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だったら問題ないじゃん!!
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シアの家に着いて直ぐにリビングで反省会の名を冠したお茶会が始まった。
「いやぁ・・まさか此処まで完膚なきまで打ちのめされられるとは思わなかったわ」
紅茶を一口飲んだ後にディアナが微笑みながらそう言って来たので私は苦笑しながら口を開く。
「まあこれでも一応Sランカーの探索者だからね」
アグリに移住してから魔術の実験がてら戦闘経験はかなりのモノだと思う。
ディアナに戦闘経験がないとは言わないけど今回は私の方が上だったってことだ。
私の言葉を聞いてディアナが少し考えた後に口を開く。
「ねえリア、アグリには多くのSランカーがいると聞くけど強い探索者はいっぱい居るの?」
「いるよ」
私がノータイムでそう答えると何故か嬉しそうな顔になり疑問に思い口を開く。
「何でそんなに嬉しそうなの?」
ディアナが微笑みながら口を開く。
「私よりも強い人がまだまだいる・・・・嬉しいじゃない」
・・・・・・・・・・・・・・・・やっぱり脳筋だねディアナは!!
「でもこれで気を遣う事も無くはのんびりできるね」
もう皇帝陛下や皇后様に会う事も無いし予定も無いからのんびりできる!!
「リア?ユリアン達と会うの忘れてない?」
あきれ顔でそう言って来るシアに私は口を開く。
「忘れてないよ、私が言った『気を遣う事も無く』ってのはもう皇帝陛下や皇后様に会う事も無くなるからホッとしてるって事よ」
私がそう言うとシアとディアナが何とも言えない顔で私を見てくるので何かとてもいやな予感がしてきた。
「え?私変な事言った?」
私がそう言うとシアがディアナと見つめ合ってから口を開く。
「ねえリア?たぶん貴女の望みは叶わないと思うわよ」
へ?
「え?なんで?え?」
私がシアの言葉に混乱してるとシアが申し訳なさそうに口を開く。
「理由の一つはリリア様が貴女の事を気に入ったからよ、あの方はきっと会いたがるわ」
・・・・・・そう言えばシアが『貴女の事を気に入ったって事よ」って言ってた気がする!!え?また皇后様に会わなきゃいけないの?嫌いじゃないけどこの国のトップに会うんだよ?気まずいじゃん!!
「それとあの模擬戦を陛下も見ていたからきっと陛下も貴女の事を気に入ると思うわ、リリア様からもリアに関しての様々な情報を得る事が出来るし」
ああああ!夫婦繋がりで私の事が伝わるって事ね!!
「でもほら私ただの平民だし皇帝陛下も興味を持たないかもよ?」
「「「それは無いわ」」」
「それは無い」
・・・・・・何でセレーヌさん・シア・ディアナ・アインハルト兄さんが声を揃えて否定するの?って言うかハモるとか本当に仲良しだね!!と思ってるとセレーヌさんが微笑みながら口を開く。
「リアちゃん?この国の皇帝を甘く見ない方がいいわよ?あの方は平民だからと優秀な人材を切り捨てるようなお人ではありません、むしろ国の為にその人材を優遇するような御方よ?だから貴女に興味を持たないとかは有り得ないのよ」
セレーヌさんは皇帝陛下と付き合いが長いためか確信したようにそう言って来た。
「まあ気に入ってくれたってのは素直に嬉しいけど、遺跡調査が終ったら帰るからもう会わないと思うよ?」
よく考えたら遺跡調査が終れば私はアグリに戻るつもりだったんだよね!!だったら問題ないじゃん!!
「いやぁ・・まさか此処まで完膚なきまで打ちのめされられるとは思わなかったわ」
紅茶を一口飲んだ後にディアナが微笑みながらそう言って来たので私は苦笑しながら口を開く。
「まあこれでも一応Sランカーの探索者だからね」
アグリに移住してから魔術の実験がてら戦闘経験はかなりのモノだと思う。
ディアナに戦闘経験がないとは言わないけど今回は私の方が上だったってことだ。
私の言葉を聞いてディアナが少し考えた後に口を開く。
「ねえリア、アグリには多くのSランカーがいると聞くけど強い探索者はいっぱい居るの?」
「いるよ」
私がノータイムでそう答えると何故か嬉しそうな顔になり疑問に思い口を開く。
「何でそんなに嬉しそうなの?」
ディアナが微笑みながら口を開く。
「私よりも強い人がまだまだいる・・・・嬉しいじゃない」
・・・・・・・・・・・・・・・・やっぱり脳筋だねディアナは!!
「でもこれで気を遣う事も無くはのんびりできるね」
もう皇帝陛下や皇后様に会う事も無いし予定も無いからのんびりできる!!
「リア?ユリアン達と会うの忘れてない?」
あきれ顔でそう言って来るシアに私は口を開く。
「忘れてないよ、私が言った『気を遣う事も無く』ってのはもう皇帝陛下や皇后様に会う事も無くなるからホッとしてるって事よ」
私がそう言うとシアとディアナが何とも言えない顔で私を見てくるので何かとてもいやな予感がしてきた。
「え?私変な事言った?」
私がそう言うとシアがディアナと見つめ合ってから口を開く。
「ねえリア?たぶん貴女の望みは叶わないと思うわよ」
へ?
「え?なんで?え?」
私がシアの言葉に混乱してるとシアが申し訳なさそうに口を開く。
「理由の一つはリリア様が貴女の事を気に入ったからよ、あの方はきっと会いたがるわ」
・・・・・・そう言えばシアが『貴女の事を気に入ったって事よ」って言ってた気がする!!え?また皇后様に会わなきゃいけないの?嫌いじゃないけどこの国のトップに会うんだよ?気まずいじゃん!!
「それとあの模擬戦を陛下も見ていたからきっと陛下も貴女の事を気に入ると思うわ、リリア様からもリアに関しての様々な情報を得る事が出来るし」
ああああ!夫婦繋がりで私の事が伝わるって事ね!!
「でもほら私ただの平民だし皇帝陛下も興味を持たないかもよ?」
「「「それは無いわ」」」
「それは無い」
・・・・・・何でセレーヌさん・シア・ディアナ・アインハルト兄さんが声を揃えて否定するの?って言うかハモるとか本当に仲良しだね!!と思ってるとセレーヌさんが微笑みながら口を開く。
「リアちゃん?この国の皇帝を甘く見ない方がいいわよ?あの方は平民だからと優秀な人材を切り捨てるようなお人ではありません、むしろ国の為にその人材を優遇するような御方よ?だから貴女に興味を持たないとかは有り得ないのよ」
セレーヌさんは皇帝陛下と付き合いが長いためか確信したようにそう言って来た。
「まあ気に入ってくれたってのは素直に嬉しいけど、遺跡調査が終ったら帰るからもう会わないと思うよ?」
よく考えたら遺跡調査が終れば私はアグリに戻るつもりだったんだよね!!だったら問題ないじゃん!!
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