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考えるはやめだ!!
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【天空園】でしばらく過ごした後室内に移動してまた皆でくつろぐ。
もう皆仲良くなったのか楽しそうにおしゃべりしている。
友達が増えたようで良かったよ。
「そろそろ移動しますよー」
夕方なってアンヌシアさんがみんなに伝える。
「「「「「「「「「「はーい」」」」」」」」」」
移動先は20人ぐらい座れる長方形のテーブルがある部屋でもうお皿とかグラスとかが用意してあった。
「子供たちはまとまって座って頂戴、あと王子たちも一緒にね」
「「「「「「「「はーい」」」」」」」」
「それと今日の食事はテーブルマナーは気にしなくていいわよ」
「「「「「「「「はーい」」」」」」」」
アンヌシアさんの説明にあたし達は返事をする。
よかった!テーブルマナーなんて知らないし、そんなのを気にしていたら料理を楽しめないよ!!
「そろっているな」
部屋に王様とアストレイ、それと美人さんが1人入ってきた。
その美人さんがあたしの方に歩いてきて話をかけてきた。
「あなたがレンちゃんね、私は、ユイナ・バルト・メイシェ、この国の王妃よよろしくね」
「レンですよろしくお願いいたします」
「敬語はいらないわ普通に話していいわよ、そういうの気にしてないからね」
「わかった、よろしくね」
「レンちゃんが活躍してくれたお陰で、特別な日にしか食べられない食事が食べられるわありがとう」
「あたしが戦いを望んだわけじゃないんだけどねぇ」
「ふふふふ!ご苦労様!アンヌシアはお茶目でサプライズを考えるのが好きだからこういうのがしょっちゅうよ」
「さすがユイナ!長い付き合いだから私をわかってるわね」
「2人は付き合い長いの?」
「幼馴染よ」
てことは王族とアズエル一家は家族ぐるみの付き合いなんだね。
すごいなぁ・・・・・ん?あれ?でもそんな人たちと食事って・・・・・・
そもそも平民が王族と食事って・・・・・・・・・普通に考えてやばくね?
よし!考えるはやめだ!!今は美味しい食事だ!!考えるより感じるんだ!!
「では食事を始めようか」
王様の一声で料理が運ばれ始める。
【精霊樹】の食事よりも格段に美味しかったです。
食事が終わり歓談室に移動して食後の一休み、そこで王様達と話をしている。
その部屋には今朝お迎えに来てくれたたエルスさんが控えていた。
彼女は王宮メイド長さんらしい、そんな人が送迎をしたと聞いてかなり驚いた。
「今日は楽しめたか?」
「お陰様で楽しかったよ、まあしなくてもいい体験もしたけどね」
「くくく!我が国のトップ2人に勝っておいてそれか」
「もう相手はしたくないね、疲れるし」
あたしの答えに話に参加している4人は笑っていた。
こっちは笑い事じゃないってばさ!
「さて、お前に渡したいものがある」
後ろに控えているエルスさんがテーブルの上に一つの小箱をおいた。
「これをおまえに渡しておく」
箱を取って中身を見ると1枚のカードが入っていた。
「これは?」
「そのカードは王家がその者の身分を保証するものだ、そのカードがあれば街の入場門や国境も気にせずに通ることだ出来るし、貴族との揉め事もこれを見せればおさまるだろう」
おおお!貴族との揉め事の時役立つのが嬉しいね!今度また貴族との揉め事があった時アストレイがいるとは限らないんだし!
「ありがたくもらうよ」
「うむ、あとお前の家族の事はアストレイから聞いてる、だがお前一人で全員の世話を見るには無理がある
なのでこの者を連れていけ」
後ろに控えていたエルスさんが前に出て一礼する。
「よろしくお願いいたします、レン様」
「は?」
「エルスが身の回りと子供たちの面倒をみてくれる」
「はぁぁぁぁ?ちょっと待って!エルスさんて王宮メイド長じゃなかったの?」
「はい、ですがその職は副メイド長に譲りました」
何やってるのエルスさん!!
いくらこっちの常識に疎いあたしだって王宮勤めがすごいかはわかる。
向こうで言うなら超一流企業で働ているという事だ、それを世話係の為にやめたと、そう言っているのだ!!
「いやいや!メイド長が世話係なんておかしいでしょ!って王様!エルスさんがかわいそうでしょ!!」
「俺の事はケインと呼んでいいぞ?それと世話係を希望したのは彼女自身だ」
「は?」
あたしは間抜けな顔でエルスさんを見つめる。
「私も歳でそろそろ王宮勤めも厳しいと思っていたのです、そんな時レン様の話を聞きまして、ケイン様に僭越ながらお願いをしましたの」
「歳ってめっちゃ若いじゃないですか!」
「私は今年で50になります」
ええええええええ?見た目が40代前半だよ!めっちゃ若く見えるよ!!!
