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反省も後悔もしていない!!
しおりを挟む「【ウオーター】」
フック1発で気絶した酔っぱらいの顔に水をかける。
いくら酔っぱらっているとしてもまだ寝るのは早い。
「ぶは?」
水をかけられ跳ね起きた酔っぱらいは慌てて周りを見、あたしを見つけてにらみながら立ち上がる。
「てめえ随分と舐めたことしてくれたな!!」
「遺言はそれだけか?」
「ふざけたこといってんじゃねえよ!」
酔っぱらいが殴りかかってきたがあまりに遅すぎて思わずハイキックを顔面にプレゼント。
・・・・・また【ウオーター】を使い起きてもらうことになった。
「もう手加減なんかしてやらねぇ!!」
今度は剣を構えこちらに向かって走ってくる。
さっきよりはさまになっているね。
「さて・・・・今度は寝るなよ?」
あたしも酔っぱらいに向かい歩き出して接近したところで蹴りを放つ。
「そんな遠くからの蹴りがあたるかよ!!」
確かに当たらないだろう体には。
でもあたしが狙ったのは手・・・正確には剣を握っている指だ。
「いでぇぇええええ」
あたしの蹴りで指の骨が砕けたのだろう、痛みに悶えている。
おいおい一応戦いの最中だろうにあたしを見てないよ。
そのまま踏み込んで肩に【鎧割】を放つ。
これで肩の骨もくだけた。
「ひぎゃぁぁぁ」
転がりまわってる酔っぱらいに向けて魔法を放つ。
「【ハイヒール】」
これで元どうりになった。
この世界はいいよね回復魔法があるから直ぐに回復できる。
「いたいいた・・・・い?」
いきなり怪我が治りわけがわからないような顔した酔っぱらいにあたしは告げる。
「さて第2ラウンドだ」
それから第8ラウンドまでやったらもう酔っぱらいは反応しなくなってしまった。
最初のほうは元気よく騒いでいたんだけど4ラウンドあたりで謝り始め6ラウンドあたりでブツブツいい始め8ラウンドで無反応になった。
13ラウンドくらいまでは行けると思ったんだけどな。
まあいいや、倒れてる酔っぱらいの前にうOこ座りをして頭を掴みあたしの視線にあわせる。
「ひっ」
「今後ギンガに手を出そうとしたらこんなもんじゃ済まさねぇ・・・・・殺すぞ?」
「わわわわ・・分かりました・・・すいませんでしたっ」
「おう、もういけや」
逃げるように走り出す酔っぱらいを背に静まり返った周囲を見渡す。
あ・・・・やべぇ・・もしかしてやりすぎた?
冷や汗ダラダラな展開になってしまった。
「・・・・・姐御を怒らせるとこうなるんだな・・・・・気を付けるわ」
「姉ちゃんよくやった!あいつ毎晩横暴で迷惑してたんだ!」
「かっこよかったよ!」
などと色んな事を言われたがまあ酔っぱらいとの喧嘩として周りからは認識されたのであまり問題にならなかった。
ただ・・・・・ブロードの「・・・・・姐御を怒らせるとこうなるんだな・・・・・気を付けるわ」
発言のせいでイセスの町でもあたしの呼び名・・・『姐御』が広まった・・・・
だが!!反省も後悔もしていない!!
フック1発で気絶した酔っぱらいの顔に水をかける。
いくら酔っぱらっているとしてもまだ寝るのは早い。
「ぶは?」
水をかけられ跳ね起きた酔っぱらいは慌てて周りを見、あたしを見つけてにらみながら立ち上がる。
「てめえ随分と舐めたことしてくれたな!!」
「遺言はそれだけか?」
「ふざけたこといってんじゃねえよ!」
酔っぱらいが殴りかかってきたがあまりに遅すぎて思わずハイキックを顔面にプレゼント。
・・・・・また【ウオーター】を使い起きてもらうことになった。
「もう手加減なんかしてやらねぇ!!」
今度は剣を構えこちらに向かって走ってくる。
さっきよりはさまになっているね。
「さて・・・・今度は寝るなよ?」
あたしも酔っぱらいに向かい歩き出して接近したところで蹴りを放つ。
「そんな遠くからの蹴りがあたるかよ!!」
確かに当たらないだろう体には。
でもあたしが狙ったのは手・・・正確には剣を握っている指だ。
「いでぇぇええええ」
あたしの蹴りで指の骨が砕けたのだろう、痛みに悶えている。
おいおい一応戦いの最中だろうにあたしを見てないよ。
そのまま踏み込んで肩に【鎧割】を放つ。
これで肩の骨もくだけた。
「ひぎゃぁぁぁ」
転がりまわってる酔っぱらいに向けて魔法を放つ。
「【ハイヒール】」
これで元どうりになった。
この世界はいいよね回復魔法があるから直ぐに回復できる。
「いたいいた・・・・い?」
いきなり怪我が治りわけがわからないような顔した酔っぱらいにあたしは告げる。
「さて第2ラウンドだ」
それから第8ラウンドまでやったらもう酔っぱらいは反応しなくなってしまった。
最初のほうは元気よく騒いでいたんだけど4ラウンドあたりで謝り始め6ラウンドあたりでブツブツいい始め8ラウンドで無反応になった。
13ラウンドくらいまでは行けると思ったんだけどな。
まあいいや、倒れてる酔っぱらいの前にうOこ座りをして頭を掴みあたしの視線にあわせる。
「ひっ」
「今後ギンガに手を出そうとしたらこんなもんじゃ済まさねぇ・・・・・殺すぞ?」
「わわわわ・・分かりました・・・すいませんでしたっ」
「おう、もういけや」
逃げるように走り出す酔っぱらいを背に静まり返った周囲を見渡す。
あ・・・・やべぇ・・もしかしてやりすぎた?
冷や汗ダラダラな展開になってしまった。
「・・・・・姐御を怒らせるとこうなるんだな・・・・・気を付けるわ」
「姉ちゃんよくやった!あいつ毎晩横暴で迷惑してたんだ!」
「かっこよかったよ!」
などと色んな事を言われたがまあ酔っぱらいとの喧嘩として周りからは認識されたのであまり問題にならなかった。
ただ・・・・・ブロードの「・・・・・姐御を怒らせるとこうなるんだな・・・・・気を付けるわ」
発言のせいでイセスの町でもあたしの呼び名・・・『姐御』が広まった・・・・
だが!!反省も後悔もしていない!!
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