辺境の最強魔導師   ~魔術大学を13歳で首席卒業した私が辺境に6年引きこもっていたら最強になってた~

日の丸

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予感が当たりました!!

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「って事を話した後に食事をして帰って来た」



テリーさんとシアにそう説明するとシアが深い溜息をついた後に口を開く。



「陛下の・・・国の方針はわかったわ・・・・・でも良かったじゃないリア」



「ん?」



何が良かったの?



「ティファと離れ離れにならなくてよ、もし陛下が遺跡の技術を再現しようと考えればティファを国が引き取り調べることになる・・・・っていう未来もあり得たのよ?」



その言葉に私は頷きながら口を開く。



「私もそれは考えてたよ、でも陛下はそれを選択せず私にティファを預けてくれたのはありがたかった」



陛下にも言ったけどその未来の時はこの国を出るつもりだったからね!口にはしなかったけど力ずくで来たら私んもてる力全てを使って逃げるつもりだった。



「まあ陛下も出来るかどうかわからない技術を求めるよりその事で起きる優秀な人材の流出ってのを止める為の選択って言う意味合いもあると思うわ」



「優秀な人材の流出って・・・私そんなに優秀じゃないよ?」



やっと【魔法】を使えるようになっただけだし!!



「はぁぁぁぁ」



ん?



「何でそんなに深い溜息をついた後に私を見るのシア?」



「1つ質問をするわリア」



シアが真剣な顔でそう言って来たので私は頷く。



「魔術師として国でも上位のの能力を持ち国で有数の知識を持つ人をどう思う?」



死がそう着て来たので私は少し考えてから口を開く。



「その人めっちゃ優秀じゃん」



と私がそう言うとシアがまた溜息をつき口を開く。



「それプラス【魔法】を使える貴女が優秀でないわけがないでしょ?」



「あ」



言われてみれば確かにそうだ!!傍から見れば優秀と言われてもおかしくない!!と驚いているとシアがそれを呆れた顔で見ながら口を開く。



「理解した?それじゃあ今度は私達・・・・と言うか遺跡調査隊の今後について決まった事を伝えておくわ」



私が帰った後に話合って決まった事があるんだろう。



「まずは調査隊の増員が決まったわ」



まあゴリラッタ教授を含めた10人がお亡くなりになって調査する人が少なくなってるからそれは当然だろう。



「人数は調査員30人、それとあの周囲を警戒する警備員として騎士20人が同行する事になったわ」



あの遺跡はキチンと最高危険度の遺跡に認定されたみたいね。



「もちろん貴女も調査に戻ってもらうわよ」



私はその言葉を聞き頷き口を開く。



「なら早速行こう!!早く!!」



時間は有限!!早く色々調べたい!!そう思いそう言うとシアが申し訳なさそうに口を開く。



「私達の出発は1週間後になるわ」



・・・・・・・・・・・・は?



「え?」



何でそんな事になってるのか分からず首を傾げて『え?』って言うとシアが申し訳なさそうな顔で口を開く。



「今回から参加する人達の準備に1週間かかるのよ」



私はそれを聞き首を傾げて口を開く。



「なら私だけでも先に行けばいいじゃん?」



遺跡までの道は覚えてるよ?



「リアには少し頼みたい事があるのよ」



・・・・・・・なんか嫌な予感しかしないんだけど!!と思いながら口を開く。



「何?」



私がそう聞くとシアが言いずらそうに視線を彷徨わせた後に私に視線を向けて口を開く。



「陛下やリリア様の前で【魔法】を使って欲しいのよ」



嫌な予感が当たりました!!

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