辺境の最強魔導師   ~魔術大学を13歳で首席卒業した私が辺境に6年引きこもっていたら最強になってた~

日の丸

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顔見知りのほうがいいからね!!

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昨日はアップできずにごめんなさい!!予約投稿の設定をしたと思ったら出来ていませんでした!!
なので今日は昨日のぶんと今日のぶんの2話を投稿します。

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「お世話になりました!」



私はシアの家のリビングでルナード伯爵家の当主であるテリーさんとその奥方であるセレーヌさんに頭を下げてそう言葉にした。

帝都に来て約8ヶ月経ち色々あったけどついに明日私はアグリへと帰る。



「私こそ君に助けられたからね、今度帝都に来た際は顔を出してくれ」



にこやかにアンディさんがそう言うと隣にいるセレーヌさんが微笑みながら頷き口を開く。



「貴女が来た事によって帝都はさらに力を増したと言っても過言じゃないわ。でもねリアちゃんそんな事は別にどうでもいいの、貴女が私達に会いに来てくれるだけで嬉しかったんだから」



やっぱりルナード伯爵家のひとたちはやさしいなぁ!!



「そうよリア私も貴女に再会できてうれしかったもの、だから帝都に来た時は必ずここに顔を出しなさい」



親友も優しい!!



「さてリアちゃんと過ごす最後の夜よ、リアちゃんとスフィアの好きな物を用意したから一緒に食べましょう!!」



私達は夜遅くまで語らった後に就寝した。









「何であんたがいるの?」



翌日にルナード伯爵家を出てアグリに一緒に行く調査隊と合流すべく待ち合わせ場所の城門に行くと見知った顔・・・・・シアとディアナがニコニコ顔で私を待っていた。



「何でって私もアグリに行くからだよ?」



シアがニコニコ顔でそう言って来たので思わず言葉が洩れる。



「は?」



シアがそう言うとディアナもニコニコ顔で頷き口を開く。



「無論私も行くぞ?よろしくな」



・・・・・・・・・・・・ん?



「え?何も聞いてないよ?昨日の夜だって『もうお別れです!』って雰囲気だったよね?」



昨日の夜の『そうよリア私も貴女に再会できてうれしかったもの、だから帝都に来た時は必ずここに顔を出しなさい』って悲しそうに言ったのは何だったのさ!!



「驚かそうと思って言わなかったのよ、驚いた?」



そりゃ驚くでしょ!!



「うん」



「「やった!!」」



何2人でハイタッチしてんのさ?なんかイラっとしたよ?



「おーい!!リア!!今回はよろしくね!!」



シアとディアナが喜ぶ姿を憮然と見ていたら離れた所から私の名を呼んで走って来る女性を見てまたも驚く。



「ユリアン?何であんたも?」



走って来た女性はユリアン・ウェン、私の同期の子でよく一緒に行動してた子だ。

見た目は170㎝の身長とすらっとした身体つき、そして青髪のショートカットつぶらな目が特徴の子で綺麗と言うより可愛いという印象を受ける子だ。



「あれ?リアも知ってるよね??私今情報部にいるんだよ?今回は遺跡調査の調査員として参加する事になってるの」



そうだった!この前遺跡調査に戻る前に偶然会った時にそんな事言ってた!!でもユリアンも凄いなぁ・・・帝国の情報部に所属するなんて!



「そっかならアグリまで一緒に行動しよう!シアとディアナもね」



長旅とはいかないけど一緒に過ごすんだったら顔見知りのほうがいいからね!!

私の提案に3人は頷いてくれた。



「それともう1つリアに言ってなかった事があるの」



シアがいきなり真剣な顔になりそう口にしたので私は首を傾げる。



「貴女アグリに居る時に家の家事って何もしてなかったわよね?」



なんか失礼な言い方だよシア?



「何もって・・・してたよ?暇が出来たら」



まあ研究に没頭しすぎて暇なんてあまりなかったから家の中散らかり放題でクレアが『散らかりすぎて気になるから私が掃除する!!』って言って掃除してくれてたんだけどね!!

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