辺境の最強魔導師   ~魔術大学を13歳で首席卒業した私が辺境に6年引きこもっていたら最強になってた~

日の丸

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とても幸せそうな顔を見れて良かったです!!

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「さて・・・・食事の前に調査の事を聞いておこう」



陛下が真剣な顔になりそう口にしたので私は頷き口を開く。



「何を聞きたいのですか?」



陛下はその言葉にすぐに口を開く。



「其方の思った事全て・・・・と言うのは無理があるだろうから・・・そうだなあの遺跡に残された物は使えるようになるか?」



私はその言葉に首を左右に振り口を開く。



「無理ですね、5000年前の技術で修復不可能だと思います、ですので陛下が心配なされてるあの施設での『生物の生成』は決して出来ません」



最初にこの事を聞いて来たのはその心配があったからだろう、だからハッキリと伝えた。



私の言葉を聞き少し目を瞑り考え込んで・・・それから目を開けて口を開く。



「そうか、なら其方が重要だと主張した情報に関してはどうだ?何かわかったか?」



私は少し考えてから口を開く。



「あの遺跡に残された資料を全部目を通してみましたが今の技術では再現不可能ですね、『生物の生成』とは別の技術・・・・『エーテルの結晶化』は」



その言葉を聞きリリア様が真剣な顔で口を開く。



「【魔法】を使うあなたでも無理?」



「無理ですね、【魔法】を使えるからこそ無理と断言できます」



即答すると陛下とリリア様は驚いた顔をする。



「前の食事会でも話しましたがあの遺跡の主位の実力がないと無理です」



今の私の魔法のランクは中級位の能力だと思ってる、あそこの主にはまだ敵わない。

でも逆に考えれば『まだ敵わない』だけなのだ、そう考えると私はまだ強くなれる思えるから上があるってのは楽しいもんだね!!



「そうか、他に気になった事は?」



私は少し考えたから口を開く。



「他にはないですね、まああそこで気になった事をレポートに書いてくれとシアに言われてるので書いてる時に思い出したら書き足しときます」



そう言うと陛下が頷き口を開く。



「そうしてくれ、提出された後に目を通しておく」



そうしてください。



「まあ調査に関してまだ聞きたい事はあるが待ちきれない者がいるみたいなので食事にしよう」



微笑みながらそういう陛下の視線を追ってみるとティファが陛下とリリア様にピクリとも動かずに熱い視線を送っていた。



「お腹がすいたんでしょう」



まあ私も少しお腹がすいてきましたけどね!と思ってるとリリア様が後ろに控えているアリエスさんに視線を向けて口を開く。



「アリエス」



「畏まりました、少しお待ちください」



リリア様に名を呼ばれてすぐにそう返事をしその後に一礼してから部屋を出て行ったY。



「さてとリア」



アリエスさんが部屋を出て行ったのを見た後にリリア様が真剣な顔で私を見て口を開く。



「何でしょう?」



まだ何か聞きたい事があるのかな?と思いながらそう言うとリリア様が口を開く。



「ティファを撫でていい?」



リリア様もティファの可愛さの虜になってるんですね!!



「もちろん」



私がそう言うとリリア様がいそいそと立ち上がり私の所まで小走りで走って来て私の膝の上で寛いでいるティファに手をのばし・・・そして撫で始める。

ティファを嬉しそうに撫でているリリア様を見て私は口を開く。



「リリア様、椅子に座ってもらえますか?」



私がそう言うと不思議そうな顔をしながらも椅子に座るリリア様。

リリア様が椅子に座ったのを見て膝の上で寛いでいるティファを抱き上げて椅子に座るリリア様の膝の上に抱き上げたティファを乗せる。



「はう」



リリア様のとても幸せそうな顔を見れて良かったです!!

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