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本当にどうしよう!!
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「さてと」
模擬戦をした翌日私は城下街へとやって来た。
目的は元赤猫亭の料理人であるルルナさんに会いに来たのだ。
だけど元【赤猫亭】に来た時に思い出したのだ・・・・・ルルナさんの住んでいる場所を聞いていなかった事に!!本当にどうしよう!!
「さてと」
先程と同じ言葉を口にしながら周囲を見渡すと40代の男性2人が話をしながら歩いているのを見つけその男性達に近き声を掛ける。
「あの・・・すいません・・少し聞きたい事があるんですか」
私がそう声を掛けると2人の男性のうちの痩せた印象を持つ男性が私を見た後口を開く。
「なんだお嬢さん?」
どうやら怖い人じゃないみたいで安心しながら口を開く。
「えっと知り合い・・・を探してるんです、ルルナって言う人で前に【赤猫亭】で料理人をしていた人なんですけど」
私がそう言うと男性は口を開く。
「ああ、ルルナさんならこの先の【オリアナの酒場】で働いてるよ」
【オリアナの酒場】ね!助かる!!
「ありがとうございます、助かりました」
「おう」
私がお礼を言うと男性達はそう言って歩き出し、私は2人を見送った後に教えてもらった【オリアナの酒場】に向かい歩き出した。
教えてもらった【オリアナの酒場】は私がアグリに移住してから出来た場所らしく裏通りのさらに奥にあった。
見た目はかなりぼろいけどかなり大きな建物で100人は入りそうだ。
そしてその建物に討伐者らしき人達や街の人が出入りしているので店はやってるのだろう。
私は外見を見た後に店に入る。
「いらっしゃいませ!!」
店に入って中を見渡すと昼前なのにかなりの席が埋まっていてかなりの人気店だというのがわかりついでにお昼ご飯も食べていこうと思い空いている席にすわる。
「いらっしゃい、これメニューね」
50代位のふくよかなおば様が座ったのを見た私にメニューを置いて離れて行った。
私はメニュー表を開きどんな料理がるのかを見てみるとアクセリア帝国では一般的な料理であるパスタや煮物や焼き物とかがあり目新しい料理はないようだった。
「すいませーん!!」
メニュー表を見て香草焼きを食べたくなりスタッフのおば様に声を掛ける。
「決まったかい?」
私に呼ばれ駆け寄って来たおば様がそう聞いて来たので私は頷き口を開く。
「この鳥の香草焼きで、あと今日ってルルナさんって来てる?」
注文ついでにルルナさんの事をおば様に聞いてみるとおば様が首を傾げて口を開く。
「なんだいお嬢さんルルナの知り合いかい?」
私はその言葉に頷き口を開く。
「うん、ルルナさんには昔からよくしてもらってててね、此処で働いてるって聞いたから来てみたんだよ」
私がそう言うとおば様が口を開く。
「今キッチンで働いてるよ、お嬢さんの名前は何て言うんだい?伝えておくよ?」
「フローリア・ランズだよ、それと悪いけどルルナさんに話があるとも伝えてもらえるかな?仕事が終わるまで待ってるからって」
その言葉におば様が頷き口を開く。
「わかったわ、料理は少し待っていておくれ」
「うん」
おば様が離れて行った後に改めて周囲を見渡すと皆が笑顔で同行者と話をして酒を呑んでいたり笑顔で料理を食べていたりとこの酒場が良い酒場だというのが良くわかる位いい雰囲気だった。
まるで昔の【赤猫亭】みたいだった、ここならルルナさんも楽しく働けるだろう。
周囲を見ながらボケーっとしていると先程注文を受けてくれたおば様が料理をもって私の所へとやって来た。
「待たせたね」
おば様がそう言って私の前のテーブルに頼んだ香草焼きを置いてくれてその後におば様が口を開く。
「ルルナにお嬢さんの話はしておいたよ、それでルルナから伝言だ・・・・・・『今日は2時までだからその後に会おう』だってさ」
私は言葉に頷き口を開く。
模擬戦をした翌日私は城下街へとやって来た。
目的は元赤猫亭の料理人であるルルナさんに会いに来たのだ。
だけど元【赤猫亭】に来た時に思い出したのだ・・・・・ルルナさんの住んでいる場所を聞いていなかった事に!!本当にどうしよう!!
