン」


「ただいま戻りました、レン様すぐに紅茶を入れますね」


「お願い」


寝起きの紅茶を飲みながらぼけーっとしているとミズキとカナデも帰って来て、皆がそろう、そして暫く寛いでいたらノックがあり、シンがその対応をするために出ていく。


「レン様【スカーレット】の皆様がご一緒に飲みに行かないかと、お誘いに来ましたがいかがいたしますか?」


「皆、外で食事でいい?」


「「「もちろんです」」」


「「ガウ!!」」 「クワッ」 「クゥ!」


「じゃあガルト達と飲みに行こう」


部屋を出ると【スカーレット】の面々が待っていた。


「なんか久しぶりな感じがするな姉御」


「そうだね、まだ一週間も経ってないのにね」


「くくく!確かにな!じゃあ行くか!!」


「あいよ、店は決めてあるの?」


「お前ら【ムーンライト】の面々と飲んだんだろう?そこの店だ」


あそこか!あそこの肉料理ギンガ達が気に入っていたんだよね、なら問題なし!!



「あそこね、行こうか!」



酒場について色々頼んだ後ガルトと話し始める。



「ガルトたちは何してんの?依頼を受けられるわけでもないし」


「俺達は武器の手入れに出したり買い物をしたり、のんびりしたりだな」


まあやることはあたしらとあんまり変わんないか。


「そういえば姐御、そっちになんか連絡は来たか?」


「護衛隊からは何も、アルナー個人から三日後に遊ぼうって手紙は来たけどね」


「そうか、護衛隊からはなにも来てないか、よかった」


「もう戦闘は遠慮したいよねぇ」


「俺達が言っちゃならんのだが、もう戦いたくないよな」


「確かに!まあ嫌な事は忘れて飲もう!!」


「だな!カンパーイ!!」


「「「「「「「「カンパーイ」」」」」」」


その後あたし達は飲んで食べて騒いで楽しんだ。




「・・・・・ううう」


頭が痛いし吐き気もする、飲みすぎた・・・・・回復魔法を使おう。

なんか宴会するたびに【メガヒール】のお世話になってる気がするよ。


「【メガヒール】」



二日酔いの頭痛と吐き気がすうっとなくなっていく・・・・・・・回復魔法は偉大だ!!


「さてと・・・・エルスさんを迎えに行きますか」



はっ!!あたしお酒臭くないよね?
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