レディース異世界満喫禄

日の丸

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大丈夫?ユイナさーーーん!!

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「おはようケイン!さあ!誘拐しにきたよ!!」


「何を言ってるんだお前は」


朝一でアストレイと共にケインのプライベートエリアに突貫、そして今の会話に至る。


「ケイン、出掛ける準備をしろ、ユイナ、レオ、ラクスも一緒にだ」


後ろで見ていたアストレイがそう言って部屋を出て行く。


「今日は会議が二つあるのだ出かけられんぞ?」


「アストレイが今クラウさんを説得に行ってるから大丈夫、だからはよ準備して」


「わかった」


10分くらいしてアストレイが戻って来た。


「お帰り、どうだった?」


「散々お小言をもらったが説得した」


あたしはアストレイにニヤッと笑いかける。


「流石アストレイ、後は皆が来るのを待つだけだね」


ケインが家族を連れてやって来た。


「待たせたな、それで?何処にいこうというのだ?」


「ケイン、あたしの秘密をもう一つ教えてあげるよ」


その言葉と共に【テレポート】を使いアストレイの家に転移した。


「「「「・・・・・・え?」」」」


「あたしは転移魔法が使えるんだ」


いきなり部屋が変わったので驚く四人、とどめとばかりのあたしの言葉にユイナさんがケインの方に倒れこむ。

・・・・あ!ユイナさんが気を失ってる。


「大丈夫?ユイナさーーーん!!」


何回かゆすったら目をさました、よかった、よかった!


「・・・・・お前には驚かされてばかりだな」


溜息をつきながらも部屋を見渡して訪ねてくる。


「で?ここはどこだ?」


「アズエルのアストレイの家」


「・・・・・・・はぁぁぁぁぁぁぁぁ」


やめてほしいよね、そんなに深い溜息をつくのは。



「アストレイ、あとは任せるよ、皆また後でね」


あたしは家に【テレポート】してうちの子たちと出かける用意をする。

時間になったので【銀狼の寝床】に皆で向かう、ちなみにエルスさんは【銀狼の寝床】にいて早めに来るかも知れないお客様のために店の方に待機している。



「皆今日はレオとラクスも来てるから一緒に食事をするといい」


「「「「「はーい」」」」



今日はアリスとキースはここには居ない、【銀狼の寝床】でホールスタッフとして働いてるためだ。

【銀狼の寝床】はかなり大きな店舗で二階建てで、最大90人入れる規模の店となった。

あたしは最初、30人位のお客が入れる位の食事処だと思っていた、そしてここに案内されたそ時その考えをエルスさんに話したところ『絶体にその規模ではお客様に迷惑が掛かります、この店舗でも怪しいくらいです』と力説された。

でもなぁ、こんなに大きいと料理が受け入れれなかった時、毎日ガラガラで虚しくなと思うんだけどなぁ。

あと店内のイメージはあたしが【叡智の書】を使い地球のカジュアル喫茶店をイメージ、絵に書いて職人さんに渡して改築してもらった。

数日前に見に来たけどかなりハイレベルの再現力!職人さんに思わず追加の報酬を渡したぐらいに、満足な出来だった。

それとバックヤードにエレベーターもどきも作った。

二階に簡単に料理を運べるようにどうするか悩んだ結果、四人は余裕で入れる箱を作り魔道具化、上下に移動するように作り、それをエレベーターとして使うことにしたのだ。

料理人は料理長がモンドでその下にギルドから紹介してもらった料理人が六人いる。


皆で【銀狼の寝床】の入店、まだ誰も来てないみたいだった。


「いらっしゃいませ、レン様、そして皆様も、あちらの席でお寛ぎ下さい」


エルスさんに案内された席に座りくつろぐことにする。


「エルスさん貴族組は二階で食事でいいんだよね?」



「はい、そのほうが皆さん楽しく食事が出来ると思います」


「うんそうだね」



今日たぶんレンベル一家とかも来るはずだからお貴族様と同じ場所で食事なんかしたら緊張して味なんか分からなくなりそうだしね。



美味しい料理を、楽しく、美味しく、食事をしてもらいたいもんね!!


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