「さてと」
先程と同じ言葉を口にしながら周囲を見渡すと40代の男性2人が話をしながら歩いているのを見つけその男性達に近き声を掛ける。
「あの・・・すいません・・少し聞きたい事があるんですか」
私がそう声を掛けると2人の男性のうちの痩せた印象を持つ男性が私を見た後口を開く。
「なんだお嬢さん?」
どうやら怖い人じゃないみたいで安心しながら口を開く。
「えっと知り合い・・・を探してるんです、ルルナって言う人で前に【赤猫亭】で料理人をしていた人なんですけど」
私がそう言うと男性は口を開く。
「ああ、ルルナさんならこの先の【オリアナの酒場】で働いてるよ」
【オリアナの酒場】ね!助かる!!
「ありがとうございます、助かりました」
「おう」
私がお礼を言うと男性達はそう言って歩き出し、私は2人を見送った後に教えてもらった【オリアナの酒場】に向かい歩き出した。
教えてもらった【オリアナの酒場】は私がアグリに移住してから出来た場所らしく裏通りのさらに奥にあった。
見た目はかなりぼろいけどかなり大きな建物で100人は入りそうだ。
そしてその建物に討伐者らしき人達や街の人が出入りしているので店はやってるのだろう。
私は外見を見た後に店に入る。
「いらっしゃいませ!!」
店に入って中を見渡すと昼前なのにかなりの席が埋まっていてかなりの人気店だというのがわかりついでにお昼ご飯も食べていこうと思い空いている席にすわる。
「いらっしゃい、これメニューね」
50代位のふくよかなおば様が座ったのを見た私にメニューを置いて離れて行った。
私はメニュー表を開きどんな料理がるのかを見てみるとアクセリア帝国では一般的な料理であるパスタや煮物や焼き物とかがあり目新しい料理はないようだった。
「すいませーん!!」
メニュー表を見て香草焼きを食べたくなりスタッフのおば様に声を掛ける。
「決まったかい?」
私に呼ばれ駆け寄って来たおば様がそう聞いて来たので私は頷き口を開く。
「この鳥の香草焼きで、あと今日ってルルナさんって来てる?」
注文ついでにルルナさんの事をおば様に聞いてみるとおば様が首を傾げて口を開く。
「なんだいお嬢さんルルナの知り合いかい?」
私はその言葉に頷き口を開く。
「うん、ルルナさんには昔からよくしてもらってててね、此処で働いてるって聞いたから来てみたんだよ」
私がそう言うとおば様が口を開く。
「今キッチンで働いてるよ、お嬢さんの名前は何て言うんだい?伝えておくよ?」
「フローリア・ランズだよ、それと悪いけどルルナさんに話があるとも伝えてもらえるかな?仕事が終わるまで待ってるからって」
その言葉におば様が頷き口を開く。
「わかったわ、料理は少し待っていておくれ」
「うん」
おば様が離れて行った後に改めて周囲を見渡すと皆が笑顔で同行者と話をして酒を呑んでいたり笑顔で料理を食べていたりとこの酒場が良い酒場だというのが良くわかる位いい雰囲気だった。
まるで昔の【赤猫亭】みたいだった、ここならルルナさんも楽しく働けるだろう。
周囲を見ながらボケーっとしていると先程注文を受けてくれたおば様が料理をもって私の所へとやって来た。
「待たせたね」
おば様がそう言って私の前のテーブルに頼んだ香草焼きを置いてくれてその後におば様が口を開く。
「ルルナにお嬢さんの話はしておいたよ、それでルルナから伝言だ・・・・・・『今日は2時までだからその後に会おう』だってさ」
私は言葉に頷き口を開く。
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