もう皆仲良くなったのか楽しそうにおしゃべりしている。
友達が増えたようで良かったよ。
「そろそろ移動しますよー」
夕方なってアンヌシアさんがみんなに伝える。
「「「「「「「「「「はーい」」」」」」」」」」
移動先は20人ぐらい座れる長方形のテーブルがある部屋でもうお皿とかグラスとかが用意してあった。
「子供たちはまとまって座って頂戴、あと王子たちも一緒にね」
「「「「「「「「はーい」」」」」」」」
「それと今日の食事はテーブルマナーは気にしなくていいわよ」
「「「「「「「「はーい」」」」」」」」
アンヌシアさんの説明にあたし達は返事をする。
よかった!テーブルマナーなんて知らないし、そんなのを気にしていたら料理を楽しめないよ!!
「そろっているな」
部屋に王様とアストレイ、それと美人さんが1人入ってきた。
その美人さんがあたしの方に歩いてきて話をかけてきた。
「あなたがレンちゃんね、私は、ユイナ・バルト・メイシェ、この国の王妃よよろしくね」
「レンですよろしくお願いいたします」
「敬語はいらないわ普通に話していいわよ、そういうの気にしてないからね」
「わかった、よろしくね」
「レンちゃんが活躍してくれたお陰で、特別な日にしか食べられない食事が食べられるわありがとう」
「あたしが戦いを望んだわけじゃないんだけどねぇ」
「ふふふふ!ご苦労様!アンヌシアはお茶目でサプライズを考えるのが好きだからこういうのがしょっちゅうよ」
「さすがユイナ!長い付き合いだから私をわかってるわね」
「2人は付き合い長いの?」
「幼馴染よ」
てことは王族とアズエル一家は家族ぐるみの付き合いなんだね。
すごいなぁ・・・・・ん?あれ?でもそんな人たちと食事って・・・・・・
そもそも平民が王族と食事って・・・・・・・・・普通に考えてやばくね?
よし!考えるはやめだ!!今は美味しい食事だ!!考えるより感じるんだ!!
「では食事を始めようか」
王様の一声で料理が運ばれ始める。
【精霊樹】の食事よりも格段に美味しかったです。
食事が終わり歓談室に移動して食後の一休み、そこで王様達と話をしている。
その部屋には今朝お迎えに来てくれたたエルスさんが控えていた。
彼女は王宮メイド長さんらしい、そんな人が送迎をしたと聞いてかなり驚いた。
「今日は楽しめたか?」
「お陰様で楽しかったよ、まあしなくてもいい体験もしたけどね」
「くくく!我が国のトップ2人に勝っておいてそれか」
「もう相手はしたくないね、疲れるし」
あたしの答えに話に参加している4人は笑っていた。
こっちは笑い事じゃないってばさ!
「さて、お前に渡したいものがある」
後ろに控えているエルスさんがテーブルの上に一つの小箱をおいた。
「これをおまえに渡しておく」
箱を取って中身を見ると1枚のカードが入っていた。
「これは?」
「そのカードは王家がその者の身分を保証するものだ、そのカードがあれば街の入場門や国境も気にせずに通ることだ出来るし、貴族との揉め事もこれを見せればおさまるだろう」
おおお!貴族との揉め事の時役立つのが嬉しいね!今度また貴族との揉め事があった時アストレイがいるとは限らないんだし!
「ありがたくもらうよ」
「うむ、あとお前の家族の事はアストレイから聞いてる、だがお前一人で全員の世話を見るには無理がある
なのでこの者を連れていけ」
後ろに控えていたエルスさんが前に出て一礼する。
「よろしくお願いいたします、レン様」
「は?」
「エルスが身の回りと子供たちの面倒をみてくれる」
「はぁぁぁぁ?ちょっと待って!エルスさんて王宮メイド長じゃなかったの?」
「はい、ですがその職は副メイド長に譲りました」
何やってるのエルスさん!!
いくらこっちの常識に疎いあたしだって王宮勤めがすごいかはわかる。
向こうで言うなら超一流企業で働ているという事だ、それを世話係の為にやめたと、そう言っているのだ!!
「いやいや!メイド長が世話係なんておかしいでしょ!って王様!エルスさんがかわいそうでしょ!!」
「俺の事はケインと呼んでいいぞ?それと世話係を希望したのは彼女自身だ」
「は?」
あたしは間抜けな顔でエルスさんを見つめる。
「私も歳でそろそろ王宮勤めも厳しいと思っていたのです、そんな時レン様の話を聞きまして、ケイン様に僭越ながらお願いをしましたの」
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