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納得しかできない!!
しおりを挟むディアナを見ていたシアが呆れ顔で口を開く。
「はいはい・・・帰りましようね」
シアがディアナの背を押しながら歩き出しその後を追いかけようとして足を止めて振り返り口を開く。
「オリアニアさんまたね」
まさか声を掛けられるとは思ってんかったようで驚いた顔をした後微笑み口を開く。
「ああ、また合おう」
私はオリアニアさんの言葉に頷いて振り返りシア達を追いかけるように訓練所を出た。
「さすがリアちゃんね!!」
訓練所を出てすぐにシア達と合流したセレーナさんがさんがそう言葉をかけてくれた。
「やっぱりリアは凄いな、俺だってディアナと戦うと苦労するんだよ?それなのに手も足も出させず勝つなんて・・・やっぱり俺の妹は凄い」
・・・・・・・あれ?いつの間に私ってアインハルト兄さんの妹になったんだっけ?それとアインハルト兄さん?私を褒めてるけど隣に立ってるディアナが落ち込み始めたよ?
「あ」
そう言えば皇帝陛下が来るのを黙ってたシアに文句を言わないと!!
「どうしたのリア?」
私がいきなり『あ』って言ったらその言葉に気がついたシアがそう声を掛けて来たので私はシアを睨みながら口を開く。
「ねえシア?私は皇帝陛下が来るなんて聞いてなかったんだけど?」
私がそう言うとシアが視線を逸らし口を開く。
「私も聞かされてなかったわ、でも予想はしてた」
「ん?どう言う事?」
言ってる意味が分からない、どうやったら皇帝陛下が来るって予想が出来るのさ?と思い首を傾げるとシアが苦笑しながら口を開く。
「だってリリア様が見に来るのよ?だったらその話を聞いた皇帝陛下が『自分も見に行く』ってなってもおかしくないわ」
「あ」
確かにその通りだ!!言われてみれば納得しかできない!!そりゃ奥さんに『明日面白そうな模擬戦をやるから見に行く』とでも言われれば興味が出て来て見に行きたくもなるね!!
と納得していたらニコニコ顔のセレーナさんが微笑みながら口を開く。
「私も何も聞いていないからね?まあ来るとは思ってたけど」
「出来ればその時に教えて欲しかった」
私の言葉にアインハルト兄さんが微笑みながら口を開く。
「きっと君が逃げるだろうから2人供何も言わなかったんだよ、模擬戦当日に主役がいないと皇帝陛下と皇后様が困るからね」
アインハルト兄さんの言葉を聞き2人を見るとシアは視線を逸らし、セレーナさんはニコニコと微笑みながら私を見ていた。
「でもほら無事に模擬戦も終わったし結果オーライよ」
セレーナさんの言葉に思わず溜息をつき口を開く。
「全然結果オーライじゃない・・・・心臓に悪い」
もうね・・・・皇帝陛下と判った時私がどんな気持ちだったかを1時間位かけて教えたい!!
「それじゃあ帰りましょうか」
私の葛藤を知らずにニコニコ顔のセレーナさんが微笑みながらそう言って来たので私達はシアの家に帰ることになった。
「あれ?何でディアナが一緒に馬車に乗ってるの?」
馬車に乗り込んでホット一息ついた時にディアナが馬車に乗り込んできた。
「ん?セレーヌ様にお茶会に誘われたからだが?」
ディアナの言葉にセレーヌさんに視線を向けるとセレーヌさんが微笑みながら口を開く。
「だって模擬戦が終ったらさよならなんてつまらないでしょう?だからお茶でも飲みながらゆっくりと話をしたらどうかと思って誘ったのよ」
まあいいけどさ。
「はいはい・・・帰りましようね」
シアがディアナの背を押しながら歩き出しその後を追いかけようとして足を止めて振り返り口を開く。
「オリアニアさんまたね」
まさか声を掛けられるとは思ってんかったようで驚いた顔をした後微笑み口を開く。
「ああ、また合おう」
私はオリアニアさんの言葉に頷いて振り返りシア達を追いかけるように訓練所を出た。
「さすがリアちゃんね!!」
訓練所を出てすぐにシア達と合流したセレーナさんがさんがそう言葉をかけてくれた。
「やっぱりリアは凄いな、俺だってディアナと戦うと苦労するんだよ?それなのに手も足も出させず勝つなんて・・・やっぱり俺の妹は凄い」
・・・・・・・あれ?いつの間に私ってアインハルト兄さんの妹になったんだっけ?それとアインハルト兄さん?私を褒めてるけど隣に立ってるディアナが落ち込み始めたよ?
「あ」
そう言えば皇帝陛下が来るのを黙ってたシアに文句を言わないと!!
「どうしたのリア?」
私がいきなり『あ』って言ったらその言葉に気がついたシアがそう声を掛けて来たので私はシアを睨みながら口を開く。
「ねえシア?私は皇帝陛下が来るなんて聞いてなかったんだけど?」
私がそう言うとシアが視線を逸らし口を開く。
「私も聞かされてなかったわ、でも予想はしてた」
「ん?どう言う事?」
言ってる意味が分からない、どうやったら皇帝陛下が来るって予想が出来るのさ?と思い首を傾げるとシアが苦笑しながら口を開く。
「だってリリア様が見に来るのよ?だったらその話を聞いた皇帝陛下が『自分も見に行く』ってなってもおかしくないわ」
「あ」
確かにその通りだ!!言われてみれば納得しかできない!!そりゃ奥さんに『明日面白そうな模擬戦をやるから見に行く』とでも言われれば興味が出て来て見に行きたくもなるね!!
と納得していたらニコニコ顔のセレーナさんが微笑みながら口を開く。
「私も何も聞いていないからね?まあ来るとは思ってたけど」
「出来ればその時に教えて欲しかった」
私の言葉にアインハルト兄さんが微笑みながら口を開く。
「きっと君が逃げるだろうから2人供何も言わなかったんだよ、模擬戦当日に主役がいないと皇帝陛下と皇后様が困るからね」
アインハルト兄さんの言葉を聞き2人を見るとシアは視線を逸らし、セレーナさんはニコニコと微笑みながら私を見ていた。
「でもほら無事に模擬戦も終わったし結果オーライよ」
セレーナさんの言葉に思わず溜息をつき口を開く。
「全然結果オーライじゃない・・・・心臓に悪い」
もうね・・・・皇帝陛下と判った時私がどんな気持ちだったかを1時間位かけて教えたい!!
「それじゃあ帰りましょうか」
私の葛藤を知らずにニコニコ顔のセレーナさんが微笑みながらそう言って来たので私達はシアの家に帰ることになった。
「あれ?何でディアナが一緒に馬車に乗ってるの?」
馬車に乗り込んでホット一息ついた時にディアナが馬車に乗り込んできた。
「ん?セレーヌ様にお茶会に誘われたからだが?」
ディアナの言葉にセレーヌさんに視線を向けるとセレーヌさんが微笑みながら口を開く。
「だって模擬戦が終ったらさよならなんてつまらないでしょう?だからお茶でも飲みながらゆっくりと話をしたらどうかと思って誘ったのよ」
まあいいけどさ。
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