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デジャヴを感じるよ!!
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「お久しぶりです、お姉さま!」
一番最初のお客様はヴァルサス伯爵一家。
ケティの挨拶に固まるあたし・・・・・・・・この前は『レン様』だったよね?・・・・・な ん で!!『お姉さま』になってるのさ!!!
「ねえケティ、何でお姉さまなのかな?」
「え?お姉さまは、お姉さまですよ?」
コテンと首をかしげながらあたしを見るケティ。
・・・・・・このやり取りにかなりデジャヴを感じるよ!!
もう仕方ないので取り敢えず後回しにして伯爵様に挨拶をしないと。
「ガイナさん、来てくれてありがとう」
「お久しぶりですレンさん、今日は家族皆で楽しみにしてました」
「そう言ってくれて嬉しいべさ、楽しんでいって下さい、エルスさん案内を」
あたしの後ろに控えていたエルスさんが前に出てきてカーテーシー。
「では皆様、ご案内致します」
ヴァルサス伯爵一家を引き連れていくエルスさんを見ながら深い溜息を一つ。
・・・・・・・・何でケティまで『お姉さま』になったんだ?もしかしてアズエルには『お姉さまウイルス』でもあるんだろうか?それにケティが感染してしまったのだろうか?
うーーーーーんと唸っていたら次のお客様が到着。
次に店に訪れたのはレズリーさんとフィ―ナ、いつもとは違いオシャレな服装での来店だ。
・・・・・・フィ―ナがケティに何か吹き込んだんだろうか?でもお貴族様との繋がりなんてないだろうし・・・・なんてことを考えながらジト目でフィ―ナを見ていても、フィ―ナはニコニコしてるだけだ。
「お招きいただきありがとう、レンさん」
レズリーさんがニコニコしながらあたしの手を握ってくる。
なのであたしもニコニコしながら手を振りほどきながら「美味しい物がいっぱいあるから、楽しんで」と言ってエルスさんに案内をお願いした。
レズリーさん・・・まだあきらめてないよ!!気を付けよう!!
「レンお姉ちゃん、お招きありがとう」
「楽しみにしてたの!」
次に来たのはレンベル一家、可愛くおめかしをした、ニアとエステルが嬉しそうに入店して店内を見渡して目を輝かせて、あたしを見つけると挨拶してくれる。
「レン、誘ってくれてありがとう家族で楽しみにしていたよ」
ケニスさんがニコニコしてニアの頭を撫でながら礼を言ってくるので挨拶をしておく。
「来てくれてありがとう、美味しい料理を期待していて、皆で楽しんでね、それとニアとエステル、今日はうちの子たち合わせる人たちがいるから、一緒に過ごせないんだごめんね」
「大丈夫だよ!お父さんたちがいるから!」
「うん、そうだよ!」
本当はレオ達との食事に誘いたいんだけど王族と食事なんてケニスさんたちに知られたら、心臓が止まっちゃうかもしれないしねぇ。
「もう注文はできるから皆で楽しんでね」
レンベル一家が席につくのを見たところで次の来客、ギルマス三人衆がやって来た。
「お招きありがとう」
「今日を楽しみにしていたわ、やっとあの料理を味わえるのね」
「話だけ聞いてたから、楽しみにしてたぞ」
「皆来てくれてありがとう、ギルドには色々お世話になってくからね、楽しんでいって、それともう少ししたら『スペシャルゲスト』が来るからその人たちを見て騒がないようにね」
「ん?誰が来るの?」
代表してエリアルさんが訪ねてきたけどあたしはニヤッと笑って。
「内緒」
あたしの顔を見てギルマス三人衆はため息をつき、またも代表してエリアルさんが一言。
「貴方、今、悪人顔よ」
そうですとも!皆が驚く顔が楽しみなんだもの!!
一番最初のお客様はヴァルサス伯爵一家。
ケティの挨拶に固まるあたし・・・・・・・・この前は『レン様』だったよね?・・・・・な ん で!!『お姉さま』になってるのさ!!!
「ねえケティ、何でお姉さまなのかな?」
「え?お姉さまは、お姉さまですよ?」
コテンと首をかしげながらあたしを見るケティ。
・・・・・・このやり取りにかなりデジャヴを感じるよ!!
もう仕方ないので取り敢えず後回しにして伯爵様に挨拶をしないと。
「ガイナさん、来てくれてありがとう」
「お久しぶりですレンさん、今日は家族皆で楽しみにしてました」
「そう言ってくれて嬉しいべさ、楽しんでいって下さい、エルスさん案内を」
あたしの後ろに控えていたエルスさんが前に出てきてカーテーシー。
「では皆様、ご案内致します」
ヴァルサス伯爵一家を引き連れていくエルスさんを見ながら深い溜息を一つ。
・・・・・・・・何でケティまで『お姉さま』になったんだ?もしかしてアズエルには『お姉さまウイルス』でもあるんだろうか?それにケティが感染してしまったのだろうか?
うーーーーーんと唸っていたら次のお客様が到着。
次に店に訪れたのはレズリーさんとフィ―ナ、いつもとは違いオシャレな服装での来店だ。
・・・・・・フィ―ナがケティに何か吹き込んだんだろうか?でもお貴族様との繋がりなんてないだろうし・・・・なんてことを考えながらジト目でフィ―ナを見ていても、フィ―ナはニコニコしてるだけだ。
「お招きいただきありがとう、レンさん」
レズリーさんがニコニコしながらあたしの手を握ってくる。
なのであたしもニコニコしながら手を振りほどきながら「美味しい物がいっぱいあるから、楽しんで」と言ってエルスさんに案内をお願いした。
レズリーさん・・・まだあきらめてないよ!!気を付けよう!!
「レンお姉ちゃん、お招きありがとう」
「楽しみにしてたの!」
次に来たのはレンベル一家、可愛くおめかしをした、ニアとエステルが嬉しそうに入店して店内を見渡して目を輝かせて、あたしを見つけると挨拶してくれる。
「レン、誘ってくれてありがとう家族で楽しみにしていたよ」
ケニスさんがニコニコしてニアの頭を撫でながら礼を言ってくるので挨拶をしておく。
「来てくれてありがとう、美味しい料理を期待していて、皆で楽しんでね、それとニアとエステル、今日はうちの子たち合わせる人たちがいるから、一緒に過ごせないんだごめんね」
「大丈夫だよ!お父さんたちがいるから!」
「うん、そうだよ!」
本当はレオ達との食事に誘いたいんだけど王族と食事なんてケニスさんたちに知られたら、心臓が止まっちゃうかもしれないしねぇ。
「もう注文はできるから皆で楽しんでね」
レンベル一家が席につくのを見たところで次の来客、ギルマス三人衆がやって来た。
「お招きありがとう」
「今日を楽しみにしていたわ、やっとあの料理を味わえるのね」
「話だけ聞いてたから、楽しみにしてたぞ」
「皆来てくれてありがとう、ギルドには色々お世話になってくからね、楽しんでいって、それともう少ししたら『スペシャルゲスト』が来るからその人たちを見て騒がないようにね」
「ん?誰が来るの?」
代表してエリアルさんが訪ねてきたけどあたしはニヤッと笑って。
「内緒」
あたしの顔を見てギルマス三人衆はため息をつき、またも代表してエリアルさんが一言。
「貴方、今、悪人顔よ」
そうですとも!皆が驚く顔が楽しみなんだもの!!
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