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これは期待できる!!
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フィーナを現実に戻し移動を再開する。
歩きながらチラッと後ろを見ると、うなだれながら店じまいを始めているオヤジさん。
・・・本当にすまん・・・まさか自分がとどめを刺す形になろうとは・・・強く生きろよ!!
歩いているうちに王都の防壁が見えてきた。
「あそこに行きます、あそこに階段があって登って王都側を見たらきっと驚きますよ」
言われたように登った後の景色に皆驚いている。
「すげぇ・・・・」
「とても綺麗・・・・・」
「すごいっす・・・・」
「これは本当にすごい・・・・」
「はわわわわ」
あたしも驚き、そして感動している。
この場所から見えるのは王城とその周りに作られた街と所々に植えられている木々・・・それらが合わさって1枚の絵・・・・それもかなりの名画と化した光景なのだ。
むこうでもこれほどの光景はあまり見れないんじゃなかろうか?
「すごいでしょう?王都メイシェルで1番の観光スポットです、さすがに王城には入れないのでここから城を見るのが観光者の通例になってますね」
確かに関係者じゃないからお城には入れないよね、でもここから見るだけでもかなり価値があると思う。
その場所で30分くらい過ごした後昼食の為に移動となりフィーナが先には歩き始める。
フィーナのくじ引き屋までの行動でかなり心配だったけど、これは期待できる!!
昼食に心を躍らせ皆ととういう食事になるか話しながら後を追い始めた。
案内されたのは少し小さくておしゃれなお店。
外にまで行列ができていて何時間待つんだ?て感じで混んでいる、かなりの人気店らしい。
でもあたし達はその列には並ばず裏に周り、そこにある裏口から中に入る。
「いいの?こんなところから入って?」
「いいんです、この店は私の兄の店で話は通してあります」
そのまますすんで2階に上がり生活スペースらしいキッチンに案内された。
「ちょっと下に行ってきます」
フィーナが下に降りて行き10分くらいしたら30代くらいの男女とフィーナが戻ってきた。
「こんにちは僕はフィーナの兄でナイル・オルソーといいます、フィーナが迷惑をかけていると思いますが今後とも仲良くしてあげてください」
「私は妻の二コラ・オルソーよ、よろしくね」
「あたしはレン、討伐者で一応Aランカーです」
「え?お姉さまAランクになったんですか?そんな・・・・・せっかく追いついたと思ってたのに」
あれ?知らなかったっけ?この子の事だから『お姉さまの事は全て知ってます』とか言ってくるかと思ってたよ。
落ち込むフィーナを無視してナイルさんに謝っておこう。
「すいません仕事が忙しそうなのに大人数で来ちゃって」
「かまわないよ、フィーナがお世話になったそうだし、従業員もいるしね」
ちょっとお話をしてたら下からの店の従業員さんが料理をもって上がってきてくれた。
「うちのの看板メニューのラッザニーアンだよ!昔【渡り人】が広めた料理なんだ」
・・・・・・うんラザニアだ!!!
子供達にも大好評でした、とても美味しく、これは並んででも食べたくなると思うほどだ。
この時ばかりはフィーナに感謝だべさ!!
歩きながらチラッと後ろを見ると、うなだれながら店じまいを始めているオヤジさん。
・・・本当にすまん・・・まさか自分がとどめを刺す形になろうとは・・・強く生きろよ!!
歩いているうちに王都の防壁が見えてきた。
「あそこに行きます、あそこに階段があって登って王都側を見たらきっと驚きますよ」
言われたように登った後の景色に皆驚いている。
「すげぇ・・・・」
「とても綺麗・・・・・」
「すごいっす・・・・」
「これは本当にすごい・・・・」
「はわわわわ」
あたしも驚き、そして感動している。
この場所から見えるのは王城とその周りに作られた街と所々に植えられている木々・・・それらが合わさって1枚の絵・・・・それもかなりの名画と化した光景なのだ。
むこうでもこれほどの光景はあまり見れないんじゃなかろうか?
「すごいでしょう?王都メイシェルで1番の観光スポットです、さすがに王城には入れないのでここから城を見るのが観光者の通例になってますね」
確かに関係者じゃないからお城には入れないよね、でもここから見るだけでもかなり価値があると思う。
その場所で30分くらい過ごした後昼食の為に移動となりフィーナが先には歩き始める。
フィーナのくじ引き屋までの行動でかなり心配だったけど、これは期待できる!!
昼食に心を躍らせ皆ととういう食事になるか話しながら後を追い始めた。
案内されたのは少し小さくておしゃれなお店。
外にまで行列ができていて何時間待つんだ?て感じで混んでいる、かなりの人気店らしい。
でもあたし達はその列には並ばず裏に周り、そこにある裏口から中に入る。
「いいの?こんなところから入って?」
「いいんです、この店は私の兄の店で話は通してあります」
そのまますすんで2階に上がり生活スペースらしいキッチンに案内された。
「ちょっと下に行ってきます」
フィーナが下に降りて行き10分くらいしたら30代くらいの男女とフィーナが戻ってきた。
「こんにちは僕はフィーナの兄でナイル・オルソーといいます、フィーナが迷惑をかけていると思いますが今後とも仲良くしてあげてください」
「私は妻の二コラ・オルソーよ、よろしくね」
「あたしはレン、討伐者で一応Aランカーです」
「え?お姉さまAランクになったんですか?そんな・・・・・せっかく追いついたと思ってたのに」
あれ?知らなかったっけ?この子の事だから『お姉さまの事は全て知ってます』とか言ってくるかと思ってたよ。
落ち込むフィーナを無視してナイルさんに謝っておこう。
「すいません仕事が忙しそうなのに大人数で来ちゃって」
「かまわないよ、フィーナがお世話になったそうだし、従業員もいるしね」
ちょっとお話をしてたら下からの店の従業員さんが料理をもって上がってきてくれた。
「うちのの看板メニューのラッザニーアンだよ!昔【渡り人】が広めた料理なんだ」
・・・・・・うんラザニアだ!!!
子供達にも大好評でした、とても美味しく、これは並んででも食べたくなると思うほどだ。
この時ばかりはフィーナに感謝だべさ!!
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